第8話 靖国神社
今回は、二十歳頃、靖国神社へ行った時の話です。
休日に皇居、詰まり江戸城の跡を見に行きました。
何故か大手門の所で自分でも行く気が無くなり、皇居のお堀側の道を、目的も無くブラブラと散歩。
小雨が降ったり止んだり、梅雨の時期なので雨傘を持っての小旅行。
ハッと気付くと、石かコンクリートの鳥居が見える。何処の神社かと思ったら『靖国神社』でした。
『靖国神社』は礼拝に行かず、敢えて避けていました。その時が来れば自然に靖国神社へ行くと、祠の神様から言われていたので。
鳥居を見て聖域その物、珍しく強い結界にこれは不味いかなと。鳥居を潜ろうとして一歩二歩と進むと、鳥肌ゾワゾワ。
帽子を脱いで手に持ち、鳥居の真下へ。
〈何者だ? 何の為に来た?〉
〈○○❌❌(本名&真名)です。遅くなりましたが、日本人として礼拝に参りました〉
〈良い心掛けだ、礼拝を許す〉
そうです、聖域の結界に引っ掛かり、誰何されたのです。
僕の他に老婆が1人、僕と同じく聖域に引っ掛かり誰何された老婆、ペコリとお互いに黙礼。同じく神霊・心霊と会話する者として、同じ拝み屋として。
この時はこれで終わったと、そう思ったので黙礼だけで名前も名乗らず、礼拝後に老婆と別れました。
老婆とは、ある手強い自然霊との時に、同じ拝み屋として再会しました。
次回は老婆との再会、この話の続き『呪い』と『呪い返し』の話を予定してます。
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