第3話⁂氷の世界⁂


ゴオ————————————!!!


{ギャ————!凄い強風に吹き飛ばされて何処に吹き飛ばされるんだ—?それから、この稲妻のような割れんばかりの爆音は何なんだ————?

これは一体何が起こったんだ?

ギャ————!}


[ピッピッピッ異世界招集完了]



               

【有村裕也 】


|職業:           

|レベル:1              *称号

|魔力:1               ≪異世界人≫

|攻撃力:1              ≪異世界初心者≫

|防御力:1

|俊敏力:1              *スキル

|知力:1               |鑑定2

                    |忍耐2

                    |アイテムボックス=|ストロンガーウ                       

                              |エポン所有

                    |言語理解不明


{な~んだ~? この電光掲示板のようなメッセージ表は?

一体ここはどこ?}

{アアアア!1990年の日本で子供を助けたのでスキルが2になったのかセコ!もっと上げろよ?}


[言語理解を確認しました]


{スキルとは特定の言動、行動をすれば手に入るらしい。今話したから確認されたのだ。 

な~んだ!あの神様まんざらでもないな~!やはり年の功、ちゃんとこんな異世界に転生できたし『ストロンガーウエポンⓏ』と言う最強の武器も手にすることが出来た!チョットボケが入っていたが?それと魔法のステッキが有るから自由自在に魔法が使える。}     



裕也はやっと異世界転生出来て、嬉しくて喜び勇んでこの氷の世界に進んで行ったのです。

すると何とも美しい幻想的な青の世界が広がっています。


周囲は薄暗く、辺りは氷が張り巡らされて。

外の光が差し込み青く光りキラキラ輝き、青く光る氷に近づくとまるでダイヤモンドのように屈折した、その幻想的な光が何とも美しい氷の世界です。


又ブル-の水しぶきの音が周囲に響き渡りカリンカリンと音を立てています。


漆黒の空にはオ-シャンブル-の曲がりくねったオーロラが、まるでカーテンのように靡いています。


「ワアアアアアアアア!な~んだ!この綺麗な事」


すると暗闇から髪にはキラキラ輝くダイヤモンドを散りばめたティアラをかざして煌びやかに着飾ったドレス姿のご婦人が現れたのです。


「あああああ~!良く来てくれました。待っていましたよ。私はこの氷の世界のエリザベ―ト王女!私は地球という星に以前から深い愛着を感じています。それと言うのも私達氷の世界の住人と何ら変わらない姿だからです。今までは西洋の文化に心酔してビートルズやマイケルジャクソンに狂っていた時期もありますが?最近はスッカリKポップにハマっちゃって、しょうゆ顔の地球人を探していたのよ。そこにゴッド(神様?)レイニンからサンプルを渡されたのです。私は大の面食い!裕也を見た時にはこの子以外は絶対に考えられない!それでレイニン殿に頼み込んだのよ。あなたには特殊な能力が備わっているらしいのよ?この氷の世界を全身全霊で守って欲しいのです。あいにく私には子供が有りません。あなたが立派に任務を遂行してくれたら次期王に任命しましょう」


「本当ですか~!頑張ります!」


{俺も今更行き場がないからここで頑張ろう。ましてや次期王様なんて美味しいじゃん!若い娘いっぱいはべらせてクフフフ~!オオオオオ————!考えただけで。興奮する。それでも……?チッなんだよ~!Kポップってのが気に食わね!トホホホホ!俺はジャパニ-ズだって—の!}


氷の世界を侵略しようと幾多の敵軍が押し寄せます。

ある時、ファイヤー獣星人が押し寄せて来て、この氷の世界は火の海と化し一時は炎の塊となったのです。


一時は氷の世界は溶けて跡形も無くなる寸前でしたが、

一方の氷の世界の兵士達も勇敢に立ち向かいます。

氷砲を瞬時に打ち放しファイヤー獣星人目掛けて打ち放します。

””ギャ———!””

””グワァ————!””


裕也は魔法のステッキで集中して「エエエエ――———イ!」


巨大な氷ロ―ラ―獣に変身して口からは勢い良く水を噴射、手からは大型消火器ポンプで攻撃、そしてロ-ラ-でファイヤー獣星人を粉々踏みつぶし溶かしていきます。


そして等々裕也と兵士達のお陰で一網打尽に打ち払う事が出来たのです。


その夜は飲めや歌えの祝杯の盃です。

兵士達は美酒に酔いしれてます。


裕也は褒美に法外な金貨を手にしたのです。


そして一人ベッドでエッチな妄想を???

「キャッハ———ッ!アアア可愛い美女と~💛*⋆*・グフフフ~!」


すると何か?花の香り?香水の香り?生温かいものがニュ~ッと「アアアアアア————!!!」

何と王女様ではありませんか。


「ギャ————!」


「嗚呼~!私はこの日を幾たび待っていた事か~!そなたを愛している!」


「イイ イヤ~?いけませんって!」


””ブチュ💋””


{オオオオオオ!折角美形に生まれ変わったのに、こんな母親のような?イヤおばあちゃんに近い年齢のババアと?とんでもない事!ギャ————ッ!}


すると身体が見る見るうちに元のブ男裕也に!


「ギャ————ッ!ギャ--————ッ!ああああ!アンタ誰!私は大の面食いなの!こんな豚🐽イヤ!」


「チョット誰か来て————!」


「女王様何か御用で!」


「こんな豚🐽串刺しにして放り出してチョウダイ!」


「ギャ————ッ!や止めて下さいよ!」


実は時間が経っても元の姿には変わらなくなったのですが、興奮すると元のブ男に戻ってしまうのです。

もうこれはどうにも出来ないのです。


これから一体どうなって行くのか???






















             

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る