第2話 男達の変化

村長によって処女を奪われた後、1日も経たずに村の青年が小屋を訪れた。青年は逢春の家からそう遠くない家に住む百姓で、つい数日前までよく遊んでもらっていた。

青年が遊びに来たものかと思った逢春は青年の名を呼び出迎えたが、青年は応答することも無く彼女の服を剥いだ。そうして気が済むまで弄んだ後、青年は言葉の1つもかけぬままさっさと小屋を出ていった。

青年のにおいが残る部屋で、逢春はこの上ない寂しさに枕に顔を埋め涙を流した。


それから殆ど日を空けず、小屋に多くの見知った男が訪れた。内気で殆ど見かけなかった青年も、逢春とそう歳の変わらぬ少年も訪れた。妻子がいるハズの男も沢山訪れた。

少し前まで"大人と子供"という関係性のもとで接していた男達が自分の身体を求める様に逢春は薄ら寒いものを感じたが、こういうものなのだろうと受け入れて男達に身を任せた。

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