第3話 逢春の変化

タルチネとして村の男達を悦ばせる役目を受け入れた逢春だったが、月日が過ぎていくにつれ彼女の身に変化が起き始めた。


男との行為中、逢春は唐突に笑い声を上げたり、はたまた嗚咽を漏らしたりするようになった。深夜、眠っていた矢先に突如飛び起きて悲鳴を上げるようにもなった。また、母親が食事や湯浴みなどの世話に来れば「お前が私を生んだせいだ」と激しく罵倒した。


このような逢春の変調は、彼女の妊娠が発覚した時により酷くなった。中絶しようと小屋を訪れた産婆に殴りかかろうとして複数の男達に押さえられ、中絶が済んだ後は誰にともなく謝る、胸を掻きむしるなどの奇行を繰り返すようになった。


村の人々─特に男達は逢春が狂ったことを悟ったが、それでも都合の良い性玩具を失うつもりは無く、毎日のように逢春を犯し続けた。

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