その他詳しい見所
――紋章が描き出す美しき街 鳥羽差市―
短編シリーズ「化け物バックパッカー」で、独特な化け物の世界を描いているオロボ46。
「屍江稻異座穂と死体になった魔女」では、彼の美しく(自画自賛)、独特な世界観が遺憾なく発揮される。
最初は「機械や電子を魔術に置き換えたサイバーパンク」として始まった紋章の設定。それはSFのような世界観でありながら、ゴシックホラーやダークファンタジーの雰囲気を醸しだす。そこに加えられる、殺人事件によるサスペンスと個性豊かな住民たちが織りなすユーモア。
物語が進めば進むほど、世界観の味わいが濃く感じられる(予定)。
――無口な死体の少女「イザホ」と、お喋りなウサギ「マウ」――
この物語の主人公「イザホ」は、死体に知能と人格を与えられた存在であることに加えて、常に笑みを浮かべたまま黙っている。それだけ聞くと無機質で不気味な印象を与えるが、彼女の一人称で語られる地の文はどこか感情の豊かさを感じる。
自称箱入り娘である死体は、街での暮らしを通してなにを見つけ出すのだろうか。
そんな彼女を支えるのは、紋章によって知能を得たウサギ「マウ」。
彼女はウサギであるにも関わらず、紋章の声帯を通してイザホの代わりに会話を行う。時に相手の気持ちに共感し、時に皮肉を放ち、時にユーモアで場を和ます。彼女はイザホにとって、大切な
無口な死体の少女と、おしゃべりなウサギ。
異質なこのコンビによる活躍、そして描かれる絆も、この物語の魅力だ。
――本格採用(予定) 下書き共有ギミック――
このカクヨムには、下書き共有機能がある。
そしてこの「屍江稻異座穂と死体になった魔女」には、下書き共有機能の活用が検討されている。その名も「下書き共有ギミック」だ。
物語の途中で【】付きのURLが現れたら、クリックしてみよう。安心しろ、オロボ46に読者を変なサイトに連れて行く度胸はない。
現れるのは、世界観を補完する情報か、それとも物語では描かれない住民の一面か、はたまた鳥羽差市の絶品グルメか……
現段階では確定していないが、読まなくても本編の理解に支障はないものであることは確実だ。
また、下書き共有ギミックの中でも特に導入が有力視されているのが、「イザホの日記」だ。
これはいわゆる「前回までのあらすじ」。それに加えて、今まで出会ってきた人物や場所、謎が更新されていく。各話の最初のURLに設置されているので、なにか疑問がある場合には積極的に活用しよう。
オロボ46いわく「毎回確認するというよりは、謎に対する考察を行う際に参考資料として活用することをオススメしたいですね」とのことだ。
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