42話 Forget -me- not
前回までの
ラミオラス帝国軍の三軍が1人
冥王軍 団長 ソープワイトと
遂に
双子の姉妹であるペチュニア とサフィニアを
冥王軍に連れ去られた
一切、手出しせずとも圧倒的な強さを誇る
ソープワイトは
元
副隊長サフィニアが兵器として現れ参戦した。
実の妹に手を出せずソープワイトと
苦戦する両者だったが
対決していた
鮮血の
千年
ジニアとジュダスは更に苦戦を強いられていた。
一方、
ジニアの元へと向かっていた。
ジュダス
「
サフィニアを抑える。
ジニアはソープワイトを頼む。」
ジニア
「当たり前や。」
ジュダス
『
「イージス!!!!!!」
サフィニア
「ヴッ!!!ヴッーーー!!ヴッーーー!!」
ジニア
「ほな行くで!!ソープワイトォォオ!!」
ソープワイト
「バカかね!!!」
ジニア
「ガハッ!!!!!
嘘...やろ!!??」
ジュダス
「ジニア!!!
グッ!!!グアッ!!!!」
ソープワイト
「
こんな砂遊びで止められる訳がない。
やはり、砂塵の
アホゥばかりだったようだね。」
ーー キキョウサイド ーー
キキョウ
「私達は
私を連れ去った目的も知りたいですし。」
チョウラン
「え!?いいんですか?
アキレイ隊長とツバキ隊長の所に行かなくても...」
リナリア
「フフッ」
ジジ
「フン。」
「兄さんが」
「
「負ける訳ないでしょ?」
「負ける訳ねぇだろ。」
リナリア
「私達は次に繋がる活路を見つけるわよ!」
チョウラン
「はい!!」
キキョウ
「では、行きますわ!!」
ジジ
「まずは
作者 REN’sJackson
ー
チョウラン
「いぃぃいやぁぁぁあ!!!!!」
エリカの
千年
チョウラン
「何これぇえええ!!!!
赤いワニが襲ってくるぅぅうぅ!!!!」
次々と赤いワニの様な口が
地面から湧き出てバツンッバツンッと
チョウラン達を噛み殺そうと襲って来る中で
全速力で走りながら大声で話していた。
チョウラン
「ぬぉおおおお!!!!!!!」
ジジ
「おい!!チョウラン!!うるせーぞ!!」
チョウラン
「だってジジさーん!!!!
あれに挟まれたら死んじゃいますよぉぉぉ!!」
リナリア
「なんなの!?急に襲って来るから敵よね?」
ジジ
「どう見たってそうだろうが!!!」
リナリア
「だよね...」
キキョウ
「皆さん!!今は走ってください!!
止まったら
ジジ
「だから走ってんだろうが!!!」
リナリア
「みんな!!!
チョウラン
「残ってますぅううう!!!!」
ジジ
「無駄に使えねーだろうが!!!」
リナリア
「そんな事言ってらんないでしょ!!」
キキョウ
「そうですね!!
どうやらこの赤いワニには
まるで意味なさそうですし!!」
ジジ
「さっき無駄打ちしちまったからな!!」
チョウラン
「だから逃げるのに使いましょって
さっき言ったのにぃい!!!!!」
リナリア
「こんなにいっぱい来ると
私も思わなかったんだもん!!」
キキョウ
「予想外に強力でしたからね!!」
ジジ
「おし!!一気に駆け抜けるぞ!!!」
『
リナリア
『
キキョウ
『
チョウラン
『
ジジ、リナリア、キキョウは風を
移動速度をグンッと上げたが
チョウランだけは1人だけ地面を蹴り上げて
空中を滑る様に移動していた。
ジジ
「あ!!!チョウラン!!
テメェだけズリィぞ!」
チョウラン
「へへーん!!
空中なら届きませんもんね!!!!!」
するとバツンッとチョウランに向かって
赤い口が地面から射出され襲いかかった。
チョウラン
「いやぁぁぁあ!!!!!!」
リナリア
「チョウラン!!!」
『
強烈な突風が巻き起こり
大きな魚の群れが風の
チョウラン
「ありがとうございます!!
リナリアさぁああん!!!!」
リナリア
「空にいても襲って来るなんて...」
ジジ
「ざまーみろ!!!チョウラン!!」
キキョウ
「これじゃぁ
身が持たないですわ...皆さん!!!
