32話 There is destiny in meeting or parting
前回までの
突入した
看守長達との激闘の
行方不明だったジニアによって
キキョウ救出に成功する。
そして、
ジニアは予想外の事を口にしていた。
ジニア
「
ー
ジュダス
「テメェ...何言ってんだ!!!」
砂の
身動き一つ取れなかった。
ジニア
「せやから
何回も同じこと言わすなハゲェ」
ジュダス
「なんで...俺が入らなきゃいけねーんだよ!!
妹達の
俺が入る意味なんてねーだろ!!!!!!」
ジニア
「言わんとする事は
まぁ...分からんくもないな。
ラナンは確かにサフィニアを殺した。
それが事実なんはなーんも変わらへん。
せやけど、よう考えてみ?
誰がどないしてどうなったかを。」
ジュダス
「......ラミオラス帝国に妹達が...」
ジニア
「俺はなぁ。この短い期間でお前ん事
ようさん調べたってんねんぞ。
ほなら出てくる。出てくる。
出てき過ぎて逆に心配しとったわ!!!」
ジュダス
「何?心配だと!?
なんで俺がテメェに心配されんだよ!!!」
ジニア
「お前は触ったらあかんパンドラの箱に
手ェかけてんねん。」
ジュダス
「パンドラの箱!?」
ジニア
「せやで?パンドラの箱や。
ラミオラス帝国からすれば
お前の存在は危険分子と変わらへん
サラセニアを殴ったペチュニアとサフィニアの兄が
偽名つこて入隊した
行方不明になって数年後に突然、現れてみぃ?
下着泥棒より怪しいやろ。」
ジュダス
「それがなんで危険分子なんだよ!!!」
ジニア
「はぁ。1からぜーんぶ
説明しな分からへんのかい。
聞いたことあるんとちゃうか?」
ジュダス
「何をだ...」
ジニア
「第三世代
ーーラナンキュラスサイドーー
ラナンキュラスは
ラナンキュラス
「この先か...」
ラナンキュラスはバチバチっと雷速移動すると
正門の先にある水門に来ていた。
すると目線の先の影を見た瞬間
ラナンキュラスは
ラナンキュラス
「フフッ...やっぱりここにいたんだね。。」
ラナンキュラスは叫んだ。
ラナンキュラス
「ジギタリアス!!!!!!!」
ラナンキュラスがそう叫ぶと
パイプをくゆらせながらジギタリアスは
余裕のある顔つきでニッと笑った。
ジギタリアス
「クックックッ...
久しぶりじゃねぇか。ラナンキュラス。
元気そうじゃねぇかよ。」
ラナンキュラス
「突入直後は分からなかった。だけど...
やっと見つけた...。
やっと見つけたよ...。」
ジギタリアス
「ガッハッハッハ!!!!
お前に向けて
見つけられるだろうよ!!!」
ラナンキュラス
「まさか、ここを選ぶなんて意地の悪い人だ。」
ジギタリアス
「
最後の最後に
全員まとめて相手するつもりだったんだがな。」
ラナンキュラス
「ふざけるな。何様のつもりだジギタリアス」
ジギタリアス
「案外、時間がかかると思ったんだが
予想より早ぇ。
そんなに俺に会いたかったのか?ラナンキュラス
他の隊士たちは戦ってるみてぇだが...
いいのか?俺ん所に来てもよぉ。
まぁお前さんが行った所でソープワイトには勝てるとは
思わねぇがな。ガッハッハッハ!!!」
ラナンキュラス
「僕らをみくびるな。
それに安心しろ。
お前を殺すのに時間をかけるつもりはない。」
ジギタリアス
「クックック。お前ら
俺たちをみくびりすぎだ。」
ジギタリアスはトンッとパイプの灰をひっくり返して
首をゴキっとならすと鼻で笑った。
ラナンキュラス
「
僕はあの日から誓ったんだ。」
ジギタリアス
「誓った?」
ラナンキュラス
「そうだ。。あの日アイビーに誓った。
命を賭けて!!!!!!!
お前を殺すと!!!!!!!!!」
ジギタリアス
「アイビー?
ぁあ、俺が
元気にしてんのかい??」
ラナンキュラス
「なん...だと...」
ジギタリアス
「ぁあ。そういえば殺しちまったんだな!!!
ガッハッハッハ!!!!!忘れてだぜ!!」
ラナンキュラス
「貴様...」
ジギタリアス
「ほぅ...
