第23話
「思い出せる未来ある?」と聞いてくる幼馴染
「ああ。まずはー」ここ過去に何が起こるか軽く説明する。
「大地震にみんながスマホ、薄型になるテレビ日本の貧困化。なんか信じられないわけじゃないけど本当なの?」
「まあ地震に関しては日本じゃ何回も起こるしなーだだここ数年でITが革新的に進化するぞ」
「真実られなくはないわね。ドラえも◯とかあるわけだし」
天然か
「ドラえも○あるなんて言ってないぞ」とやんわり否定する
「ドラえ◯んないの?」本気
「ないよ!」めずらすくツッコミ入れる
「んじゃ!ドラ◯ちゃんやコ○助は?」
「ない!」
「何でないのよ?」と本気で聞いてくる
「ないものはないぞ。そこまでAIは発展してない!」
「嘘よー!!」と叫ぶ恵
しばらくして落ち着けたあと
「こほん。取り乱したわね」と恵が言った。
「そうだな。まぁ未来の話はそれくらいだまぁ宝くじとかの番号は期待するな。
あとは株なんかは今のうちに買うのをお勧めするな」
「なんか怪しいセールスみたい」と胡散臭そうにいう
「嘘じゃない。ここ数年はアメリカ株と大手企業株を買うのが間違いない」
「ふーん。根拠は?」と恵が尋ねる
「根拠ねーまぁこれから世界の人口はどうなると思う?」と尋ねる俺
「増えるわね。それがどうしたのよってあ!そうか!」
「そうだ経済規模そのものが大きくなる。そうなると先進国の株価が高くなる」
「だけど下がる時期もあるわよね?」
「まあな。疫病、日本じゃ大震災、総理大臣が変わった時も株価下がった時もあったなそれにー」
「待った!待った!それ以上はいいから」と止める幼馴染
「何でだ?」と疑問を持つ俺
「あんまり未来を知り過ぎると良くない!」と慌てて言う
「タイムパラドックスか?」と俺は聞く
「それもあるけどズルしてる気分になるから」と言う幼馴染
「ズルってお前子供みたいなこと」
「まだ子供よ。だらかまだ知らなくてもいいの」
俺は驚いた。こんな女子高校生はいただろうか?はっきり言って未来の自分より大人に写った。
「それにその未来の情報とかはあんたが未来を変えるときに使えばいいんじゃない。今の私には必要ないしそれにー」
「それに?」
「つまらないじゃない!」彼女はそういった
「はは、敵わないな本当に」俺は思わず言った。
「はい?」と幼馴染が言った。
「いや、何でもない」と俺は言った
「そう」と少し赤くしながら言った
「「・・・」」沈黙ができる
「今日はもう終わりにするか?」と言う俺の問いに
「そうね。今日はお開きにしましょう」と言う幼馴染
そしてお開きになった
その帰り道に夕食を買うためにスーパーに行った帰り道。
そこで天野の後ろ姿をみた
「よう。今日も頑張ってるなバイト終わりか?」と天野に声をかけた。
「・・・」と天野は答えなかった
「おーい。天野!」と少し強めに言った
「え。なになに!なんだ狩野くんかー驚かさないでよー」と言われた
「さっきから何度か呼んでいるんだが」俺は困惑した
「ええ!それはごめん。」なんか酷く疲れてそうだな
「大丈夫か?なんか酷く疲れてそうだが?」と俺は心配で聞いた。
「大丈夫だよーそんなにやばそうに見えた?」と言う問いに
「そうだな。俺の目からみて酷く疲れた様子だったが」と答えた。
「大丈夫!大丈夫だよー」と天野は笑顔で答えた
「もし心配事や悩みがあるなら俺じゃなくても恵に相談しろよ」と言う俺
その言葉に目を見開いて驚いてる。
「狩野くんがそう言うこと言うなんて驚きだよー」
なんて失礼なことを言うのだろうこの子は。それとも過去の俺はそんなに非情に写ったのだろうか?
「俺がこんなこと言うのはおかしいか?」と恐る恐る聞く
「はは、そんなことないけど最近まで私のことあまり知らなかったのにまさかそんなことを言ってもらえるなんて思わなかったからさ〜」
「そうだな。知り合ったのは最近だがまぁ後悔だけはしたくないからな」
「・・・」
「何だよ」
「驚きだよー狩野くんそんな熱いキャラだったなんて」
「意外と熱いんだよ」と俺は言った
「ほんと以外だよー」と笑いながら言った。
天野続けてこういった
「もしだよ、もし狩野くんが自分じゃどうしようもないことがあってそれを解決するために動いてもダメならどうする?」
その問いに俺はドキッとした。これは未来を経験した俺への挑戦かなと思たりもした。
その問いに俺は
「人を頼ってみるかな」
「それが難しい時は」
頓知(とんち)かな?
「それでも難しい時は全力で解決まで進めるかな」
「それが失敗しても?」
「そうだな」
「強いね」と言われてしまった
「強くはないさ。ただ不器用で失敗ばかりの男がただの二本の足で足掻いてるそれだけの話だ」
続けてこう言った
「それにな天野人間一人じゃ無理なことでも二人なら案外どうにかなることもたくさんある」俺が言ったあと一瞬間が空き
「あははははは。臭いよそのセリフ」と笑う天野
「臭くて悪かったな」とむくれる俺
「でも、ありがとう。少し元気でた」
「そうか」と俺は答える
「んじゃあねー」
「じゃあな」
そうして俺たちは別れた。
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