第5話 急接近♡

 あーあ、なんか面白いことないかなぁ?

「イルちゃん、今日はボクの家に来ないか?」

 え? マコトくん?

「えー? どうしようかなぁ?」

 私がもじもじしているとマコトくんはこう言った。

「イルちゃんは特別な人だからね」

 私はドキドキしながら、放課後にマコトくんの家に入って二人きりの部屋に。いやー、これって私を襲うつもりだね? キャッ♡

「イルちゃんはかわいいね」

 きゅん♡

「イルちゃんはボクだけのモノだよ」

 きゅんきゅん♡

「イルちゃん、キスできるかな」

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 ん? なにこの外から聞こえる叫び声?

 ばりいいいいいいん!

 えっ? アカネちゃん!? 窓を勢いよく破って入って来たのですが!?

「待てい! イルちゃん! 助けに来たぞ!」

 いや、邪魔しないでくれますか?

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