とんでもねぇ
放つ様になったじゃねぇか。
俺が植えた種は立派に咲いたって訳だな。
お前の賭け、俺も乗ったぜ。
命を賭けるってんなら
今度こそ楽しめそうだ!!!!!!!」
ラナンキュラス
「フフッ楽しむだと?
ふざけるなぁあ!!!!!!!!」
『
『
『
混ざり合う属性の違う
大きな翼が生えた虎へと姿を変えて
雷撃が
ジギタリアスに向かって飛んでいく。
ジギタリアス
「ほぉ。たった一人で
発動させるか......戦闘
ナーベルクの"
ガッハッハ!!!!おもしれぇ!!!!!」
ラナンキュラス
『
更にラナンキュラスは雷速移動し
ジギタリアスの背後をとった。
ジギタリアス
「フンッ!!」
ジギタリアスは振り返りラナンキュラスに
裏拳を繰り出すも
ラナンキュラスには当たらなかった。
ラナンキュラス
『
ジギタリアス
「ほぅ。」
ラナンキュラスはジギタリアスを
ラナンキュラス
「逃げられないよ」
ジギタリアス
「ハナッから逃げねーさ」
ラナンキュラス
「そうか。。死ぬがいい」
ラナンキュラスはバリッと雷速で
更に距離を取った。
ラナンキュラス
『
全てが一瞬の出来事だった。
そして、背後からは地面を
ジギタリアス
「面白れぇ。ォォォオ!!!!!」
ラナンキュラス
「何!?鬼人化状態のペチュニア でも
やっとだった
生身で破っただと!?だが!!!
遅い!!!!!!!!!」
とてもつもない轟音と共に
ーージニアサイドーー
ジュダス
「それは...俺も良く知らねぇ」
ジニア
「せやろ?よう知らんねん。
気付かんとこで手ェかけてんねん。
そもそも俺は別任務で
ラミオラス帝国に行っとって
ほんで不幸中の幸いかお前を調べる事で
確信に変わった事が一つだけあんねん」
ジュダス
「それはなんだ」
ジニア
「ソープワイトの計画ん中で
唯一、成功した被験体がペチュニア
他の被験体は鬼人化の際に
意識をコントロールすることが出来へん」
ジュダス
「鬼人化?詳しく教えてくれ!!それは一体...」
ジニア
「詳しく!?
鬼人化の説明なんて誰も出来へんわ!!
その辺はよう分からんねん!!!
まぁ...簡単に
人を捨てた人外の力...鬼の力。
戦闘力、回復力がずば抜けとるバケモンや。
ほんで、失敗すると
バケモンになってまう。
その選別の儀式を
言うらしいねん。
各地で子供集めとるんは知ってたやろ?」
ジュダス
「
あの時、サラセニアが言ってた...
まさか...ペチュニア とサフィニアが
鬼人化ってのになるのか!!!
だから...俺たちの村へ来てあんな事を...。」
ジニア
「せやで。何年もかけて準備しとったんやで?
ジュダス。もう分かったやろ?
お前の敵は俺らやない。」
ジュダス
「俺の敵...」
ジニア
「ペチュニア とサフィニアを
どう助ける気ぃやったん?」
ジュダス
「サラセニアをぶっ殺して
ソープワイトもぶっ殺して妹達をーー」
「無理や」
ジュダス
「なんだと!?」
ジニア
「
むしろ強力な武器や。
ただ、それだけで倒せるほど甘ないで。
奴らは帝国を
頭脳も戦闘力も次元が違う。
個人で戦うんには限界があんねん。
仮に妹達を助けたその後はどうする気ぃや。
身を隠すか??逃げ続けるか??
どこ行くつもりやったん?
帝国から逃げられると思とんのか?」
ジュダス
「それは...助けることに必死で
その算段を時間掛けて考えたけど
逃げるとこまでは...」
ジニア
「なんやそれ。しょーもなっ。
すぐ捕まるのがオチやで。
そんで、お前は殺される。
正体がすでにバレとるからな。
その事がソープワイトの耳に入るのも時間の問題や。」
ジュダス
「なんで殺されるってわかんだよ!!」
ジニア
「ペチュニアを奪いに来るのが
目に見えてるからやろ。
ペチュニア に関して知っとるのは
ごく一部。他の隊士達は
ただのイカレタ女隊長ぐらいにしか思っとらん。
その秘密を知るお前を生かすと思とんのか?
