第26話 資金が少なければ小型株しかない

資金が少なければ小型株しかない


 資金が少ないときに、大型株を取引しても、大きな差益は得られません。

 よほどの材料が出たときは+7%くらいは動きますが、ほとんどの取引日では+1%台しか動かないなんてザラです。

 しかし小型株は機関投資家や外国人投資家が参加する余地は少ない。

 小型株に何億円という資金を投入したら、それだけで株価が跳ね上がってしまい、まともに取引が成立しないからです。

 大型株を保有し続けて、配当や株主優待を享受するなんて、資金が少ないうちはできっこありません。しかも大型株には機関投資家や外国人投資家さらにコンピュータ売買であるアルゴリズム取引も参加しています。

 だから資金が少ない投資家は、小型株で勝負するしかないのです。


 小型株でも株価に差があり、5,000円以上のものもあれば100円未満のものもあります。

 ある程度の売買差益を得たいと考えているのなら、1,000円前後の株価が最もよいのです。


 ですが10万円の銘柄ひとつしか取引しないのは危険が大きすぎます。

 可能であれば、3つの銘柄を保有したいですね。

 3つあれば、2勝1敗で利益が出ます。値幅によっては1勝2敗でも差益が出るのです。

 1つの銘柄だけにこだわっていると、せっかくのチャンスを棒に振りかねません。

 しかもバイオセクターだけテックセクターだけでもダメです。

 必ずセクター(ジャンル)を3つすべて変えてください。


 セクターの異なる小型株を3銘柄。

 これが資金の少ないうちでは最適解となります。



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