少し手荒ですが良い考えがあります!!!」
ジジ
「なんでも良いから早くやれ!!」
リナリア
「キキちゃんお願い!!!!!」
チョウラン
「ギャァァア!!!!!!!」
キキョウ
「え!?わ、分かりました。」
『
「キキちゃん!?」
「おい!!」
「なんでぇえええええええ!!!!」
キキョウは
前にいる3人に向かって放つと
キキョウを背に乗せた水のサメが
三人を一気に飲み込み駆け抜けた。
「アボボボボ」
「ボゴコゴゴゴ」
「オロロロロロ」
「待っていてください!!ジニア隊長!!」
((ぶっ...ぶっ殺して...や...る...))
ーージニアサイドーー
ジニア
「グッ!!」
『
ジュダス
「ジニア!!」
ソープワイト
「ほお。千年
サフィニア
「ヴゥーーーー!!」
ジュダス
「お前は!!こっちだ!!サフィニア!!」
ジュダスはサフィニアの光線を
徐々にサフィニアへと近づいていた。
「はぁ...はぁ...
舐めとったら...あかんで...」
ソープワイト
「たかだか
踊るほど嬉しいのかね?え?」
ジニア
「そうそう。
今日の為にめっさ練習したんやで?
見てぇ!この華麗なステップ!!
優勝間違いなしやわぁ〜
...ってアホか!!
いつ誰がどこで何を踊っとんねん!!!」
ソープワイト
「そろそろ私も、飽きーーん?」
ジュダス
「なんだよ...あれ...」
ジニア
「
ソープワイト
「あれは...」
ジニア
「キキ!!!!!!!」
キキョウ
『『
『『
水のサメの上に立つキキョウは
胸の前で構え叫んだ。
キキョウ
『
すると、キキョウを取り巻く様に
巨大な水の龍が
水のサメごと呑み込み襲い掛かった。
ジニア
「え!?えぇええー!!!!|」
ジュダス
「ジニア!!!」
ジュダスはジニアを引き寄せようとするも
ジニアと同じく呑み込まれてしまった。
ジニア
「
ジュダス
「
((な、なんで...やねん))
ソープワイト
「...フンッ。
キキョウ=ジュリエット=ジォヴァーナ=ジレンホール
わざわざ自ら足を運んで来るとは
手間が省けるじゃあないか。」
キキョウ
「ソープワイト...それに...なんで...サフィニアが...」
サフィニア
「ヴッーーーー!!!!」
ソープワイト
「懐かしいかね?」
するとドーンっと水の龍が弾け
中から咳き込むジジ達が出てくる瞬間
ジニアが叫ぶと
百本もの腕がある砂の巨兵が召喚された。
ジニア
『
サフィニア
「ヴッ!!ヴッ!!!ヴッ!!!」
ソープワイト
「
サフィニア
「ヴッヴッーーー!!!ヴッー!!!!
ヴァァァア!!!!!!!!!」
サフィニアは
ドドドドドと光線を砂の巨人に向けて乱発するも
その全てを砂の腕で弾かれてしまった。
ソープワイト
「回り込むんだよ!!このバカが!!!!」
サフィニア
「ヴッ!!!!!!!」
サフィニアは素早く移動し回り込むも
砂の腕に弾かれ遠くまで吹き飛んでしまった。
サフィニア
「アガッ」
ソープワイト
「なるほど...近づくもの全てを
自動で弾く結界というわけか。
フン。こんな技など初めて見る。
砂塵の
いつまで寝てるつもりかね!?」
ーージニアサイドーー
キキョウ
「ありがとうございますジニア隊長。」
ジニア
「な、なんやねん!!急に!!
ほんま焦ったわぁ!!!!」
キキョウ
「声かける暇なくて」
ジニア
「大丈夫なんか?コイツら...。
溺死するで?
おーい。生きとるんか?」
ジジ、リナリア、チョウラン、ジュダス
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ」
キキョウ
「だ、大丈夫ですか?」
ジジ
「テメェ!!ふざけんな!!!!」
リナリア
「キキちゃん!!!やるなら言ってよ!!」
ジュダス
「んの...やろう!!一体、なんのつもりだ!!」
チョウラン
「そうですよ!!
溺れ死ぬかと思っっ。
って!!!!!
えぇえ!!!ジニア隊長ぉおおおお!!!!」
ジジ
「ん?ジニア...」
リナリア
「ジニア隊長!!」
ジニア
「ランチィ!!!ジジやん!!リナリー!!
生きとったんやな!!!!」
「うぇーん!!!
ジニア隊長ぉぉおおお」
ジニア
「ちょ!!抱きつくなや!!!」
ジジ
「うるせーよ!!チョウラン!!
チョウラン
「イダッ!!!!うぇーん!!痛いよぉぉおおお」
ジニア
「ジジやんも来てくれたんやな!!」
ジジ
「おい!!まだその名前で呼ぶのかよ!!!」
ジニア
「当たり前やん!!!