わずかな確率でもマイナスになるぐらいやったら
アホみたいなチンカスでも潰すのがソープワイトや。
おまけにアホなお前は看守長になったんやろ?
目立ってもーとるやんけ!!
抜け出すつもりやったんか?
看守長
難攻不落の大監獄から一人の力で
逃げ出せる訳ないやろ」
ジュダス
「それは......」
ジニア
「はぁ。せやから
パンドラの箱に手ェかけてんねん。
ほんで、こっからが本題やで。
ペチュニア を助けたいんやろ?
教えたるわ。その方法。」
ジュダス
「なんだ!!教えてくれ!!!」
ジニア
「国や」
ジュダス
「国!?」
ジニア
「せや。国やで。
元々お前はナーベルク帝国民
そして、あの未開の地で
修行した
ラナンキュラスや俺と戦える根性!!
事情さえ話せば
ウチの大隊長も許してくれるやろ。
そや!!!アナスタシアって目つきの悪い
めっさイカついゴリゴリな魔女みたいな女が
おんねんけど知っとるか??」
ジュダス
「魔女......南の魔女...
ジニア
「そやねん!!
たぶんお前に興味持つんとちゃうかな!!!!
なんつーても
俺がーーーー」
「待て!!!
俺の目的のために
後ろ盾にしろって言いたいんだろ!?
仮に
ペチュニアを救える保証は
どこにあるんだよ!!!」
ジニア
「よう考えてみぃ?
ペチュニア は敵の将やろ?
捕まえる機会はようさんあるやろ。」
ジュダス
「それはそうかも知れねぇけどよ...
仮にペチュニア を他の隊士が殺さねぇ保証なんて
ねーだろうが!!!!」
ジニア
「
ラミオラス帝国にとって貴重なもんは
ナーベルク帝国にとっても貴重なもんなんやで。
人をようさん殺してる以上
どうなるか分からへんけど
ソープワイトに操られたナーベルク帝国民なら
情報提供を元に
働きかける事も出来る。
なんつーても俺は
ジュダス
「でも...俺は
ラナンキュラスを許す事は出来ねえ。」
ジニア
「それはちゃう。
ソープワイトに身体をイジられんかったら
サフィニアもペチュニアも
あんな事にはならんかった。
ラナンを責めるのはただの逆恨みやで。
それに、俺もアキレイもラナンも
自分の部下をようさん妹らに殺されてんねんぞ。
それについてラナンは
お前を責めた事あったか?」
ジュダス
「俺は...家族を殺された!!!!
部下じゃねぇ!!!!家族だ!!!!」
ジニア
「やかましわ!!!!
部下も妹も世界にたった1人なんは
みんな変わらへん!!!!
部下にも家族がおらへんと思とんのか!!」
ジュダス
「俺はそれでもーーー」
「どんな命も平等なんは変わらへん!!!!
救える命は救う!!
救われへん命は救われへん!!
ほんまに助けたいんやったら
ペチュニア の為に選ばんかい!!!!」
ジニアの
するとジュダスの目から涙が溢れ出した。
ジュダス
「でも...でも...俺は...ラナンキュラスを
ラナンキュラスを!!!
俺はこの感情を!!どうしたらいんだ!!!」
そういうとジュダスは走馬灯の様に
今までの事を思い出した。
ジュダス
「クソッ!!!ペチュニア !!サフィニア!!
どこだ!!!お兄ちゃんが帰ってきたぞ!!!」
「妹たち、、を、、返せ!!!!!」
「ジュダスだよ!!
お前達のお兄ちゃんだよ!!」
「知らな、、い、、人、、、
知らなくてもいい!!!
ここを出てから考えよう!!」
「俺がココから出た時、、
俺はもっと強くなれる!!」
「サフィニアの
死ねぇ!!!!!!ラナンキュラス!!!」
ーーそして現在ーー
ジニア
「無理にとは言わへん。
ゆっくりでええ。
ゆっくり答えを見つければええ。
今まで1人でよう頑張ったなぁ。」
気付けばジュダスはとめどなく溢れる涙を
抑える事ができなかった。
人の温もりに触れた今
ジュダスは子供に返ったように泣き叫んだ。
ジュダス
「ゥゥ...ウグッッ ...ウワァァァァア
ァァァァアァァァァアァァァァア
ァァァァアァァァァアァァァァア
ァァァァアァァァァアァァァァア
ァァァァアァァァァアァァァァア
ァァァァアァァァァアァァァァア!!!!!」
すると、ジニアはジュダスの頬を触り
優しく言った。
ジニア
「ほんま、
ーーラナンキュラスサイドーー
ラナンキュラス
「嘘...だろ...」
ラナンキュラスの放った
渾身の
土煙を払うと笑っていた。
ジギタリアス
「ガッハッハッハッハ!!!!!!
