第28話
「今日はとりあえず恵の家に泊めてもらえ」と俺は言った。
「そうね。ちょうど週末だしとりあえず3日ぐらい泊まりなさい」
「でも悪いよー」
「何遠慮してんのよ!来なさい!」
「ちょっと引っ張らないでよ〜!」
恵が強引に連れてこうとしてる。まぁそれも悪くないだろ。
「今日はここで解散だな。今日は任せても大丈夫か?」
「大丈夫よ!さあ行くわよ!」
「ちょっとだから引っ張らないで〜でば!」
大丈夫そうだな。
「んじゃな〜」俺が言った。
「あ、バイバイ狩野くん」と天野が笑いながら言った。
何と言うかかわいいな。
「翔、明日私のうちで作戦会議だからね!」
「うい。明日恵の家に行くはー」
俺と恵たちは別れた。
「はぁどうするかなー」と言う俺。
暇だしあそこに行くかー
俺は早速例の場所に向かった。
「どうすればいいかな俺?」俺は墓参りに来ていた。
いつも辛い時悲しい時に来ていたりする。ここに来れば何か変わる訳ではないが家族に会える気がしていつも来ていた。
「どうしようかな俺ほんと」としばらく歩く俺
この先見晴らしが良くていい場所がある俺はいつもそこで考え事をする。
「はぁついた!うわーここは本当変わらないな!」
ここで一本飲むか!だだし酒じゃないよ。普通のジュース。
「プハー生き返る。はぁどうすかねー天野の件」
本当に難しいぞ人の更生は俺も更生できなかったからなー
はぁどうすれば。
???「お困りかね。少年!」
「誰だ!!」って本当誰?
そこには小学生くらいの子供がいた。
「僕はあなたのお悩み事を聞きたいんだよ!」
しかも僕っ子だ可愛いな。
「何だよ小さいのに偉いな〜」なでなで
「ふにゃ〜じゃない!僕はあなたの悩みが聞きたいんだよあと子供扱い禁止!」
「俺は翔だ。そっちは?」
「えーと僕はか、いや天使だ!」
どちらかと言うと幽霊だろ場所的に。
それともほんとの天使(てんし)って名前なのか?
「よろしくな天使ちゃん?でもここで一人で遊ぶのは良くないぞ〜お化けが出るからな」
「お化けなんているわけないじゃないですか?僕そんな非科学的なこと信じません!」
この子供可愛くないな。いや、可愛いのは可愛いだが可愛げがない。
「お〜い。あまり動くとパンツみえるぞーみえてるけど」
バサッとすぐに隠す。
「変態。僕のアダルティーな下着見たでしょ!」と言う自称天使ちゃん
「確かにアダルティーではあったな黒だし」
「あ!ほんとにみたな!!このくそロリコン」
「お前みたいなペッタンに興味ない!どちらかというとボインが好きだ。」
「ボインが偉いか!!」
「偉い!!!」と俺は叫んだ。
「うわー」と引く僕っ子
「茶番はこれくらいにして本当に帰らないと危ないぞ」
「そう言うわけには行かないなー僕は君の悩みを聞きに来たんだから」
何だこの幼女は?
「ほんと偉いな〜帰りは気をつけるんだぞ〜転ぶからなー」と俺は優しく諭すが。
「子供あつかいしない!返そうとしない!僕は神様に言われて君の悩みを聞きに来たんだよ!」
「神様〜?ふ〜ん」
「何さ?」と怯えたように後ずさる。
俺はゆっくり近づき頬を引っ張る。
「いひゃい!いひゃい!!って!何をするさ!バチ当たるよ!!」と自称天使ちゃん怒る。
「いや実態はあるのかと思ってな。あるな実態。」
「あるよ!それは!」と怒り出す天使ちゃん。
「はは、悪いでもよ天使なら俺が言わなくても何で悩んでるかわかるだろ」
「う、そそれはううるさい!いいからさっさと悩みいいなさい!言わないと罰点(ばってん)にしちゃうからね!」
「何だよ。罰点(ばってん)って?」
「ふふふ。それはねー人間には点数があってねある一定まで下がると地獄行きそしてさらに下がるとー」
「下がるとー」と俺は唾を飲み込んだ。
「鶏になちゃうんだよ!!」
「こ◯亀じゃねえか!!」
「いひゃい!いひゃい!」
「全く大人をからかうなよな」呆れたようにいう俺。
「からかってないよ。」
「!!」
俺は驚いた。その少女は本気の目に。今までの勘で何となくわかる。
本当にからかってないんだなっと。
「ごくり」思わず息を呑んでしまう。
「ま、まぁ話してやらんこともないがな。」
「話して」と少女が言った。
その顔にドキッとした。なぜか自分でも話さなくちゃいけない気がした。
なぜかわからない。本能的に話さなくてはいけないと思ったからだ。
(こいつほんと何者なんだ?)
「仕方ない話すか。なんだか負けた気分になるが。」
「君は何と戦ってるんだい?」と突っ込まれる。
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