第14話
昼休みが終わると部活動紹介があるため体育館に集まっている。
紹介が終わったら各自で部活を見学する形みたいだ。
「んーパッとする部活ないな」
「いや、こんなものだろ」
「でもほらよさこい部なんかもあるよー」
「まぁ暇つぶしがてら後で見てみるか」
「そうだな。俺柔道部行こうぜ」
「俺は柔道部には入らないぞ」
「僕も」
「入らなくてもみに行こうぜ。な!な!」
「分かった。分かった」
と話しながら部活動紹介が終わった
教師「よーし部活動入部の用紙は持ったな。では各自で回れ」と教師に言われた
「俺たちも回るか」
「そうだな」「そうだね」
と回ろうとした時俺は幼馴染が前を通った。
俺は驚いた。幼馴染の隣に一人の女性がいることを
「恵にまさか友達がいたなんて」
「聞こえてるから」
「いやだって一匹狼気取ってただろう」
「気取ってない!!」
「いや気取ってただろうなあ?」
三人とも目を逸らした
「ちょっとそこの三馬鹿は仕方ないけど春香(はるか)はないでしょ」
「これは仕方がないだろ」
「何でよ」
「教室でなんか孤高の存在感出してるぞ」
「出てないわよ」
「なら聞いてみよう」
三人とも目を逸らす
「だからなんで春香(はるか)まで目逸らすの!」
「えーと天野さんかよろしく」
「おい翔それはないだろ」と元樹が呆れる
「何だよ」
「翔、同じ中学だよ」と恭一がフォローするように言う
「仕方ないよ。多田くん私恵みたいに目立たないもん」と肩を落とす
「そう言うわけではないが俺が覚えられないだけだすまん」
「いやいやいいの!私、天野春香(あまのはるか)って言います。よろしくお願いします」
「こちらこそよろしく」
なんか可愛らしい感じの子だなーなんか守ってあげたくなる的な?
(おい恵同じ中学だったのか天野って子は?)
(そうよ。しかも高校では同じクラスよ。覚えなさい)
(でも、お前と天野さん話している姿見かけないぞ)
(普通に話しているわよ!あんた二十年ぶりに学校来てないからわからないだけ。それに昨日も話してたでしょ?)
(・・・・孤高オーラ出してなかったか?)
(ぶっ飛ばすわよ)
「おい二人とも置いていくぞ」
「ひとまず行きますか」
「そうね」
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