第6話 家
車が止まり俺たちを降ろし角を曲がって行ってしまった。
「ここが、、、基地?」
見た目はただの一軒家。どこにも基地っ気がない。
「いらっしゃい清明くん」
基地のドアが開き一人の男が出てくる。
「この人が長門くんね。さっき迎えに来てくれた」
「よろしくね」
ひらひらと手を振ってくる。結構話しやすそうだ。
「早く中に来なよ!みんな歓迎するっ「不届きものがぁ!」!?」
長門さんの後ろから何かが飛び出してくる。手には美しい日本刀が携えられ、
抜刀されている。
「は、、、?」
「死ねぇ!!」
ガキィンという音とともに刀が止められる。
俺と刀の間には人が立っていた。
「新人の邪魔すんじゃねえ陸奥」
「だってまた
「そんな気あるわけないだろ?ましてや男同士とか笑わせんな」
「はいはい。そこまでにして入るよ。自己紹介しなきゃ。」
「、、、、」
「ほら、行くぞ」
「ごめんね清明くん」
「は、はぁ」
何もわかんないまま家へと連れていかれる。
中も普通にリビングがありただの家だ。ほんとにこれが基地なのか?
席に案内されお茶(俺だけ白湯)が出されると棗が話し出す。
「ごほん。新人も入ったので各々自己紹介しようと思います。まずは新人の清明君から」
「あ、はい。新しく二等兵としてきました赤城清明です。皆さんよりも戦闘経験
無いんですが頑張ります」
パチパチと拍手が起こると同時に次が立ち上がる。
「この隊の隊長、碧影棗だ。まあいろいろよろしくね。ハイ次」
「この隊の工学専門の
「そして私が兄の妹であり一番の理解者であり恋人であり血族である新陸奥です。
兄に近づく
怖い、、、だから切って来たのか。
「最後に。特攻部門の
「よ、よろしく、、、」
ぜんぜん女に見えねえ。ほんとに女の人か?
「失礼だな」
「!?」
読まれた?まさか。
「全員終わったところで早速任務に行こうか」
「へ?」
「安心しろ、僕がいる」
春さんが肩を叩く。
「兄は私のそばにいてくださいね!」
「うん、、、うん分かったから」
長門さんも困ってる、、、、
〘展開が早いのぉ〙
「ほんとにだよ、、、、」
「そうだね」
〘「!?」〙
「声聞こえてるのか?」
「?。うん」
〘心が読める鬼力か?〙
「まあそんなとこ」
「そんなこともできるんだ鬼力って」
「いろいろあるからね」
「早くいくよ鍵閉めるから早く出て?」
遠足みたいなノリで呼ばれる。そんな楽な任務なのか?
鍵を閉めてみんなが外に出ると全員が車に乗る。
今度は春さんがハンドルをもって運転を始める。
こんなに平和な出撃だったんだ特圧隊って
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