第一話・冒険の始まり
GM:では皆さんソード・ワールド2.5『英雄王と黒き森の魔女』初めて行きます。
一同:お願いしまーーす!!
GM:今回の冒険の舞台はアルフレイム東部、北側に位置するウルシラ地方です。
ハールーン魔術研究王国を南下した位置にある英雄騎士伝説が残る国、グレイモア王国です。皆さんはグレイモアにある冒険者ギルド《白狼の牙》に在籍しております。
時刻は朝の8時ごろ、皆さんは朝食を食べています。そして明日はこの国の1年に1度のお祭(英雄祭)があり、皆さんはその 英雄祭を楽しみにしています。
そこにギルド職員のミライが話しかけてきます。
GM(ミライ):皆さんおはようございまーす! 元気っすかー!?
アンネ:おはようございます!
ルゼ:おはよう。
マカロニ:おう。
ミレイユ:おはよう。元気よ。ミライちゃんも元気ねー。
GM(ミライ):そうっすか! 私はいつも元気っす! それになんたって明日はお祭りっすからね!
【ギルド(白狼の牙)職員ミライ、元気が取り柄の看板娘 】
ミレイユ:あら美味しいお店、いっぱい出るのかしら(財布を見ます)
ルゼ:もぐもぐ(ごはん食べながら財布の中身を見ています)
アンネ:みんなの財布を覗き込んで「大丈夫ですかー? お金ありますかー? 私、最近貯蓄を覚えたんですよ。いっぱいお金持ってるんですよ! にまー♪」(笑顔)
ミレイユ:あらー、えらいわねー。
GM:では、ここでアンネの今日までのギャンブルの結果をダイスで決めましょうか。
アンネ:え!? あ、そうかー(苦笑)
【公式ルールには無いGM思い付きの茶番判定】
GM:2d6を振って6以下なら負け6以上で勝ちです。
アンネ:(ころころ)5
一同:あー、惜しい。
GM:再度2d6を振って、出た目に×50ガメルがカジノで負けた額です。
アンネ:(ころころ)7 うっでかい…。
GM:350ガメルをカジノで負けました。
アンネ:ううう…(泣)
――――――
【プレイヤー1】アンネゲルト・オドンコール(通称アンネ)
【種族】ナイトメア【性別】女【年齢】15歳【生まれ】戦士【冒険者Lv】5
【能力値】器用19(3)/敏捷20(3)/筋力16(2)/生命18(3)/知力15(2)/精神19(3)
【HP】33【MP】25【技能】ファイター5/ソーサラー2/スカウト1
【二つ名】戦場の舞姫【PC特徴】二刀使いの美少女魔法剣士。こじらせ中学生っぽい発言が多い。賭け事大好きギャンブラー。
――――――
GM(ミライ):大丈夫ですか? 明日はお金いっぱい使うかもしれませんからね!
マカロニ:ああ、金はあるぞ。
ミレイユ:あれ? アンネちゃんさっき貯蓄を覚えたって言っていたけど、大丈夫?
アンネ:だ、大丈夫ですよー。さすがに生活費に手を出したりしてないですよー。わたしー。(苦笑)
ミレイユ:あらそう? ちなみに今いくらあるのかしら?
アンネ:え!? 今ですか!? えっと、まーまー、いいじゃないですか(汗)
ミレイユ:怪しいところからお金借りちゃダメよー。
――――――
【プレイヤー2】ミレイユ
【種族】メリア【性別】女【年齢】114【生まれ】妖精使い【冒険者Lv】5
【能力値】器用13(2)/敏捷9(1)/筋力9(1)/生命22(3)/知力17(2)/精神26(4)
【HP】40【MP】44【技能】フェアリーテイマー5/レンジャー2/セージ2
【PC特徴】雪の降る中生まれた冬桜のメリア。誰もが振り返る美貌を持つ。食べることが大好き。パーティー最年長の為みんなのママ的存在。
――――――
マカロニ:おい、大丈夫か? 金なら貸すぞー。
アンネ:え? それ…、トイチ(十日で一割の利子)とか言います?
GM:ト・イ・チ(笑)
マカロニ:あー、トイチは優しいな。
アンネ:え…。
GM&ルゼ:やさしい…?
マカロニ:トイチなんて優しいこと言わないなー。
アンネ:ミレイユママー! マカロニさんがいじめますー(泣)
ミレイユ:あらあら、マカロニちゃん、女の子いじめちゃだめよ。メですよ、メ!
