第4話 私から

 えへへ♡ マコトくんから壁ドンされて胸キュンした私☆ それじゃあ、私からマコトくんに話しかけてみようっと。

「マコトくん、おはよー☆」

「ああ、イルちゃんか。どうしたの?」

 もう! 壁ドンしたのはマコトくんの方でしょ?

「マコトくんって、かわいいね♡」

「ボクをからかうなんて、やめないか?」

 マコトくんは顔が真っ赤。きゅん♡ けれども、マコトくんはこういう表情をするんだ? あ。よーし、それじゃあ☆

「マコトくん、私、好きな人がいるの」

 すると、これを聞いたマコトくんは私のアゴをクイッとしてきた! きゅん♡

「それは、誰のことかな?」

「えー? 恥ずかしいよー。言えない♡」

 すると、マコトくんはカッターナイフを取り出してこう言った。

「チッ、そいつをなんとかしないとな」

 えー♡ ヤンデレくんだー♡

「おいいいいいいいい!? イルちゃんとマコトくん、離れろおおおおおお!」

 またしても、アカネちゃんが割って入ってくる。

 アカネちゃんは私の手を引っ張って今度は学校の屋上に連れていく。どうしたの? アカネちゃん?

「イルちゃん! あんたね? マコトくんは絶対にヤバいって!」

「えー? でもなぁ? 私のこと、好きだもんねぇ」

「それ、本気で言っているの?」

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