第40話 

俺は泣いていたそう◯んちゃんの映画を見て。


「翔泣きすぎでしょ」


「お前は!この話で泣けんのか」


「もうちょっと声落として!みんな見てるよ!」


「く、仕方ない。終わったら覚えてろよ」


「ええ〜」


映画が終わった後元樹から着信あることがあることに気が付き。


メールには『駅にて待つ』と書いてあったあいつは果たし状を送りつける武士かよと思いつつ俺たちは駅に向かった。


「やっと来たか」


お前はラスボスかよ


「ごめん〜待った〜💕」


「気色悪い声出すな!それに何で置いて行ったんだよ!」


「いや、そのほうが面白いかなって思って。」


「面白いってお前!」


「それに来るの時間かかったろ?現に時間が掛かってるだろ」


「う、それは」

言い淀む元樹。現に数時間掛かってるんだからあのまま待っても変わらんだろうし。


「まぁまぁ合流できたんだから良いじゃん」


恭一が間に入り


「ふん!まぁいい。今日は俺の童貞卒業の日だ。許してやろう」


なんて言った。


お前の自信はどこから来るんだよ。怪しい店でも行く気か?未成年だろう


「はぁいいだろう。みせてもらおうか貴様のナンパ力というものを」


「いいだろう」元樹もノリに乗る


だが恭一が

「そんなものがあったらもう彼女ぐらいできてるけどね」


「「(無視)よしいくか!」」


「はぁ。なんだかんだ仲良いよね。二人」


三十分後


「駄目だ〜俺たちにはレベル高すぎたんだよ」俺は諦めムード


「いやいや翔諦めるのはやすぎでしょ!」


「そうだ。いつものあの横柄な態度ならお茶までいけるだろ」


「だったらお前らも声かけろよ。元樹あの人なんかどうだ?」


「いいねぇ。後ろ姿がいい!」


「声かけてこいよ。元樹」


「いや一人じゃハードル高いだろ!」


「よく聞け元樹」


「独り占めしたいと思わないか?元樹」俺は肩を置き元樹に諭す。


「いや、まあ思うけど」


「なら行けお前が彼女を待っている!ニヒ」ワン○ースの◯ジャー風に言った俺。

完全に決まったな。


「おう!」

のせられそのまま行ってしまう元樹。


「のせるのうますぎでしょ」と突っ込む恭一。


「いやいやあいつが単純なだけだ。面白いことが起きるかもしれん。」


「何さ突然」心底疑問そうな恭一。


「いいからみてろ」

俺は元樹の方に視線を向けるようにいう


「彼女俺と一緒にお茶しない!」元樹声掛けて彼女。


「あ〜ら。ぼ~やいいわよ。どこ行く?」元樹がかけたのは彼女だけど彼女ない人だった。


「いや!僕の勘違いでした!すいませんでした!!」逃げる元樹。


「何で逃げんだよ。ナンパ成功だろ〜」


「お前な〜」元樹に胸ぐらを掴まれた。


「ぷはははは」笑う恭一。


「もういいお前らには頼まん!俺一人でナンパいく!」と行こうとする元樹。


「おい。待てよ悪かった許してくれぷははって何立ち止まってるんだ」


「翔俺は今恋しちまったぜ。」

突然変なことを言う元樹。

「いや、お前いくらモテないからって男色はよくないだろ」

諭すようにいう俺


「誰がお前のことを言ったんだろ俺はあの人のことを言った!」


元樹の指の方向を見る

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