紋章について



 ――紋章とは――


 中世の時代、魔女が使っていたとされている技術。

 特殊な素材で出来た熱刻印器を熱し、それを物か人間の体に押しつけることで、紋章の模様に対応した能力を発動させることができる。

 一度効果を発動すると取り除くまで効果を取り消せないものと、触れることで発動のONOFFを切り替えるものの2種類がある。


 なお、紋章の光の色は能力の発動の状態を表している。


 ・緑→待機状態

 ・青→能力発動中

 ・黄→特殊な知らせなど

 ・赤→不具合が発生したなどで、効果が発揮出来ない状態




 ――紋章紹介――


・スマホの紋章

 触れることでスマホのディスプレイをホログラムとして写し出す。いわば体の中にスマホを埋め込む状態に近い。

 紋章が普及した現代では人々の手の平にこの紋章を埋め込むことが当たり前となっている。


・袋の紋章

 触れて青色に光っている状態で物を近づけると、物が紋章に吸い込まれる。

 吸い込まれた紋章は別次元に運ばれており、取り出したい物を思い浮かべながら手を入れるとそれを取り出すことができる。ズバリ四次元ポケット。

 ちなみに、イザホは右手の手の平に埋めているが、マウは衣服の腹に付けている。

「てってれー」


・衣服の紋章

 この紋章を埋め込むことによって、その見た目を大きく変えることが可能。マウが場合によって服装を変えるのもこの紋章のおかげ。

 また、人間の皮膚に埋め込むことによって、容姿を変えることが可能。

 ただし、対応しているのは人間と衣服のみ。動物や衣服以外の物にも対応した衣服の紋章はただいま開発中


・命の紋章

 物に埋め込むと、まるで命が宿ったかのように動き出す。

 ただし、これだけでは自分の意思を持たず、ただ同じ動作を行うだけ。知能の紋章と組み合わせると、持ち主に従うだけのロボット状態になる。さらに人格の紋章を入れることで、自分の意思を持たせることができる。


・感覚の紋章

 物に埋め込むことによって視覚や聴覚といった感覚を与えることができる。

 種類によって手に入れる感覚は異なるため、複数の紋章を埋め込むのが一般的。

 なお、人間にも効果があり、障害者の障害を補うことができる。


・知能の紋章

 動物や物に埋め込むと、人間並みの知能を与えることができる。

 紋章の出来具合によって、知能の高さが異なる。


・声帯の紋章

 埋め込むことによって、声を出すことが出来る。


・人格の紋章

 これを物に埋め込むことによって、自分の意思を持たせることができる。紋章によって命をもらった物にとっての脳にあたる紋章である。

 記憶を保存するという役割もある。


・記憶の紋章

 人間の記憶が込められた紋章。

 これを他の物に埋め込むことによって、記憶を引き継がせることができる。ただし、人格の紋章を埋め込んでおけば記憶の紋章がなければ物事の記憶ができないというわけではない。

 なお、一応人間にも埋め込むことが可能。その場合、その人間は多重人格になる。(この設定は本編で出す予定はない。出るとしたら続編か?)




 ――正体不明の紋章――


・裏世界への紋章(仮称)

 イザホたちが裏の世界に引きずり込まれる直前に目にする紋章。

 その性質上、袋の紋章と似たような性質を持つようだが……




 この他にも、多種多様な紋章が人々の間で使われている。

 紋章の特性を理解すれば、イザホたちよりも1歩先に謎を解き明かせるかもしれない。

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