肩凝りにはちょうどいい!!!!!」
ラナンキュラス
「
傷一つ付いていない...」
ジギタリアス
「クックック
悪くわねぇ。むしろ良い。
ただ、俺の実力とタフさを読めなかった
お前さんが悪いって話だ。
本気で俺と
ラナンキュラス
「言っただろう。
命を賭けてお前を殺すと!!!!!!」
雷雲が辺りを覆い
屋内にも関わらず豪雨と落雷が
周囲に降り注ぐ
そして、ラナンキュラスは自身の胸に手を当て
ジギタリアス
「おうおうおう!!!屋内でも
天候をも支配する
雷神様がお怒りってか!!!!!!!
たまんねぇーな!!!ガッハッハッハ!!」
ラナンキュラス
『『
そして
ジギタリアス
『『
機械音
ーー
ーーー
ーーー起動しますーーー
ラナンキュラス
『『
ジギタリアス
『
ジギタリアスに向けて叫んだ。
ラナンキュラス
『
ジギタリアス
「ガッハッハッハ!!!!
とんでもねぇ
ジギタリアスは目をカッと見開かせると
背中から次々と巨大な鎖と
その内、4本の鎖は1つ1つが
人の顔ほどの大きさがあり
ジギタリアス
「こんな
鎖が次々と
ラナンキュラス
「無駄さ。
常に
その鎖を伝って
ジギタリアス
「ガッハッハ!!!!!
効くかよ!!!!!!!」
ラナンキュラス
「何!?
消えていく...なんだと!?」
突如、
ラナンキュラスは驚きを隠せなかった。
ジギタリアス
「まさかこれで終わりじゃねーだろうな?」
ラナンキュラス
「そんな...馬鹿な...一体どうやって!!」
ジギタリアス
「あんまりがっかりさせんじゃねぇよ。
これからが楽しいのによぉ!!!!!
ウラァ!!!!!!!!」
次々に鎖と
とてつもない速さで
ラナンキュラスへ向けて飛んでくるが
ラナンキュラスの速度の方が
圧倒的に早かった。
ラナンキュラス
「そんな遅い攻撃、当たるはずがない」
『
『
雷速で次々と回避する度に
鎖と
ジギタリアス
「ウラァ!!!!!」
((鎖は全部で10本...
小さい鎖には小さな
大きい鎖には大きい
全て、全て覚えてる!!!!))
全ての鎖が地面に刺さったのを確認すると
ラナンキュラスは飛び上がり
ジギタリアスに
ラナンキュラス
「神の
『
ジギタリアスに向けて放たれた。
ジギタリアス
「まだまだ!!!呑みこめえ!!!」
『
ジギタリアスは地面にめり込んだ
ジャラジャラと音をたてて
すると
消えてしまった。
ラナンキュラス
「吸収したのか...いや、違う!!
これは!!!」
ジギタリアス
「オラッッ!!!!!」
雷速でラナンキュラスへと突っ込んでいった。
ラナンキュラス
「この速さ!!!
雷速だと!?僕の
次々と雷速で襲いかかる鎖と
ラナンキュラスは叩き落としていくが
叩き落としても叩き落としても
次々と
ラナンキュラス
「グッ!!!」
ジギタリアス
「おい、坊主。
気をとられんなよ?俺はこっち...だぜ!!!!!
ゾォオリャア!!」
一瞬の隙をジギタリアスは見逃さず
ラナンキュラスの後頭部に渾身の拳を叩きつけた。
ラナンキュラス
「グァァアァアァアァア!!!!!」
ジギタリアス
「まだまだ!!!!!」
ジギタリアスは更に空中で
足場にして跳ぶとラナンキュラスに突っ込んだ。
ジギタリアス
「ゾォオリャア!!!!!!」
ラナンキュラス
「ガッ」
拳が勢いよくラナンキュラスの腹を打つと
大地が割れ地面から次々と水が噴き出した。
ジギタリアス
「雷速ってのは速くていいなぁ
今ならどんなイカサマもバレやしねぇ。
なぁ?坊主。」
ジギタリアスはシューッと身体から煙をあげて
ジギタリアス
「って聞こえてねーのか?