ルゼ:マカロニさんは…闇金、記憶しました。
マカロニ:まてまて! だれが闇金だー!
一同:(笑)
――――――
【プレイヤー3】マカロニ・サラダ(通称マカロニ)
【種族】タビット【性別】男【年齢】不詳【生まれ】学者【冒険者Lv】5
【能力値】器用13(2)/敏捷8(1)/筋力14(2)/生命15(2)/知力24(4)/精神16(2)
【HP】30【MP】31【技能】ソーサラー5/スカウト2/セージ2
【PC特徴】見た目は濃いピンク色のペンギンの姿をしており、背中にはチャックが付いている。可愛い見た目に反して中身はおっさん。
――――――
【プレイヤー4】No.91ルゼ(通称ルゼ)
【種族】ルーンフォーク【性別】女性【年齢】5【生まれ】戦士【冒険者Lv】5
【能力値】器用18(3)/敏捷12(2)/筋力23(3)/生命19(3)/知力9(1)/精神9(1)
【HP】34【MP】9【技能】ファイター5/エンハンサー3/スカウト2
【PC特徴】あまり世の中のことを知らないロボ娘。見た事や聞いた事をなんでも覚える癖がある。
――――――
GM:そんな皆さんがわちゃわちゃと話していると、ミライが話を続けていきます。
GM(ミライ):皆さん、ちなみに「英雄祭」について知ってるっすか?
一同:しらなーい。
GM(ミライ):なるほどっすね! じゃあこの私が教えてあげるっす! ちなみに皆さんは何でこのお祭り「英雄祭」と言うと思いますー?
マカロニ:それはあれだろ。こう、英雄が、あれして、こうして……。
アンネ:英雄を称える的な感じですかね? この町出身とか。
マカロニ:そうそう、それだ、それ!
アンネ:マカロニさん本当に分かってるんですかー?(笑)
マカロニ:分かってるよ(笑)
GM(ミライ):そう! そうなんすよ!
まず、この英雄祭を語る上では欠かせないことが二つあるんす。
一つ目が、皆さんも知っている300年前に起こった
その名はマグナートと言うっす。
そしてもう一つが、この町の近くにある通称「黒き森」と呼ばれる呪われた森っす。
この森にはそれは恐ろしい魔女がいて、森に入った者は魔女に食われ二度と出てこられないと言われたんす。これにより多くの罪のない人々が殺されたんす。
そこに、英雄騎士マグナートが魔女を倒し、平和を築くことができたっす。
この二つの功績からのちに王となり、英雄王と謳れたマグナートを称える祭りが「英雄祭」なんすよ!!
アンネ:へーそうだったんですね。
マカロニ:そのマグナートは強かったのか?
GM(ミライ):それは、ウルシラ最強の騎士と言われた人っすからね。
マカロニ:最強かぁ。
アンネ:お手合わせ願いたかったなー。
GM(ミライ):それから黒き森なんすけど、魔女が死んでからも恐ろしい呪いがかかっているとして、マグナート王によって人の立ち入りを禁じた立ち入り禁止区域になってるっす。そのおかげで森に入った人間は帰ってこなくなった、なんてことが無くなりそれもマグナート王が行った功績っすね。
マカロニ:なるほどねー。
アンネ:ところでミライさん。
GM(ミライ):はいはい?
アンネ:明日のお祭りなんですけど、なんかこう、いい感じにスリルとかってあります?
GM(ミライ):スリル!?
ルゼ はー(ため息)
GM(ミライ):お祭りですからね。ワクワクはするかもしれないでけど、スリルは無いっすよ。え…、いや…、言っときますけど、賭け事とかないっすからね!
アンネ:え? なんで賭け事だと思ったんですか?
GM(ミライ):だっていつも夜な夜な出かけて、顔色悪くして帰って来るじゃないっすか。
一同:(笑)
アンネ:ミライさん、それは言わないお約束ですよ。
ルゼ:アンネは賭け事が好き、そう書いてある(メモを見る)
ミレイユ:あら、ルゼちゃんはよく知っているのね。
アンネ:いや、それは書かなくていいんですよ!
ルゼ:夜中にたまに見る…、財布空っぽにして帰ってくる…、なんでそんなに使ってしまうのか不思議。
アンネ:空っぽにはしてないんですよ!
マカロニ:おう、ギャンブラーとはそういうものだ
ルゼ:アンネの種族はギャンブラー覚えました。
アンネ:違いますよ!(笑) 好きで生活費使ってるわけじゃないです!だからちょっと使いすぎただけで!