賭けで負けたんが悪いんやろ?」
ジジ
「グッ!!!
それは!!その!!!あれだ!!!!!」
ジニア
「なんや?天下のルシファンブルクが
負け惜しみでも
ジジ
「テメェ!!」
チョウラン
「え?ジジさん
もしかして...ギャンブル弱いんですか!?」
ジニア
「せやでランチィ!!!
勝ったとこなんて見たことないわ!」
チョウラン
「へぇ!!!
あっ!!ジジさん!!
今度、全財産賭けて僕と勝負しませんか!?」
ジジ
「ふざけんな!!
俺にメリットねーじゃねぇか!!
テメェみたいな俺の小遣いにもなんねぇ財産もらっても
ゴミが増えるだけなんだよ!!」
チョウラン
「そんな!!!!ゴミじゃないです!!!
僕だってね!!!ゲームさえしなければ
普通に食べていけるんです!!!!」
ジニア
「なんやねんそれ。
ってかゲームすな!!!!!!」
キキョウ
「フフッ。皆さん元気そうで良かったですわ。」
ジジ
「んな事よりジニア
1人で突っ走りやがって。」
リナリア
「そうですよ!!単身で乗り込むなんて!!
無茶にもほどがあります!!」
ジニア
「そないなこと
部下 助けるんは隊長の
リナリア
「捕まったらどうするんですか!!!」
ジニア
「捕まった事なんて一度もあらへんもーん。」
リナリア
「そういう意味じゃないですよ!!」
キキョウ
「私がヘマしちゃって
本当に迷惑かけちゃいました。」
ジニア
「あー!!!キキ凹んで泣いてもうとるやん!!
リナリーどないすんねん!!!」
キキョウ
「泣いてません。」
ジジ
「おいジニア。」
ジニア
「なんや?」
ジジ
「ここまで来てやったんだ。
ジニア
「え!?この状況でそれ
ジュダス
「お前ら騒がしいな。俺は行く。」
チョウラン
「そうですよ!!!目の前にはソープワイッ
って!!!だれぇええええええ!?!?
なんでシレッと同じ雰囲気出してるの!?」
ジジ
「離れろチョウラン!!!」
リナリア
「気配を感じさせないなんて...」
キキョウ
「名乗りなさい!!!!」
ジニア
「ちょちょちょ!!待て待て!!」
ジュダス
「名乗れ?フン。
俺はジュダス=ギギ=アルマーニ」
ジジ
「敵か!!
「落ち着かんかい!!!
味方や!!味方!!
ほれ!!もっと詳しく話さな!!」
ジュダス
「そんでコイツが...
ジジ
「魔装兵器!??敵じゃねぇか!!!」
チョウラン
「いやぁぁあ!!!!敵だぁあ!!!!」
ジニア
「ジュダスややこしなるから
それに、
ジュダス
「そうだな。」
ジニア
「素直か!」
ジュダスは
ツタがほどかれる様に消えていった。
ジュダス
「まだ言ってなかったな。
リナリア
「ソープワイトにサフィニアに
ジジ
「看守長だと!?」
ジニア
「ジュダス!!そこやない!!もっとあるやろ!!
味方っぽいやつや!!!」
キキョウ
「待ってください。
ジュダス=ギギ=アルマーニ...。どこかで...」
ジニア
「せや!!ジュダス!!
こいつがキキョウやで!!!」
ジュダス
「キキョウ!?!?!?!?」
キキョウ
「あ!!ジュダス君!!!!
え!?生きてたの!?!?」
「お、大っきくなった...な...」
キキョウ
「それはジュダス君もでしょ?」
チョウラン
「そうです!!おっぱい大っきいんです!!」
ジニア
「そっちちゃうわ!!!」
ジュダス
「そういう意味じゃねぇ!!!」
ジジ
「チョウラン。」
チョウラン
「はい!!」
ジジ
「バカ野郎が!!
チョウラン
「痛いですよぉ!!」
リナリア
「知り合い...なの!?」
キキョウ
「はい。私の家の向かいに住んでたんですよ。
よく遊んでました。ね?」
ジュダス
「そ、そうだったか?」
キキョウ
「そうだったよ。」
キキョウはニコッと笑った。
ジュダス
「そ、そ、そうか。」
ジニア
「ん?ジュダスくーん。
なんで顔赤いのかなぁ???
ジュダスくーん。」
ジュダス
「赤くねーし!!!!」
チョウラン
「な、なんだこの危険な香り!!!!
嫌な予感がする!!!」
リナリア
「良い香りじゃない。」
ジジ
「くだらねー。」
ジュダス
「き、綺麗になったじゃねーか。」
「え!?そ、そうですか!?」
チョウラン
「わーわー!!!
