混沌から生まれる輝き
いいかい、お嬢さん、世の中には偽物が溢れてる。
だけど同じだけ本物もある。見極めることだよ。
そのためにはね、本物を知ることだ。
怪しげなスークの一番奥の店で、
その日見た嘘みたいな色の石を私は忘れない。
そこには世界の始まりがあって、
伸び上がった光が私に絡みつき、
深く深く口づけたのだ。
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