第6話

学校の玄関を出て


恵が「ちょっと昼間の私に対する嫌がらせ?」と聞いてきた。


「そんな訳ないじゃないか。女神よ」


「いやほんと気持ち悪いからやめてそれ」心底嫌な顔で言った。


「じゃなくて理由を聞いてるんだけど?」


「はあ?お前が俺を過去に飛ばしてくれたんじゃないか?」


「過去何それ?ほんと訳わかんない!頭でも打った?」


「打ったかもしれん」


「うぐ」と言う幼馴染


「馬鹿みたい帰るから」


「本当なんだ聞いてくれ!!」と俺が真に迫る勢いで詰め寄った。


「帰るから」と歩き出した幼馴染に俺は必殺技をお見舞いする


「お願いだ聞いてくれ」それは見事な土下座である。


「ちょっとやめて恥ずかしいやめて」本当に恥ずかしそうだ


「わかった。わかった」聞くから


「ありがとうございます」


ふ、みたか。俺の大衆土下座。


説明しよう大衆土下座とはその名の通り大衆の前で土下座をして話を聞いてもらう必殺技である。


最低最悪の技である。これにはもう一つ利点がある。それは


「なるほどピンクか?」


「おい」それは閻魔様が出すように恐ろしかった。


「はなせばわかぶ!!」それは見事のパンチラじゃないパンチだった


「◯ね」怒りスタスタと歩く


(やばい本気で怒らせた)


俺は急いで幼馴染を追いかけた

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