今は敵地ですよ!!!!!!
ほら!!離れて!!キキョウ副隊長には
二度と近寄らないで下さい!!!!」
チョウランはキキョウとジュダスの間に入り込み両手を広げた。
リナリア
「それでジニア隊長。
なんで味方なんですか?」
ジニア
「え?俺の新しい副隊長に任命してん」
ジジ
「え!?」
チョウラン
「ぇえー!?」
リナリア
「はい?」
キキョウ
「本当ですか!?」
ジュダス
「え!?
やるなんて言ってねーよ!!
今はそれどころじゃーー」
「
ややこしなるやろ!!」
ジジ
「副隊長になる条件知ってんだろ?
誰が推薦すんだよ。」
ジニア
「どうにでもなるやろ。知らんけど!!
ペチュニア とサフィニアの兄貴なんやで。
色々あってギュンッと
サフィニアを取り返しに来とってん。
せやから、仲良ぉしたってな!!」
ジュダス
「そうだ。俺の目的はペチュニア とサフィニアを
ラミオラス帝国から救う事だ。
ずっと探し続けてきた。
だから俺は死んでも取り戻す。」
キキョウ
「ペチュニア とサフィニアが
あの可愛い双子の姉妹なの!?
全然、分からなかった...」
ジュダス
「随分前の事だ。
俺のことさえも覚えてないんだからよ。」
チョウラン
「あの双子の悪魔のお兄さん......怖い。
それよりもあの赤いワニが来ない!!!」
リナリア
「確かにそうね。
離れたからかしら。」
ジュダス
「いや、こっちにも来てたはずだ。」
リナリア
「そうなの?」
ジジ
「それに傷が塞がってやがる。」
キキョウ
「はい。先ほどの
皆さんの古い血を洗い流して傷を癒す技です。」
ジジ
「血...確かに俺らは血だらけだったな。
そうか。あれは血に反応してたんだな。
それか、術が切れたか 術者が倒れたかだ。」
リナリア
「じゃぁ今は大丈夫なのね。」
チョウラン
「どうしますか?」
リナリア
「そう簡単には行かないわよね?」
ジニア
「せやな。」
キキョウ
「私達副隊長はジニア隊長の指示に従います。
どうしますかジニア隊長。」
チョウラン
「ジニア隊長」
リナリア
「ジニア隊長」
ジジ
「ジニア」
ーーソープワイトサイドーー
ソープワイト
「
ソープワイトはコーヒーを飲んでいた。
ソープワイト
「ふぅ。まだかね?」
サフィニア
「ヴッーー!!!!」
ソープワイト
「仕方ない。この私がーーーん?」
ジニア
「行くで!!!!」
リナリア
『
『
『形状変化...解放!!』
チョウラン
『
『
『形状変化...解放!!』
ジジ
『
『
『形状変化!!解放!!』
ジュダス
『『
ーー
ーーー
ーーー起動しますーーー
ジュダス
『
リナリア
『
ジジ
『喰い散らかせ!!
チョウラン
『飛び
「お願いします!!」
キキョウ
『
リナリア
『
『
ジジ
『
『
ジュダス
『
チョウラン
『
『
「
『
『
「再構築完了!!!!!!
皆さん!!!貼り付けます!!」
『
ソープワイト
「
全て打ち落とせ!!!」
サフィニア
「ヴッーー!!ヴッ!!!!!」
ジニア
「やらせへんわ!!ボケ!!」
ジニアの砂の腕がサフィニアの光線を
次々と弾きその脇から
氷の矢、電撃の弾丸、水の龍、イージスが
ソープワイトとサフィニアを襲う。
ジジ
『
ソープワイト
「グッ...めくらまし!!こんなもの!!!
サフィニア
「ヴッーーー!!!!!!!!」
「させないわよ!!!」
『
サフィニア
「アグッ」
ジュダス
『
サフィニア
「ヴッ」
チョウラン
『
サフィニア
「ウグッ」
ジニア
「今や!!!!」
ジジが目をくらまし
リナリアはサフィニアの頭部以外を凍らせ
更にジュダスが動きを封じ
それをチョウランが紐で縛ると
ジジ達は
サフィニアを抱えて
ソープワイト
「ヌフフフッ。
戦力の分散...初歩中の初歩だね。
何の意味がある。
あんなオモチャを連れ去った所で
どうする気かね?」
ジニア
「連れて帰るに決まっとるやろ。」
ソープワイト
「ヌフフフッ 連れ帰る?
ヌフフフッッ。ナーベルク帝国に?
面白い事を言う
キキョウ
「ジュダス君の妹を返してもらいますわ!!」
ソープワイト
「ほぉ。ジュダスとは知り合いかね?
