第38話
俺はその日友人二人に天野家の俺の活躍を話した。
なぜ話したかと言うと恭一と元樹に聞かれたからである。それ以下でもそれ以上もない。そして俺の活躍を事細かに二人に伝えてやった。
「嘘つけ」元樹がそんなこという
こいつ相当失礼だなまぁあわからんでないが。
「嘘はないだろ。本当だ。」
嘘偽りはない
「「はははははは」」
何でこいつら笑ってんだ面白いことは言ってないぞ
「いや、お前そんなアニメの主人公みたいなことがあるわけないだろぷはは」
あるんだよそれが実際俺は過去に来てるしな
「翔もそんなこと言うんだね」恭一もそんなことを言って信じてない様子だ。
「事実は小説より奇なり。信じろよ」俺は不満そうに言った。
「だったら天野に聞こうぜ」という元樹
「いいだろう」俺は自信満々に答えた。
「おーい!天野ちょっといいか?」
俺は恵と天野が話しているところを呼んだ。なぜか恵まで来たがいいか。
「ちょっと何よ?」
「いや何。この天野家での活躍のことをこいつらに話したんだが本当だよな?」
「「・・・・」」なぜか固まる二人
「なぜ固まる?」
「いや私たち春香のお父さんにどんなこと言って立ち直せたとかわかんないし」
「私も聞いてないかな〜」
何だと!それじゃ証明できないじゃないか!
「でも立ち直せたのは本当だよな?」
「それに関しては間違いないかな多分。」と天野がいう。
「多分っておい」
「だってまだお父さんが立ち直ったかわかんないしそれに一緒に焼肉食べて競馬予想してたでしょ?」
「う。それは」俺はたじろぐ。
「そうね。朝来てみれば焼肉の惨状が凄かったし一体どういう手で立ち直せたのか不思議ね電話では話せるぐらいまで回復したとしか聞いてないから」
「あれ?話してなかったか?」
「話してないわよ」
「私も気になるかなお父さんのことだし」
「んじゃあ。話してやる快く聞け。」
俺は天野父が立ち直るまでを話した。
話した後。
「「あはははははは」」二人は笑う
「そんな漫画の主人公みたいなこと言ったの?」という恵。
「でも、狩野くんらしいね」
「笑うことないだろ」と膨れる俺。
「でも、そんな狩野くん好きだよ」と天野がいう。
まじかよそんなこと言われたらドキッとしてしまう。俺が照れていると。
「なぁ俺たち友達だよな?」と元樹が肩を置きながら言った。
「そうだな」
どうした気持ち悪い
「友達なら彼女ができる時も一緒だよな?」唐突に気持ち悪いこと言うなこいつ。
「僕ら友達だもね」恭一もそんなこと言う。
「当たり前だろ。当然裏切るに決まってるだろ。」俺は笑顔でいう。
「「死刑だ」「死刑だね」」
「狩野くんバイバイ」「馬鹿ばっかり」と言って恵たちは席に戻った。
「ちょっと痛い。痛い!」
俺の悲鳴が教室に響き今日が始まった。
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