第7話

「いつまでついてくるつもり?」


「話を聞いてくれるまで」堅い意志をみせた。


「もう家なんだけど」


(え、もうそんなに歩いたか?)


いつの間にかに幼馴染の家に着いたらしい


「もうわかったわよ話を聞くだけ。聞くだけよ!!」


と言い家に招き入れてくれる


「いいのか?ではお邪魔します。」と中に入る。


「そういえば久しぶりだな」


「そうね、二年ぶりぐらい」


(俺からすれば二十年ぐらいなんだが)


と懐かしい顔がいた恵の母親である、相川莉子(あいかわりこ)である。


(マジかよ若く見えるし、しかも美人だな)


すらっとした腰に綺麗な長い髪しかも巨乳である。


未来の恵に似た姿で胸は莉子さんの方があるが。


と考えていると「いらっしゃい。翔くん久しぶりね」と言ってくる。懐かしい声が聞こえ。


俺は一歩前に出て


「おさしぶりです。莉子さん綺麗ですねこんぶ!」


後ろから鋭い攻撃を喰らった。


(何いってんのよ!ピーされたいの?)自主規制が入ってしまった。


(つい!って何よさっさと私の部屋に来なさい)


(はい)


「すいません。お邪魔します。」


「ええ、いらっしゃい」と笑顔に言った姿はとても四十に差し掛かろうとなる女性にはみえなかった。


「すいません。莉子さんこれからー」


ふんと殴り


(もう黙りなさい)


(はい)


「お母さんこいつ私の部屋に上げるけど何も出さなくていいから」


少し驚いた様子の莉子


そして笑いながら「ええ、わかったわ」と言う


おいこれじゃまるでこれからチョメチョメするみたいじゃないか。


そんなことを気づかず俺の手を引っ張る幼馴染に俺は少し笑ってしまった。

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