第3話 気があるのかも?

 私は今クラスメートの男の子たちと楽しく話している。それにしても、マコトくんは私に気があるのかも? そう考えると、私、ドキドキしてきた!

「おい、イルちゃん? ボク以外の男となに話しているの?」

 はい、マコトくんが来ましたー♡

「え? 私は、ただ話しているだけだけど?」

「ボク以外の男と話しているのかよ? それってダメだよね?」

 キャッ♡ これって、もしかしてー? やいているのかしら!

「えー? 私、困っちゃうなぁ?」

 すると、マコトくんが私に壁ドンしてきた!

 きゅん♡

「ちょっと待てい!」

 あれー、アカネちゃんが割って入ってくる。

「イルちゃん? あんたね? 何か言いなさいよね」

「私、マコトくんから壁ドンされて胸キュンってなった♡」

「おいいいいいいいい!?」

 アカネちゃんが私の手を引っ張って、体育館の裏にまたしても連れていく。

「あれ、いいところだったのに?」

「イルちゃん? 本当に本当に、マコトくんはやめといた方がいいよ?」

 えー? どうして?

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