まさか、気を失ったんじゃねーだろうな?」
そう言ってラナンキュラスの首を持ち上げた。
ラナンキュラス
「気なんか...失うわけ...ないだろう...
こんな攻撃...訳なんてない...さ...」
ジギタリアス
「そうだな。しっかりと
握ってやがる。
気を失ってた方が幸せだったのによ。」
ジャラジャラと音をたてて
ラナンキュラスに
ジギタリアス
「
どんなもんかはよく分かってらぁ。
ちょっとやそっとじゃ死なねぇからな。
だが、そのための
ただ、俺のはもっとすげえがな。
ラナンキュラス
「死ぬのは...お前...だ...
僕に触れて...タダで済む...と...思うな...よ」
ジギタリアス
「死ぬのはお前だ坊主
俺は
『
ラナンキュラスはジギタリアスの手を掴んだ。
ジギタリアス
「何!?」
ドーンッと
ジギタリアスに落ちる。
ジギタリアス
「ガガガガガガ!!!!
効く...ねぇ!!!!!ガガガガガガ!!!」
ラナンキュラス
『
「まさか!!ウグッ!!!」
ラナンキュラスは離れようともがくも
ジギタリアスはその手を離さなかった。
ジギタリアス
「離すわきゃぁねぇだろう?」
『
すると
一斉に襲い掛かった。
ラナンキュラス
「その...よう...だね...!!」
『
ジギタリアスに襲いかかる。
そして、次々とラナンキュラスの身体は
「ァアァアァア"ア"
ァアァアァア"ア"ァア
ァアァァアァアァア"ア"ア"ア"
ァアァアァア"ア"
ァアァアァア"ア"ァア
ァアァァアァアァア"ア"ア"ア"!!!!!!!!!」
「アガガガガガガガ
アガガガガガガガ
アガガガガガガガ
アガガガガガガガ
アガガガガガガガ
アガガガガガガガ!!!!!!!!!」
ー
おまけ
ツバキ達が突入してから数時間
ナーベルク帝国ではとある事件が起きていた。
ここは帝都ルシファンブルクにある
ルシファンブルク家の巨大庭園"
いくつもの梅の木が
花を咲かせ赤く彩られていた。
そして、そこには
ナーベルク帝国4人の偉人の2人が
全速力で走っていた。
オルケイディア
「ぁあ。間違いないようだ。急ぐぞ。」
「はぁっ...はぁっ...
一件落着と思ったら...信じられません。」
オルケイディア
「そうだな。」
オルケイディアは更に速度を上げた。
「待っっ待ってくださーい!!」
オルケイディア
「遅い。頭ばかり使っていないで
身体を鍛えろ。
「そんな...無茶な...
オルケイディア様?
風邪でも...引いたんですか?...どうしたんですか」
オルケイディア
「何でもない。」
「なるほど...花粉ですか...鬼の目にも涙ですね。」
オルケイディア
「付き合ってられん。」
『
プラム
「ひゃっ!!オルケイディア様!!
ここでは
「黙れ。この訳わからん名前の樹園から
一刻も早く出る。」
『
プラム
「そんな事言わないでください!!」
オルケイディア
「どういう神経で付けられるのだ。
死んでも口に出したくない名だ。」
プラム
「あれは
私が生まれた時に付けた名前なんーーー」
「どうでもいい」
オルケイディアは
空気の波に乗りプラムを抱えて
猛スピードで
オルケイディア
「何故...こんな事に...」
時は
ーーヴァンビサイドーー
ここは
ヴァンビ
「おい。どけ!!」
青筋を立てながら取り調べ室の扉を
扉はぐらついてしっかりと閉まらなくなった。
ヴァンビ
「お前か。」
そこには両手に手錠をかけられている
男の姿があった。
ヴァンビ
「正直に全部吐け。
そうすれば痛い目に合わなくて済む。
お前の立場から
決して軽くはないぞ。」
ヴァンビ
「
コードネーム
デイジー•デイ•アパパパーヤン」
デイジー
「俺は何もしらないYO!!
