第9話…仕事を休みもらった史人

明朝になった。

ことは目覚めてて 横で寝ている

史人ふみとの顔をみてた。


ほっぺをつつくと 史人ふみと

が目覚めた。


「ふみくん おはよう。かわいい寝顔で見とれていたよ。」


「こと おはよう。俺って寝顔はかわいいよな(笑) 体の痛みは大丈夫か?」


「今日で3日だけど痛みは、

まだあるよ。ふみくん、仕事休んでくれるの?」


「うん。休むよ。仕事も一段落したし、ことが心配だから…」


「ありがとう。」


「こと 可愛いな…愛してるよ。」


優しくハグしてキスしてきた。


「私も愛してるからね。大好き♪」


「さてと顔洗いに、行こうな

立てるか?」


史人ふみとにつかまり

立ち上がること。


「まだ少し立つのつらそうだな…。俺につかまって歩いていけるか?」


「痛いけど大丈夫かな…」



洗面所まで史人ふみとにつかまりながら歩き椅子に座りうがいをし

洗顔して髪の毛をとかす こと。


史人ふみとはひげそりを

している。


ひげそりが終わったら ことを抱っこし、リビングのソファーに

そっと座らせた。


「朝ご飯はパンにしような。

ベーコンエッグでいい?」


「うん、いいよ。」


「少し待ってて。」


しばらくしてトーストとベーコンエッグとサラダ、野菜スープを、運んでくれた。それから白湯。


「はい。お待たせ。食べような。」


「美味しそう。あっ白湯ありがとう。いただきます。」


「いつも思うけど…ふみくんのトーストの焼き加減 ちょうどいいよね♪」


「そうか? ありがとう(笑)」


「お腹いっぱい。ごちそうさまでした。美味しかった♪」


「おそまつさまでした。食器片付けてくるよ。あっ 乾いた洗濯物持ってくるから ことがたたんでて。」


「うん。」


史人ふみとは食器を片付ける前に乾いた洗濯物をことの所に運んだ。


「ここに置いておくからね。

俺、食器片付けてるよ。」


「うん。ありがとう。」


食器を洗い終えた史人ふみと

ことと一緒に洗濯物をたたみはじめた。


「食器洗いありがとう。助かったよ。」


「大丈夫だよ。まだ痛みはあるみたいだけど動けるようになってよかったな。」


「うん。ふみくんのおかげだよ。

ありがとう。」


その時 史人ふみと

スマホに祐介ゆうすけから着信が

あり 電話にでる。


祐介ゆうすけおはよう。

どうした?」


「おはよう。朝早く悪い。彼女さん

の具合が、きになって…」


「わざわざありがとう。痛みはあるけど、昨日よりは動くのが楽になってきたみたいだな。」


「そうか。よかった。実は…今朝早くに、あいつらのマネージャー達から

メールきて今回の件を話したら…彼女さんと史人ふみとに直接、謝罪したいと言われたんだけど…どうする?」


「そうなのか…祐介ゆうすけの事務所でだよな?待って、ことに聞いてくるから………彼女は行ってもいいと言ってる。俺は、今の彼女の姿を見てほしいし謝罪してほしいと思ってる。」


「ごめんな。本来ならこっちから伺うべきなんだけど…一般の方だから迷惑

かけると悪いからな…」


「分かった。時間は何時がいい?」


「俺はもう事務所に着いてるし

マネージャー達もいる。」


「今の時間…道路は空いてるな…

じゃ 10分後に家を出るから。」


「お願いします。警備員に話しておくから。あとで」


「じゃあ あとでな。」


電話を切った。


「こと 出かけるから着替えよう。

俺の服、タンスにあるもんな?」


「うん 2段目に入ってるよ。

私の服も持ってきてくれる?」


「いいよ。ジーンズとカットソーで

いいよな?」


「うん」


「こと、さっき ジェルだけつけたよな。化粧どうする?」


「ここに置いてあるから大丈夫だよ。」


「そうか。服持ってくるから

スエット脱いでてな。」


史人ふみとが服を取りに寝室へ行き戻ってきてことに服を、渡す。


「はい。これね。」


「ありがとう。腕も上がるようになってきたけど まだ痛いしあざもまだ

残ってる…」


「着替えるのも楽になってきたようだな。あざが、かわいそうだな。

変われるものなら変わってあげたい。」


「ふみくん 優しいから大好き♪」


「俺の方が ことのこと大好きだよ。」


「準備できたね。じゃあ行こうか?」


「うん」


史人ふみとにつかまりながら

ことは、ゆっくりと歩いて玄関に

向かった。靴を、はいて 家をでた。


段差があるから史人ふみと

おんぶしてくれて 無事に駐車場に 着き、車の助手席に乗せてくれた。


史人ふみとが運転席に乗って

車のエンジンを、かけて出発した。

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