まさか、そこと繋がっているとは
夢にも思わなかったよ。
それで?返したとして何の役にも立たない兵器を
持ち帰ってどうするつもりかね?
貴様ら低能共には
目的は何かね?」
ジニア
「連れて帰る
ソープワイト
「まさか、ただそれだけじゃあないだろ?
分解するのかね?それとも
キキョウ
「そんな事しないわ!!
あなた達と一緒にしないで!!!」
ジニア
「ホンマ難儀なやっちゃな!!!
ええ加減にせぇよ!!
こっちには解放した
余裕かます暇なんか無いっちゅうねん。
お前を分解して
ソープワイト
「ヌフフフッ。よく吠える猿だよ全く。
誰に向かって言っているか分かっているのかね?」
それを見たキキョウは
キキョウ
「隊長。」
ジニア
「せやな。
防御と攻撃は俺がおる。
キキは攻撃と回復に専念せぇ。
ソープワイトの
同じ
キキョウ
「はい!!!」
ソープワイト
「数日前の出来事さえも忘れたのかね?
貴様達が
ジニア
「ゴチャゴチャ抜かしとると
舌噛むでぇ!!!!!!!」
『
キキョウ
『
『
ジニア
「ウガッ...身体が...」
キキョウ
「グッ...動か...ない」
すると、巨人兵の腕が次々とソープワイトを襲うも
ソープワイトは華麗に
ソープワイト
「フンッ。」
ジニア
「オワッ!!!解けた!!!
キキョウ
「巨人兵がいなかったら
危なかったですわ。」
巨人兵は次々とソープワイトに拳を繰り出していくが
ソープワイトは片腕で、拳を止めると巨体ごと投げ飛ばした。
ソープワイト
「バカかね!!!」
ジニア
「投げ...飛ばしよった...」
キキョウ
「嘘...」
ソープワイト
「何を驚いてるんだね?
これくらい当然だよ。」
『
キキョウ
『
ソープワイトの頭上から
砂の
ジニア
「やったか!!!」
キキョウ
「今のは確実に!!!!」
ソープワイト
「これで終わりかね?」
ジニア
「嘘...やろ?確実に
キキョウ
「火傷も負っていません...」
ソープワイト
『
ジニア
「なっ!!消えーー」
キキョウ
「瞬間移動!?違ッ」
『
「ハァーーーーーーーー!!!!!!」
「アガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガ
「アガゴゴゴガゴカゴ
アガゴゴゴガゴカゴ
アガゴゴゴガゴカゴ
アガゴゴゴガゴカゴ」
ソープワイト
「ハッ!!!!!!!」
ジニア
「ガッ」
キキョウ
「グッ」
ソープワイトは瞬間移動すると
目にも止まらぬ
ジニアとキキョウを吹き飛ばした。
ソープワイト
「フン。なんだね?
そんなに驚くことじゃあない。」
ジニア
「ゴハッ...どんな拳速やねん...
科学者やないんか...」
キキョウ
「ゴハッ...
生身でダメージを与えるなんて...」
ソープワイト
「バカはよく勘違いをする。
科学者だから
教えてやろうじゃあないか
私はこう見えても拳撃においては
少し腕に覚えがあってねぇ。」
ジニア
「ウグッ...おかしい
やっぱし...
「バカにするのも
キキョウ
「でも...あの技は...」
ジニア
「
キキョウ
「やはり...ソープワイトは...」
ソープワイト
「どうやら私の言葉が理解出来ないみたいだね!!!
バカ共にも分かるように
見せてやろうじゃあないか!!!
ジニア
「覚悟せぇよキキ。来るで...」
キキョウ
「...はい。」
するとソープワイトは
自身の胸にそっと手を当て
ソープワイト
「天輪(テンリン)ーーー」
作者 REN’sJackson
ー
おまけ
マーベラス突入作戦後
ペチュニアは
ラミオラス帝国 首都シンシャドゥールにある
第1
ペチュニアは扉をバンッと開け、奥の部屋へと入っていった。
サフィニア
「...ペチィ...僕、どうした...の?」
ペチュニア
「サフィ!!!!」
サフィニアは
先の戦いにより鬼人化状態のまま
ラナンキュラスに切り裂かれたが
鬼人化を解く事により
ペチュニアの回復力には及ばないが
致命傷の傷が何とかギリギリの所で塞がっていた。
サフィニア
「グッ...傷が...塞がら...ない...僕...」
ペチュニア
「やっぱりまだ早かったのよ...
