第二話・出発いざ黒き森へ
―――グレイモア城下町―――
GM:皆さんはギルドの外に出ると、町は翌日に控えた英雄祭の準備で賑わっています。
子供から大人まで祭りの準備に勤しんでいます。周りを見ると、男性は兜や剣を模した作り物を、女性は花の髪飾りを身に着けています。このお祭りの伝統です。
ミレイユ:あらー、賑やかねー。
マカロニ:祭りだからな。
アンネ:こんな賑やかなのに私たちは仕事ですよ。
ルゼ:ブラックギルド。
ミレイユ:でもー、この仕事で報酬もらえるから、もっと楽しめるんじゃないかしら?
ルゼ:確かに。
GM:皆さんが街を出ようすると、マグナート王の石像を飾る準備をしています。大きさは4メートルほどありますね。
マカロニ:おっきー!
ミレイユ:そうね、マカロニちゃんからしたら大きいわね。私たちにも大きいけど。
GM:すると準備をしているおじさんが話しかけてきます。「あんたらも明日の祭り参加するのか? 」
アンネ:出られたら出るというか。
ミレイユ:そうなの、私たち仕事が入ってしまって。
GM(おじさん):そうか残念だな。どこまで行くんだ?
マカロニ:森だ、森。
ミレイユ:黒き森まで。
GM(おじさん):え!? 黒き森!? あそこは立ち入り禁止区域だから! 入っちゃダメだよ!
アンネ:;私たち許可書を持ってますから!
GM(おじさん):そうなのか、ただあそこは、人を食らう魔女がいたといういわくつきの場所だからな。気を付けて行くんだぞ。
ルゼ:大丈夫。人じゃない。
GM(おじさん):そういう事じゃないが、まあ、きっとマグナート王があんたらを守ってくれるよ。頼んだぞ。
アンネ:もちろん。この《戦場の舞姫》にお任せください!
GM(おじさん):せ、洗浄? お嬢さん洗い物でも得意なのか?
一同:(爆笑)
マカロニ&ミレイユ:洗い物、洗浄かあ。
アンネ:え? いや、ちがう…。
GM:まだ知名度が低かったみたいですね。
ミレイユ:今回の仕事でもっとみんなにアンネちゃんのすごさ知れ渡るわよ。(よしよしします)
アンネ:うう、ミレイユさーん。しくしく
GM:そして皆さんは森に向かうこととなります。
―――黒き森―――
GM:森にたどり着くことができました。鳥のさえずりや美しい植物、息を吸うたびに感じる新鮮で透き通った空気を感じます。森自体は特別変わったところはなく、いたって普通の森です。
ミレイユ:やっぱり森は落ち着くわ。
ルゼ:黒くないですね。
マカロニ:そうだな。普通の森だな。
GM:どんどん奥へと進んでいくとだんだんと暗くなっていくように感じます。それは森の木々が生い茂りそのせいで日の光が遮られているようです。そして霧が出てきます。
アンネ:霧が出てきましたね。
ミレイユ:そうね。
GM:奥へと進んでいると、一本の剣が地面に突き刺ささっているのを見つけます。
アンネ:あれ、何ですかね?
ミレイユ:何かしら? 剣? もうちょっと近くに行ってみましょうか?
GM:近づいてみると剣はかなり年月が経った古い物だという事が分かります。剣には何か書かれているようですが、劣化が酷く読むことができません。
アンネ:剣に魔法がかかってないかセンスマジック使っていいですか?
GM:いいですよ。
アンネ:魔法行使判定(ころころ)成功です。
GM:剣自体からは魔力は感じません。ですが、森全体から魔力を感じます。
アンネ:え!? 森から魔力を感じる。もう
ミレイユ:暗くなってきたし。そうなのかしら?
アンネ:とりあえず抜いてみましょうか? なんか書いてありますけど分かりませんからね。
マカロニ:抜けるのか?
アンネ:どうでしょう。
マカロニ:俺は抜けないからな。
ミレイユ:そうね、マカロニちゃんより大きいからねこの剣。
ルゼ:マカロニさん2人分位。
マカロニ:そんなにちっちゃくないぞ! (笑)
ミレイユ:マカロニちゃん1.5位かしら。
マカロニ:ああ、その位だな。
ルゼ:1.5マカロニですか。
マカロニ:おい、人を単位にしないでくれるか(笑)
アンネ:確かにかわいらしい大きさですもんね。じゃあ、抜いてみますかね。
GM:アンネが抜こうと剣に触れると、剣から濃い紫色の瘴気のようなものが噴き出します。
【すると剣を包み込むように
ルゼ:入口が早く見つかってよかった。
マカロニ:この剣が原因か?
ミレイユ:これって高い位置にありますか?
GM:腰の高さ位ですね。高くないです。
ミレイユ:マカロニちゃん入れるかしら?
マカロニ:抱きかかえてもらえるか?
ミレイユ:そうね。よいしょ(抱きかかえます)
アンネ&ルゼ:かわいい(笑)
マカロニ:すまねぇ。おばば
ミレイユ:おばばって呼ばないの!
