第4話 どうやら俺は勇者じゃないらしい

「それは…俺たちが勇者だって事か?」

俺が勇者…?これは…!高校生男子が一度は夢見る(俺調べ)シュチュエーションじゃないか!異世界に行って無双できるのか!

「勇者は君じゃなくてそっちの女の子の方。君は一般人だよ」

勇者は俺じゃない?あいつが勇者?

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」

「ここは天界だから近所迷惑とかないけどうるさいからやめて」

じゃあ何で俺を呼んだ?俺が勇者じゃないなら俺を呼ぶ必要はない筈…

「君は必要だから呼んだんだってば!そうやってすぐ自分をいらない存在として考えないの!」

「女神だからって簡単に心読まないでくれませんかね!」

「女神だからいーの」

プライバシーというものが天界にはないのか⁉︎

「で、何だっけ?昨日の夕飯の話だっけ?」

「ちげーよ!何で俺を呼んだのかって話だよ!」

女神の記憶能力はレベル1らしい。

「そうそう!君は勇者のサポート役だよ!」

「何でですか⁉︎勇者にサポートなんていらないでしょう!ちょー強いんだから!」

「それはそうなんだけど、勇者が強いのは3分だけなんだよ!3分経ったらクールダウン時間として5分間動けなくなるんだよ!」

「何だよそれ!ウル○ラマンかよ!」

ウ○トラマンの方がまだマシだわ!

「で、なんで君を呼んだかなんだけど…」

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