第6話 アカネちゃん! 邪魔しないで!

 今日の朝、登校中にアカネちゃんと話しながら歩いている。

「イルちゃん? ヤンデレなのはやめといた方がいいよ?」

 私はそれを聞いてムスッとしている。

「アカネちゃん? マコトくんは本当はいい人だと思うの」

「イルちゃん? あとで泣きつかれても遅いんだからね?」

 うーん、アカネちゃんって何もわかっていないの。あ、あれはマコトくん?

「やっほー☆ マコトくん! おはよー☆」

「はあ~、イルちゃんってなんにもわかっていないね?」

 マコトくんが近付いてくる。

「おはよー。イルちゃんとアカネちゃんって仲良しなんだね?」

「えへへ♡」

「マコトくんって、イルちゃんのこと、どう思っているの?」

「どうしたの? アカネちゃん? うーん、ボクがイルちゃんを好きで、理由なんてないよ?」

 あー♡ 朝からきゅんきゅんの私♡

 なぜか私たち三人で登校中。

 いやー、これって青春ですなぁ☆

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