第17話 戦闘開始!棗、長門、陸奥編

「罠はどこに仕掛けるんだい?」

「う~ん、第二の戦術がわからない以上下手に罠おいて自滅は避けたいから、、、」

よく考えてるなぁ。うちならてきとーにおいてるよ。

『さすが兄、、、』

「やっぱり陸奥はこっちに着いてきたんだ」

『最初から見えていらっしゃる癖に』

「まぁまぁ。長門には見えてないんだからこういう言い方もできるでしょ」

ここに3人いても他の子たちは倒せてるみたいだし、二人ほど捕虜だけど。

「棗?仕掛け終わったよ?」

「ん、あぁごめん。で、どう動いたらいい?」

「このままここで待機してもいいけど屋外だからねぇ。他のポイントで待機しよ」

「わかったよ。あ、そうだ。釘くれる?5本ぐらい」

「鬼力は?」

「込めなくて大丈夫だよ」

あってもなくても使えるしねコイツ達

「で、なに視てたの?」

「頭抜かれるところ」

「どんな状況、、、」

『棗様が死ぬなんていつぶりなんでしょうね』

「そんなにというか死んだ事無いんだけど」

「やっぱり陸奥いるんだね、、、、」

『そりゃ兄のそばにいるのが使命ですから』

これは通訳しない方がいいな。面倒くさくなる。

「着いたよ。ここが僕たちのテント」

こんなトーチカで過ごすんだ。

「ぼろぼろだけど大丈夫なの?」

「戦車砲はさすがにだけど弾丸なら効かないはずだよ」

なら大丈夫なのかな。

「しかもだ、地下もあるらしいよ」

「わお」

『探検しましょう!』

「探検しようだってさ」

「そうするかい?」

中には地下への螺旋階段が続いていた。

「地下の方が広いんだね」

「これなら結構耐えれるな」

でも暗すぎるなぁ。ライト持ってくればよかった。

『ここなら解除してもいいですか?』

「まぁ外から見られないし大丈夫だと思うよ」

なにもなかったところから陸奥が出てきた。

「やっと解除できたぁぁ、、、」

大きくのびをすると共に後ろへ倒れる。

「だから座って解除するように言ってるだろ?」

陸奥を長門が抱えとめる。

「あぁ、これが禁断の恋、、」

「、、、、」

あ、手離した

「ぐふぅ」

「もう上行こ。入り口にもいろいろ細工したいし」

「私ここで待機?」

「どっちでもいいよ。棗は?」

「うちも上に上がるよ。どこに仕掛けるか把握しとかなきゃ」

螺旋階段を上に上がっていく。長門は入り口付近にワイヤーを仕掛けて端に催涙ガス管を

仕掛けた。

「ここだけでいいの?」

「アホほど仕掛けたらいざというときに混乱するからシンプルなのでいいんだよ」

「外には?」

「外か、、、こればらまいてきてよ」

そういって釘の箱を2つ手渡された。

「果たしてどっちがリーダーなのかね」

「リーダーだからって働かないわけにはいかないよ」

ばらまくって言ったってどうばらまけばいいんだ?

まぁ適当にっ?

一発の銃声が鳴り響く。

「棗!!!!」

「やっぱり撃たれたわ」

「よし。作戦開始だ」



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