アンネ:では入りますかね。
ルゼ:ルゼ入ります。
ミレイユ:みんなが入ったのを見守ってマカロニと入ります。
―――
GM:皆さん入り、目を開けるとそこも森です。しかし今までいた森とはうって変わ
って暗く、重苦しい雰囲気を感じる森に出ます。
マカロニ:ここが
ミレイユ:そうじゃないかしら? 今入って来たしね。
マカロニ:そうか、じゃあ、そろそろ下してもらえるか。
ミレイユ:あ、ごめんなさい。よいしょっと。(マカロニを下ろします)
マカロニ:おお、ありがとう。
ミレイユ:…マカロニちゃん、以外とふわふわして柔らかいのね?
ルゼ:マカロニをじっと見ます。「タビットだから…? ジー」
ミレイユ:後ろもカチャカチャいっていたけど…?
マカロニ:後ろは!! 触るな!!
ミレイユ:(チャックが)見えてしまって…(笑)
マカロニ:これはそのなんだ、模様だ!
ミレイユ:毛皮…?
マカロニ:毛皮じゃない! 着ぐるみでもない!
一同:(笑)
アンネ:まあまあ、とりあえず早く終わらせましょう。
ミレイユ:そうね、早く終わらせてお祭り行きたいものね。
GM:すると静寂だった森が一変、四方八方からうめき声が聞こえてきます。
アンネ:何かの魔物ですかね。
GM:では最初に入ったアンネは目標値11の危険感知判定を行ってください。
アンネ:(ころころ)14 成功
GM:では気づきます。周りに無数の目があることに。
アンネ:手粗い歓迎ですね。
GM:同時に3体の魔物が現れ皆さんに襲い掛かります。
マカロニ:わー、いっぱいいる!
ミレイユ:あらあらあら。
GM:戦闘です。
アンネ:戦闘準備でアンネ異貌します。
GM:知名度10の魔物知識判定してください。
アンネ4、マカロニ14、ルゼ8、ミレイユ11
GM:成功ですね魔物はブラッドリングです。先制判定をどうぞ魔物の先制値は12です。
アンネ11、マカロニ15 ミレイユ12 ルゼ12
GM:皆さんが先制です。ブラッドリングは3体とも前線にいます。好きな方から動いて下さい。
アンネ:よーし、倒しちゃいますかね!
ルゼ:ゴリゴリー!
アンネ&ルゼ:ねー!
ルゼ:まず前に出てなぎ払いで攻撃します。対象は3体全部です。
GM:モンスターの回避は固定値で11です。
ルゼ:命中判定(ころころ)14 成功!
GM:ダメージ-3で3体分出して。
ルゼ:(ころころ)1体目17点。2体目14点。3体目(クリティカル!)26点!
一同:おお!!
GM:Aが残りHP13、Bが残りHP10、Ⅽが残りHP1です。
アンネ:前に出て双撃でブラットリングAとCに攻撃します。
アンネ:命中判定(ころころ)18と15。
GM:両方成功。
アンネ:ダメージ(ころころ)Aに12点、Cに15点ダメージ
GM:ブラットリングCを倒しましたがAがHP1残りました。
アンネ:いえーい! ピースピース!
マカロニ:後かたづけは任せな。
アンネ:おおー! かっこいい!(笑)
マカロニ:魔法拡大/数、エネルギーボルト!
GM:モンスターの精神抵抗は13です。
マカロニ:(ころころ)17と21で両方成功。
マカロニ:ダメージ(ころころ)A、B両方に13点ダメージ (マカロニ余裕の表情です)
GM:2体とも倒しました。まさか1ターンで倒されるとは…。
アンネ:やりましたね。
ミレイユ:大した事なかったわね。
マカロニ:そうだな。
アンネ:これ、1時間で帰れるんじゃないですか!
マカロニ:祭り行けそうだな。
ルゼ:フラグ(笑)
【戦利品判定を行い穢れた灰(300G/金A)を1個手に入れます。】
GM:戦利品を手に入れた皆さんは気づきます。先ほどから聞こえているうめき声が鳴りやんでいないことを。
アンネ:え?
GM:そして今倒したブラッドリングとは別のブラッドリングがわらわらと現れます。
マカロニ:おいおい、キリがねーぜ。
ミレイユ:あらあら、また出てきたわ。
GM:さらに皆さんの後方から「ガシャン、ガシャン」っと重量のある足音が聞こえ
てきます。後方を見ると、そこには身長3mほどの騎士の姿をしたアンデットが姿を現します。
アンネ:なるほど(震え)まずいですね。
ミレイユ:なんか、挟まれちゃったわね。
マカロニ:なんだ、こいつは。
GM:皆さんの前方にはブラッドリングの大群、後方は強そうなアンデットの騎士が仁王立ちしています。
マカロニ:はえー、おっきいー。
ミレイユ:あらあらあら(汗)
アンネ:絶対絶命ってやつですかね…。
GM:ブラッドリングが襲い掛かってきたその時、アンデットの騎士が駆け出し、ブラッドリングを斬り倒します。
マカロニ:お?
ミレイユ:あら?
アンネ:え? そっち?
GM:すると、声が聞こえてきます。「皆さんこちらです!早くこちらに逃げてください!急いで!!」声の方を向くと、女性があなた達を呼んでいる姿を見ます。
一同:そっちに行きます。
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