サフィを連れて行くなんて...」
すると、サフィニアは突然、叫び声をあげた。
サフィニア
「ァアァアァアァアァアァアァアァアァア"!!!!!!!!!!!」
ペチュニア
「どうしたの!?サフィ!!!!サフィ!!!」
ソープワイト様!!!!
ソープワイト様!!!!!いないのですか!?」
ペチュニアはサフィニアを抱えて
更に奥の部屋へと入っていった。
その部屋は巨大な水槽がいくつもあり
トロトロとした液体の中には
実験で使用されたであろう
ペチュニア
「ソープワイト様!!
いないのですか!?!?
ソープワイト様!!!」
サフィニア
「ギャァアァアァアァア!!!!!」
すると、そこにニュルンッと光が曲がり
下品な笑みを浮かべた男がやってきた。
リカブ
「ギッヒッヒッ」
ペチュニア
「...リカブ」
リカブ
「ペチュニア
ちゃまちゃまちゃまちゃまちゃまちゃまちゃまァアァア」
ペチュニア
「何しに来たのゴミクズ」
リカブ
「サフィニア
ちゃまちゃまちゃまちゃまちゃまちゃまちゃまァアァア」
ペチュニア
「ちょっと!!!!
何してるの!!!!!!!」
リカブ
「レロレロレロレロ!!!!」
ペチュニア
「離れ...ろ!!!」
リカブ
「イギヤァア!!!
ペチュニアちゃま!!!
ワシは傷を舐めて治してたんじゃ!!!
本当じゃ!!」
サフィニア
「アガッ」
ペチュニア
「どきなさい!!」
リカブ
「ガッ」
ペチュニア
「あんたのクビを後で必ず落としてあげる。
どんな手段を使ってもね。
だけど今はソープワイト様を」
リカブ
「なぜワシの愛を...分かってくれないんじゃ」
ペチュニア
「気持ち悪いから今殺そうかしら」
リカブ
「ま、待つんじゃ!!!
ソ、ソープワイト様なら
地下室にいるんじゃ!!!!
それを伝えに来たんじゃ!!!!」
ペチュニア
「なぜ、通信
リカブ
「電波の実験しとるから無理なんじゃて!!!」
ペチュニア
「...分かったわ。」
ペチュニアはそう言うと部屋の更に奥にある扉へと
歩いていった。
ペチュニア
「リカブ。
サフィに触れたら...分かってるわよね?」
リカブ
「ふ、触れないんじゃ!!」
ペチュニアはそう言うと扉を開けて消えていった。
サフィニア
「ペチィ...アガッ
イヤァアァアァア!!!!!!」
リカブ
「サフィニアちゃま!?サフィニアちゃま!?
どうしたんじゃ!!!どうしたんじゃ!?」
サフィニアは激しく
サフィニア
「アガッガガガガガガガガガガ!!!」
そして、急に立ち上がると
怯えた表情でリカブを見ていた。
サフィニア
「おじいちゃん誰?」
リカブ
「サフィニアちゃま!!!
レロレロレロレロレロレロ」
サフィニア
「や、やめてよ...」
リカブ
「今治すんじゃ!!!」
サフィニア
「い、痛い!!!やめて!!!」
リカブ
「イギヤァア!!」
リカブをドンと突き飛ばしたが
サフィニアはすぐに駆け寄った。
サフィニア
「ご、ごめんなさい!!」
リカブ
「ん?サフィニアちゃまが優しい...
これが結婚!?」
サフィニア
「え?」
リカブ
「サフィニアちゃま...覚えておるかの?」
サフィニア
「僕...確か...連れ去られ...
ガッ...イヤァアァアァア!!!!!!
逃げなきゃ!!!!!逃げなきゃ!!!!!!
逃げなきゃ!!!!!ペチィは!?ペチィは!?」
リカブ
「サフィニアちゃま??
ど、どうしたんじゃ!!!」
サフィニア
「ここから逃げなきゃ!!!
お兄ちゃんが、お兄ちゃんが待ってるから!!!」
リカブ
「お兄ちゃん?
誰のことを...まさか記憶が...」
サフィニア
「今すぐ逃げなきゃ!!!!」
サフィニアは突然走り出した。
リカブ
「待つんじゃ。」
サフィニア
「離して!!!!
また、実験される...嫌なの!!嫌なの!!!
おじいちゃん誰なの!?」
サフィニアの言葉に
リカブはショックを隠し切れなかった。
リカブ
「ワシを...覚えてないじゃと?」
サフィニア
「行かないと...逃げなーーーアガッ」
リカブ
「サフィニアちゃまが
ワシを覚えてない
覚えてない
覚えてない
覚えてない
覚えてない!!!!!!!」
サフィニア
「アガッガガガガガガ」
「ウガガガガガガッッッッ」
リカブはサフィニアの傷口に手を突っ込んで
ブチブチと傷口を開いた。
サフィニア
「や、やめ...イタイイタイイタイイタイイタイ!!!