ミレイユ:あれ? さっき生活費は使ってないって。
ルゼ:ボロが出ましたね。
アンネ:ルゼちゃんどこでそうゆう言葉覚えてくるの!?
ルゼ:たまに酒場のおじさんが言っているのを聞きました。
GM:酒場(笑)
アンネ:学習能力が高いですね。
マカロニ:酒場の言葉は覚えてはいかんぞ。あそこの言葉は覚えても何もいいことないからな。
ルゼ:そうなのですね…。覚えてもいいことがない。覚えました。
ミレイユ:えーらい(ルゼの頭をなでなでします)
GM(ミライ):そうだ! 皆さんに渡すものがあるんすよ。まずマカロニさんはこれあげるっす。(そういうとマカロニに木でできた剣の形の小物を渡します。)
GMミライ:アンネさんとミレイユさんとルゼさんは女性なのでこれあげるっす。(そういうと3人には花のアクセサリーを渡します。)
ミレイユ:あら、新しいお花だわ。うれしいわ。
GM(ミライ):このお祭りでは男性は剣の作り物をもって、女性は花のアクセサリーを身に着けるのが伝統なんす。
アンネ・マカロニ:ふーん。
GM:すると突然ギルドの扉が開きます。すると一人の兵士が入ってきてミライに話しかけます。
一同:なんだなんだ?
GM:兵士はミライと話していると唐突にミライは「ええーー!」と驚きます。
マカロニ:どうした?
GM(ミライ):いや、その……言いにくいんすけど、お仕事入っちゃったっす。
アンネ:えー! 今日ですか?
GM(ミライ):はい…それも緊急っす。
ミレイユ:あらあら。
マカロニ:一日で終わるのか?
GM(ミライ):どうでしょう、何とも言えないっすけど。
アンネ:お祭りの前ですし、これは特別料金でいただかないと割に合わないですよ。
ルゼ:アンネはお金が欲しいだけ。
アンネ:そ、そんなことはないですよ! 当然の権利ですよ! わ、私ちゃんと主張するんで。
GM:すると兵士が皆さんの前に出て口を開きます。「内容は私が説明します。皆さんこの国の近くにある呪われた森というのをご存じですか? 300年前の
アンネ:ええ、その森がどうかしたんですか?
GM(兵士):その黒き森なんのですが、どうやら
アンネ:
ミレイユ:あら、また
ルゼ:物騒…。
GM(兵士):それを何とかしてもらいたいのです。明日は英雄祭という祝いの日の前日ではありますが、事は一刻を争います。この町を救うと思ってお願いします。
アンネ:報酬の方はどうなりますか?
マカロニ:たけーぞ。
GM(ミライ):ミライが答えます「報酬は1人3000Gになるっす。」
アンネ&マカロニ:え?
アンネ:ええ~3000G~??
GM(ミライ):え、なんすか? なんすかその目は。3000Gっすよ! 大金じゃないっすか!
マカロニ:いやいやいや。
アンネ:これだけお祭りの話しをしといて、お祭り楽しみだなーって言ってるところで仕事に行かされる私たちの気持ち分かりますー?
GM(ミライ):そ、そんな事言われてもお仕事じゃないっすかー。ちゃちゃっとやって帰ってくればいいじゃないっすか!
マカロニ:帰ってこれるかー? 1週間入ったこともあるぞ。
ルゼ:1週間…お祭り…行けない。
アンネ:ほら見てくださいよ! ルゼちゃんのこのしょんぼりした顔、可哀想~。
ミレイユ:しゅんとしているわね。
ルゼ:しょんぼり。
GM(ミライ):もう分かりました! じゃあ、1人3500Gでどうっすか! それ以上は出ないっすからね!
アンネ:上がった(笑)
GM(ミライ):私も皆さんとお祭り行きたかったっすよ、皆さんなら1、2時間位で帰ってこれるっすよ!
ルゼ:頑張る。
アンネ:頑張っちゃいますよ。
GM(ミライ):それに
アンネ:任せてくださいよー。
GM:兵士から今回は事情があるので、特別に黒き森の立ち入りを許可する許可証を渡されます。場所も教えてもらい、迷うことなく行くことができます。徒歩1時間ほどですね。
マカロニ:ぱぱっと行って帰ってくるかな。そして祭りだ。
ミレイユ:焼きそば、ポテト、アメリカンドック。
アンネ:ミレイユさん出てきますね。いろいろと。
マカロニ:食うことしか考えてないからな。
ルゼ:ミレイユの胃袋は
一同:(笑)
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