第31話

天野家に着いた。


「着いたがまず天野鍵を開けてくれ」


「うん。って言いたいけど鍵家の中なんだよね〜」と恥ずかしそうに頭をかく。


「仕方ない。チャイム鳴らすか」


ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン


「ダメだな。返事がない」


「お父さんもいないかも居ないかも多分。競馬かパチンコかも」


「今週確か大レースだかな〜買いに言ったのかもな」


今はネットが普及してないからなー


「狩野くん競馬詳しいね〜馬好きなの?」


「ま、まあテレビでみるぐらいだ」


言えない。未来であらかたギャンブルしたことは。


「まあいいじゃないそんなことは!鍵は閉まってるし!どこか空いてないかみましょう」


「そうだな!」


(すまん!恵気を使わせて)


(何のことよ。それより中入るわよ)


「何二人で内緒話?」と少し膨れたようにいう天野。


「何でもないわよね?翔?」


「そうだな。恵?それよりどこか空いてないかみるか?」


「そうね」


数分後


「だめだ空いてない」


「どこも空いてないわね。今日は帰る。誰も居ないし」


「とりあえず天野の父親がいつ帰るかわからないからそれは避けたいな〜今帰っても問題の先おくりな気がしてならないし」


それにお告げ?のことも気になるし。


「仕方がないここは一つピッキングしてみるか」


「はぁ?あんたなに?言い出すのよ?素人の私たちができるわけないでしょ」


「そうだね〜鍵壊すのは少しな〜」


二人は怪訝そう


「まぁ大丈夫だろ。道具あるし」


「何でそんなもなあんのよ!!」


「親父が持ってたんだよみてろ」


「あ!翔ちょっと壊さないでよ」


かちゃかちゃ


「ちょっとほんと壊さないでよ」と心配そうな恵。


カチャン

「あいた」


「「ええええええええええ」」


「ちょっと早すぎでしょ!30秒くらいしかたってないわよ!!」


「そうだよ〜!プロ並みだよ!!」


「どうだ。すごいだろ。」


「自信満々だけど何でできんのよ?」


「自然とできるようになった」


なんせ家賃が払えなくて鍵締められたり、開かなくなった金庫を開けたりしてアルバイトをしてたんだ未来で。


「怪しい」恵が言ったが俺は


「そんなことはいいだろう入ろう!」


「そうだね〜怪しいけど」


「それもそうね怪しいけど」


二人して怪しい怪しいってひどい!!まぁ二人の立場なら怪しむけど。


「いいから早く入るぞ。」


俺たちは天野家に入ることに成功した。

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