イヤァアァアァアァアァアァア!!!!!!」
リカブ
「逃さん...逃さんぞぉおおおおお!!!!!」
サフィニア
「ウグッ」
プシャァアァアァアっと
サフィニアの傷から血が吹き出し
リカブ
「ギッヒッヒッ!!!
これで!!!永遠に!!!ワシのものじゃァアァアァア!!
レロレロレロレロレロレロレロレロ
はぁーーー。サフィニアちゃまぁあ...」
しばらくすると扉がバンッと開いた。
ペチュニア
「サフィニア!!!!!!」
ペチュニアはサフィニアに駆け寄り
サフィニアを抱きしめた。
ペチュニア
「起きて!!!起きて!!サフィニア!!!
サフィニア!!!!!!!!」
すると、カツン、カツン、カツンと
靴を鳴らしながらソープワイトがやって来た。
ソープワイト
「話しが
これはどう言うことかね?」
リカブ
「ソープワイト閣下!!!」
ソープワイト
「気安く話しかけるんじゃあない。不燃ゴミが。」
リカブ
「ヒィッ」
ソープワイト
「状況を説明したのち
その
リカブ
「こ、これは、急に容態が悪化したのです!!」
ソープワイト
「その手に付いた血は何かね?」
リカブ
「こ、これは傷口をお、抑えてたんですじゃ!!」
ソープワイト
「その口元の血はどう説明するのかね?」
リカブ
「レロレロしたのじゃ!!
ツバをつけて少しでも傷の進行を止めーーアギャ」
ソープワイト
「ツバをつけて傷が治せるとでも思っているのかね?」
リカブ
「閣下...クルッ...シ...」
ソープワイトはリカブのクビをグッと締めた。
すると、前の扉がギギッと開いた。
トギリ
「よお。ウサギ野郎。」
ラベンド
「こんにちはソープワイト団長」
トギリ
「ん?サフィニア!!」
ラベンド
「サフィニアさん!!!!」
トギリとラベンドは
サフィニアに駆け寄った。
トギリ
「おい!!何してやがるソープワイト!!」
ソープワイト
「フン。また面倒な奴が来たもの...だねッッ」
「アーーーーーーーーーー!!!!」
ソープワイトに投げ飛ばされたリカブは
扉を突き抜け遠くへ消えてしまった。
ペチュニア
「ソープワイト様...」
ソープワイト
「その様子だと私が来た時点では
どうすることもできない。
股から首まで裂けているからね。」
ペチュニア
「そんな!!!!
ソープワイト様!!!!
お願いします!!!!!!」
ソープワイト
「生かすことも死ぬことも無い
トギリ
「お前ならどうにかなるだろ!!!」
ソープワイト
「同じ事を言わせるんじゃあないよ。」
ラベンド
「...僕の糸で縫合します!!!」
ソープワイト
「そのまま放置しても、縫合しても変わらない。
手遅れという奴だよ。」
ペチュニア
「そんな!!!」
ソープワイト
「だが、サフィニアという存在を
この世に留める方法が無くもない。
先ほども言ったが生かすことも
死ぬことも無い
それでも良いのかね?」
ペチュニア
「お願いします!!!お願いします!!」
トギリ
「待てペチュニア。
それでいいのか?
サフィニアの変わり果てた姿を見て
受け入れる事が出来るのか?」
ペチュニア
「何でもいい!!
どんな姿になってもサフィニアがいれば
それだけでいいの!!!!」
トギリ
「そうか。
おい、ラベンド。縫合してやれ。」
ラベンド
「分かりました。」
ソープワイト
「フンッ」
ラベンドはそう言うと
サフィニアの傷口を縫った。
ラベンド
「血が止まった?」
トギリ
「ソープワイトの
初めから血は止まってたぜ。
ペチュニア
「ありがとう...ございます。」
ソープワイト
「さて、トギリ、ラベンド
一体何の用かね?
許可もなく訪れたんだ。
それなりの理由があるんだろうね。」
トギリ
「ぁあ。ゲイジュの件の話しは了承した。
約束通り、
ソープワイト
「ほう。実の祖父からどう手に入れるか見ものだね。」
トギリ
「手段は考えるさ。手に入れりゃあ
それでいいだろ?」
ソープワイト
「フン。」
ラベンド
「僕は...覚悟を決めて来ました。」
ソープワイト
「マリガルドは良いと言ったのかね?」
ラベンド
「いえ。」
ソープワイト
「前にも言ったが
ペチュニア、サフィニアと違って
幼少期ではなく一定の年齢を超えてから
鬼人化をすると自我を保てなくなる。
まぁ、保てないリスクが非常に高くなると
言った方がいいね。
ペチュニアは成功例だが
サフィニアは失敗した。
それよりも青年期からやるとなると
失敗する確率は高い。
本当にいいのかね?
