第8 話

幼馴染の部屋にまで連れて行かれ入るとそこは女の子らしい部屋だった。


匂いもいい匂いがした。


そして俺を驚かせるもう一つの出来事幼馴染が若い。当たり前だが。


(気づかなかったがこいつ某ツンデレ系ヒロイン姿に似てないか?具体的に言うとぴーの憂鬱の◯◯団の団長とか)


と考えてるうちに幼馴染が「で」


「さっき過去がどうだら話を聞こうじゃない」


「お前が知らないのか?」


「知る訳ないじゃないその過去に戻ったとか知らないし戻ったらまず時間跳躍したしょーのもとに行くでしょ」


「それで説明して!」


「わかった限りなく簡単に説明する」


かくかくしかじか


「へーえそれで私が過去に送ったと思ったんだ」


「最後に会ったのもお前だし」


「状況から考えて私よね」


「それ以外考えられん」


「んー」と考え


「未来のあたしはどうしてるの?」


「わからん、俺が働きにに出てる間に引越ししたらしいしな」


「なんで?」


「わからん」


「なんでわからないのよ?」


「なんでと言われてもその時は余裕がなかったんだよ」と言った


あの頃は親父も死んで中二で親父が死んで精神的にも経済的にも余裕がなかった。


保険金が食うには困らなかったがそれでも余裕ではない。


それを察した恵は何も言わなかった。


「そして話題を変えるたもそういえばあんたの未来について何も聞いてなかったわね。どんな感じの未来なの?」


(マジかよ話しづらいなこれから不幸のてんこ盛りだからな)


「そんな良くない未来なの?」


恵が顔色から察し


「ああそうだな面白い未来ではないな」


「そう」とそれ以上は聞かなかった。


俺が話題を変えるため


「恵が最後に「あなたの人生に祝」と言っていたが」


その言葉に恵は酷く驚いた。


「その後はなんて言ったの?」


「わからん。その前に酔って寝ちまった」


だらしないとかなんとか言われると思ったが急に黙り込んでしまった。


「今朝こんなメモが机に入っていたの」


「あなたの人生に祝福を」


俺いや俺たちは何か大きなものに突き動かされているんじゃないかと俺は思ってしまった。

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