東風
◇短歌
春立ちて
今日はなりはひに出でしかど、朝より冷たき雨のうち降れば、上の
肚の底にはあな嬉しと思へどさるを色には表さず、殊勝なる顏を作りて日の半ばなるを早〻に
さて、昨日一昨日も、今日ほどにはあらねど、さして風温みたりとも思はれぬを、「東風」を用ゐて發句を作れる人
かゝる風など
いかにも
言はでもと思へど、本歌は
東風吹かば匂ひおこせよ梅の花主なしとて春な忘れそ
世の中を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば
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