第20話
昼休みになり
「朝はヒデー目にあったぜ」と元樹が言う
「ほーそうだったんだな大変だったな」と俺も返す
「半分以上はお前のせいだけどな」
無視
「そういえば元樹今日も部活か?」
「無視するな!とそうだな今日も部活だな。お前も柔道部入る気になったか?
「それはない。」
「何でだよ!」
「興味がない!」
「じゃあなんで聞いたんだよ!」
「いや、だだ聞いただけだ」
「と言うかお前たち二人揃って半帰宅部みたいなのに入ってんだよな?」
「そうだよ。僕たち帰宅部」
「「イエーい」」とハイタッチ
「何だよそのノリ」と呆れる
「青春しないのかよ」
「それを言われるとね」と恭一は言った
「部活だけが青春じゃないだろ」俺は言った
「何だよそれ以外って」
「そ!れ!は!彼女を作ること」
ズドン
「「・・・・」」二人は固まった。
「だけど俺たちには難易度高くないか」と恐る恐る聞く元樹
「そこで恭一様が出でくるんですよ」
「何?恭一が合コン組んでくれるのか!」
「組まないよ!そんな知り合いいないし」
「大丈夫そん時はナンパだ。恭一はイケメンだから成功するはずだ」
「絶対無理無理」と全力で否定する
元樹も「恭一となら成功するかも」と言っている。
「よって今週の週末ナンパをしに行きます」
「ノリで言うのやめようよ。大体ナンパなんてできるのやり方知ってんの?」
「いや知らない」
「ならやめようよ」
「だが諦めたくないな。おーい天野さん、恵ちょっときてくれ」
「何よこれからナンパの練習したいんだが協力してくれ。」
「はーなにそのくだらないの。パス」と早々に立ち去ろうとした
そこで俺は「仕方ない天野協力してくれ」
「ええーできないよー」と天野が言う
「大丈夫!練習だから練習」
「ちょっと何で春香までやることになってんの」
「いやだって恵が協力してくんないだからせめて天野さんだけでもと思っただけどな」
「私はいいよー」
「「」」二人の視線「何よ」「「」」
「もう!わかったからやるから!」
「よし!」とガッツポーズを取った。
「これだけでナンパ成功と言っていいのでは」と自信満々にいう
「いやいやよくねえだろ」と元樹が突っ込む
「んじゃあお前から見本見せろよ。」
「何でだよ!」
「はぁー自信ないのか」と煽る俺
「そんなんじゃない!」
「なら大丈夫だろ。みたいなー元樹の女を落とすとこ」
「いいだろう!」と自信満々にいくあいつの自信はどこから来るのだろう。
「二人は元樹のナンパ力を点数にしてくれ。」
「何で私が」という恵に
「まぁまぁと宥める天野さん
「はじめるぞ。よーいスタート」
「へい!彼女ナイスガイの俺とお茶しない?」
「10点」と恵が言う
「何でだよ!30点ぐらいはあっただろ」
それでも低いぞ元樹
「天野さんは」
「25点くらいかなー」
「二人の理由を聞いても」
「始まりのナイスガイが寒い」と恵言った
「ナイスガイの件が意味わからなかった」と天野さんはいう。
「う、もういい大丈夫だ」と言い背中が丸まってしまう元樹。
「次恭一だな」
「もう僕もやるの?」
「当たり前だ」
「はあ」
「よーいスタート」
「ねえそこの可愛い彼女美味しい喫茶店でお茶しない?」
「慣れてるな」
「慣れてるわね」
「慣れてますなー」
「慣れてんな」
「ちょっと!慣れてないから!」恭一は否定した。
「次だな次」と元樹が言い。
「あ、僕お腹痛くなちゃた」と俺は誤魔化そうとした。
「逃がすか」と阻む元樹。
「翔だけ逃げるのずるいよー」と言う恭一。
「ち、逃げられないか」
「全く何で言い出しっぺのあんたが逃げようとしてんのよ」
「いや、俺はもういいかなと」
「いいからやりなよ」と恭一から強く言われてしまう。
「わかった。わかった。やればいいんだろ」
と半分やけになり
「へい!彼女俺と一緒にお茶しない?」
「「「・・・・」」」
「笑ってくれ。無言はやめてくれ」
などど恥をかきながら昼休みが終わった。
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