第46話

俺たちは科学部の部室に向かった。


「こんちは〜へ?」と俺たちは部室に入った。


そこにはだらしがない部室が広がっていた。お菓子の散らかしや漫画のなんかも広がっていた。部長はゲーム(今は懐かしいP S◯で)をして遊んでいる。

いくらここが科学部の部室だからって好き勝手やちすぎだろ。


「へ?ああ〜君たちかい。いらっしゃい!」

と大慌てで立ち上がる白鳥向日葵(しらとりひまわり)


「大丈夫です。でもなんでこんなに散らかってるんですか?ロリ先輩?」


「誰がロリ先輩だ!!誰が!いや〜これはもう部活決まったんだけど科学部のありのままをみせようと思ってんね!!隠し事は良くないから」


「いやもう俺たち来ないと思ったでしょ。どうせ来ないから散らかしても大丈夫だと思ったでしょ絶対」


「そんなこと思ってないよ〜」と目を逸らしたロリ先輩。


「それよりロリ先輩何してたんですか?」


「ロリ言うな!!まぁモン◯ンだけど」


「一人でですか?」


「そうだけど」と少しぶっきらぼうにいう。


この人友達いないんだろうか?大丈夫かな?


「今、この人友達いないのだろうか?とか思ったでしょ」


「正直思いましーぶべ!!」後ろから恵に殴られてしまった。


「あんたはもう少し気を使いなさい!!」


「はは別にいいよ。友達少ないのは事実だしはは」と虚ろな目で言われた。


「大丈夫ですよ!ほら先輩可愛いですしなぁ恭一?」


「ええ!僕?確かに先輩は可愛らしいけど」


これで機嫌が治るかな


「でへへ〜そうかな?私可愛いな〜」


この人意外とちょろいな。


「そういえば今日は部活何するんですか?」


「え!え〜と各自自由!!なんちゃって〜」


「帰ります」


「待って待ってよ!!」

と言いながら半泣きでしがみついてくる先輩。


「ええ〜でもやることないんでしょ?」


「それはほら!ゲームなんかどう?ゲームキュウ◯あるしスマ◯ラあるし一緒にやろうよ」


「流石に私たちもそんなに暇じゃないですし」と恵が言ったがしかし


「やりましょう。みんなで!いで」


「何でよ!!」


「だって楽しそうじゃん。それにあの二人は乗り気だぞ」俺はテレビで配線をさして準備する天野さんと恭一。


「ええ!何で準備してんの?」


「いや〜楽しそうだなって」


「僕も部活でゲームなんてやってみたい」


「お前だけだぞ。どうする〜イデデデデ何しやがる!!」


「顔がムカついた」


「君たち二人とも仲良いね。付き合ってるの?」と先輩が褒めてくれた


「いや〜それほどでも実は付き合って」


「ないでしょ!!全くこの口か。この口がそんな適当いうのは!!」

と言いながら俺の口を引っ張られた。


「ずみまぜん。痛いから離しくれ」


「本当仲良いね。二人」


「ええ〜先輩目ついてます?」と恵がひどいことを言う。


「ついてるよ。ちゃんと仲良く見えるよ」


「う。そうだ!早くゲームしましょう!ね?先輩」


「誤魔化したね〜」とイラッとする顔で言うロリ先輩。


イラっとしたのか恵は先輩のところにいきそしてー


ロリ先輩の頬を引っ張る。


「いひゃい!いひゃい!!」


「ゲームの準備出来たけど。どういうチーム分けする?」と配線を終えた恭一が聞いてきた。


「くじ引きでいいんじゃないか。4人プレイだし一つハズレ作って」


「でも、何でクジ作る。割り箸とかあるかな?」


「あるよ。割り箸。確か鞄に」と言いながら鞄から割り箸を出す天野。


「さすがだな。いつもバイト終わりに持って帰ってるだけあるな」


「ええ!みてたの!」


「うん。というか毎回バイト終わりに取ってれば目にも入るだろ」

この子バイト終わりに無料のワサビや割り箸毎回買い物ついでにとってるんだよな〜


「う。これからは気をつけて取るようにします」


それでも取るのはやめないんだな。

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幼なじみタイムトラベル ダラダラ @yume3303

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