登場人物
――
10年前の殺人事件の遺体をつなぎ合わせ、紋章により生み出された動く死体。
母親の余命宣告をきっかけに、マウとともに鳥羽差市を訪れたことをきっかけに事件に巻き込まれていく。
性格は好奇心旺盛かつ人見知り。自身の存在についてコンプレックスを抱いている。
常に笑みを浮かべているが、これは母親から「人には常に笑みを浮かべるように」と言われたことを実行しているため、TPOを無視してとにかく笑みを浮かべている。
母親からの要望で声帯の紋章を取り付けていないため、喋ることはできない。
マウとは出会って以来、兄弟のように大切に思っている。
なお、つなぎ合わされた部位は以下の通り。
・頭部
身元不明の白髪の少女。人形のように整った顔つきが特徴
・胴体
鳥羽差市に住んでいたファッションモデルの女性。胸は小さいが奇麗に整った体形
・右腕
枝のように細い少女の腕。この右腕の少女の母親がイザホを引き取った。
・左腕
右腕とは対照的に、非常に筋肉質な男性の腕。元はキャンプ指導員だった。
・右足
幼い少年の足。左足とのバランスを取るため、義足で長さを伸ばしている。
・左足
ややシワのある女性の足。一見あまり印象に残りにくいように思えるが……
――マウ――
紋章によって人間と同等の知能をもったウサギ。
イザホとはお互いに大切な親友。いつでも彼女と行動を共にするうちに、真相も一緒に知ることになる。
二足歩行することができ、のど元に埋め込まれた声帯の紋章によって喋ることができる。また、普段はタキシードにシルクハットを被っているが、場合によって服装をころころ変える。
性格はつかみ所がなく、飄々としている……ように見えて、本心はやや人間不信かつ臆病。イザホに注意を促す場面も多々ある。
イザホとは彼女の過去に共感したことが付き合いのきっかけ。イザホに対しては兄弟……というより恋人以上に近い感情を持っている。
ちなみにメスである。
――
イザホとマウが探偵助手として勤めることになる“夜道探偵事務所”の所長の男性。
ふたりとともに、事件解決のための調査を行っていく。
性格はよく言えば情熱的、悪く言えば暑苦しい。その性格に加えて実績もまだ乏しいため、事務所に人はあまり来ない。本人いわく、「この街が好きだからこの仕事をしている!」。洞察力は人並み以上で、他人の感情に対しての勘は鋭い。
イザホの母親とは親友で、鳥羽差市におけるイザホとマウの保護者にも当たる。
――
今回の失踪事件を担当することになった男性刑事。
タケミツとは古くからの知り合いで、今回の事件で意見を聴くために探偵事務所を訪れる。
表情はとても暗く、声はボソボソ、背筋は常に猫背と、見ただけではやる気は感じられないが……
――
クライとともに事件の捜査を行う女性刑事。
クライとは正反対にハキハキとした正義感の強い性格であり、やる気のない先輩に頭を悩ましている。その分、ひとりで突っ走ってしまうことも……
――カモミール――
街の交番の巡査長である二足歩行の犬。オス。
真面目かつ誰とでも優しくできる性格。
クライとマイに対して尊敬の眼差しを抱いている。
――
行方不明となっている女子高生。
クラスメイトによると、内気であるがとても心優しい子だったという。
――
ウアと中のよかった女子高生。
性格はのんき者で、ウアが行方不明となってからもその振る舞いを変えない。その一方で、イザホに対して不思議な疑問を問いかける。
実家は喫茶店。
――謎の少女――
裏の世界でイザホとマウに殺意を持って襲いかかる少女。
その少女には、どこかイザホと共通点があるようだが……
――バフォメット――
10年前の殺人事件の犯人と見られる羊の頭を被った人物。
裏の世界でイザホの目の前に現れる。
この他にも、多種多様な住民たちとの出会いが待っている。
ほとんどの人物は事件の手がかりとなる情報を提供してくれるが、彼らの中に犯人がいるという可能性を忘れてはいけない……
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