まあ、私からすれば
失敗したとて実験材料が増えるだけだがね。」
ラベンド
「大丈夫です。
マリガルドさんのために
僕は強くなりたいんです。」
ソープワイト
「ルビウスの許可はとっくに降りてる。
上席が言うなら問題もないだろうね。
分かったかね。」
ラベンド
「ありがとうございます。」
トギリ
「じゃぁ、行くぞ。」
ラベンド
「はい。」
トギリはラベンドを連れて扉を出ていった。
ーートギリサイドーー
ラベンド
「トギリさんありがとうございます。
わざわざついて来てもらって。」
トギリ
「あぁ。おれも用事があったからついでだ。
それにマリガルドは別任務だしな。」
ラベンド
「はい。」
トギリ
「どうした?怖ぇのか?」
ラベンド
「少し。」
トギリ
「サフィニア見たらそうなるわな。」
ラベンド
「...はい。」
トギリ
「ラベンド。
ソープワイトもリスクについては
話してたろ。
他軍の
好き勝手にはしねーさ。」
ラベンド
「...そうだといいんですが。
...トギリさん」
トギリ
「なんだ?」
ラベンド
「鬼人化したら...
自我が保てなくなるって言ってましたけど...
マリガルドさんの事も忘れちゃうんですか?」
トギリ
「完璧に記憶を消す事は出来ねーよ。
頭から消えても心には残るんもんだ。
お前が忘れたくねぇって思うんなら
忘れねーさ。」
ラベンド
「忘れたくない...です。絶対に。」
ラベンドの不安そうな顔を見て
トギリはラベンドに向かって言った。
トギリ
「鬼人化を手に入れたらコントロールしろ。
じゃねぇと飲み込まれるぞ。
お前は適合者だ。
他の子供達は
心配すんな。お前なら出来る。」
ラベンド
「..ん?はい?なんか言いました?」
ラベンドは片耳のイヤホンを外して
トギリに聞き返していた。
トギリ
「はぁ。なんで音楽聞いてんだよ。」
ラベンド
「はい?すみません、もう一度」
トギリ
「何でもねーよ。」
ーーソープワイトサイドーー
ソープワイトはサフィニアを地下研究所に連れていった。
ペチュニア
「ソープワイト様...サフィニアは...サフィニアは」
ソープワイト
「傷口が再度、開いたのが致命的だったね。」
ペチュニア
「そ、そんな...
私がいた時はまだ開いてなかったのに...
サフィニア...」
ソープワイト
「次にサフィニアが目覚めるときは
サフィニアではない事だけは覚悟しとくんだね。」
ペチュニア
「ぅう...サフィニア」
ソープワイト
「いちいち泣くんじゃないよ。
反吐が出る。」
ペチュニア
「アガッ。すみま...せん...ソープ...ワイト...さ...ま」
ソープワイトはペチュニアの首をガッと掴み
ペチュニアの目をグッと
ペチュニア
「ウグッ」
ソープワイト
「副隊長という立場じゃなければ
とっくに生ゴミと一緒に捨ててやるのに。...全く
手のかかるガキだよ。」
ペチュニア
「グッ」
ソープワイトはペチュニアの首を離した。
ペチュニア
「ゴホッゴホッゴホッ...ソープワイト様...
申し訳...ありません」
ソープワイト
「前にも言ったが
時には忘れる事も必要だよ。
忘れたからこそ新たに記憶する事が出来る。
人類の進歩は程よい恐怖と記憶と忘却の繰り返しだ。」
ペチュニア
「...はい。」
ソープワイト
「更に頑丈に、更に強靭に
その姿に耐えられんというなら
貴様が気づかぬまに全てを消し去ってやるよ。
センチな感情なんて邪魔以外、何者でも無い。」
ペチュニア
「サフィを...忘れろという事...ですか?」
ソープワイト
「その言葉すら無意味になるね。
さぁ、出ていきたまえ。
これから始まる事に
今の貴様が耐えられるとは思えないからね。
それとも、すぐにでも消して欲しいのかね?」
ペチュニア
「い、いえ。失礼します。」
ペチュニアは頭を下げた後
しばらくサフィニアを見つめると
その部屋を後にした。
ソープワイト
「さて、はじめようじゃあないか。
記憶の
ソープワイトは目を閉じて
片手を祈る様に顔に近づけ囁いた。
『
(完)
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