【完結】陰陽師の呪縛 〜男を必ず落とす超モテ女の秘密〜
雨 杜和(あめ とわ)
序章
ここに、
その隣には鎌倉室町時代のものか、
背景は時代を追うが、執拗に同じ人物が描かれた肖像画。描いている作者も同じに思える。
時が川の流れとすれば──
この絵だけが宙に浮かび、ただ、さびしく孤独に留まっているようだ。
この奇妙で、ありえない一連の画について。
さて、いったいどこから話をはじめたら良いものだろうか……。
わたしは下鴨モチ。
現代に生まれ、モテない自分を変えたいという馬鹿げた理由から、深い孤独に生きる不死の
この不思議な絵姿の女が人生に関わり、わたしは成長し、恋を失い愛を得たのだ。
だから物語のはじまりは、
では、ある事件から、わたしの手に入った『深草の女房の日記』を、まずは紐解いてみようか。
(つづく)
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