ぬれぎぬSA!!!!」
ヴァンビ
「ふざけるな。
じゃあなんであの現場にいたんだ!!!!」
デイジー
「呼ばれたのSA!!!!!」
ヴァンビ
「一体、誰にだ!!!!」
デイジー
「それはーーーーー」
ーーそして現在ーー
突如、取り調べ室の扉が
ドーンっと音を立てて吹き飛んだ。
ヴァンビ
「誰だ。」
一瞬だった。
デイジーの喉元にナイフを突き刺し
オルケイディアが耳元で囁いた。
「選ばせてやろう。耳を
それとも鼻を裂くか。」
デイジー
「お、俺は知らないYO!!!!
お、お、おおお落ち着けYO!!!
大体、
あなた様達がここにいるんDA!!」
ヴァンビ
「ここは俺に任せて下がれ。」
オルケイディア
「その言葉そのまま返してやる」
ヴァンビ
「なんだと?俺が下がれと言っている。」
オルケイディア
「私が下がれと命じている。」
ヴァンビ
「ふざけるな!!!!!!!
規律違反を犯しているのはお前だぞ
オルケイディア!!!!!
不用意な拷問は禁止事項だ!!」
オルケイディア
「お前の目は節穴か?
これから拷問するのだ。」
ヴァンビ
「離れろ。さもなくば逮捕する」
オルケイディア
「逮捕だと?尋問の邪魔をしたいのか。
さてはお前か?」
ヴァンビ
「尋問の邪魔をしているのはお前だ。」
デイジー
「や、やめてくれYO!!
仲良くしてくれYOブラザー!!」
オルケイディア
「殺すぞ」
デイジー
「オー!マーイ!!グンネス!!!!!」
ヴァンビ
「どうしても離れないのだな...最終通告だ。
オルケイディア
「よく考えて物を言うのだな。
ナーベルク帝国のクソハゲタコ入道
毛根だけでは飽き足らず命まで捨てるか」
デイジー
「ヘイヘイヘイヘイ!!!!!
お、おお、、落ち着いーーーー」
『
燃えたぎる巨大トカゲが
オルケイディアとデイジーに放たれた。
オルケイディア
『
オルケイディアは
ヴァンビに向かって
ヴァンビ
「チッ」
『
ヴァンビは水の鮫を召喚して
返ってきた
すると辺りが水蒸気に満ちて
何も見えなくなってしまった。
ヴァンビ
「クソ!!!!!!!」
そこにはオルケイディアと
デイジーの姿はなかった。
ヴァンビ
「逃げられたか...。探せ!!!!!!
オルケイディアが容疑者を連れて逃げた!!
これは命令だ!!!捕らえろ!!!!」
しかし、誰も反応がなかった。
眉をひそめるヴァンビは廊下へ出ると
全ての隊士達がそこにはいなかった。
ヴァンビ
「ふざけるな...プラムゥウウウウウウウ!!!」
ーーオルケイディアサイドーー
ここはオルケイディアがナーベルク帝国内に
いくつも作ってある隠しアジトの1つ
オルケイディア
「すまん。プラム。無茶させたな。」
プラム
「構いません。
実質、
ほとんどですから。
私の一言で
皆さん
でも、良いのですか?オルケイディア様
あれでは犯人だと思われますよ?」
オルケイディア
「構わん。私はあやつを信用しておらぬ。」
プラム
「そうですか...。」
デイジー
「ど、どうするんだYO!!
本当に犯人になっちまうじゃねぇかYO!!」
プラム
「しかし、
こんなに立派なアジトを気付かれずに
作るなんて......相変わらず不思議な人ですね。」
オルケイディア
「ガーデニングみたいなもんだ。」
デイジー
「どうするんだYO!!
聞いてるのKAI!?!?」
プラム
「状況を把握し切れてないのですが
この方が何か知ってるから
連れてきたのでしょ?」
オルケイディア
「ぁあ。だがこのアジトの存在を知ったからには
殺す事には変わりない。」
デイジー
「酷すぎるYO!!!!
俺はこれでも人気DJなんだぜ????
知ってるかーい!?」
オルケイディア
「知らん。」
「DJデイジーのぉぉお!!!
デッジデッジにしてやるぜナイッーー」
「さぁ、この扉の奥だ。」
オルケイディアは扉をギギッーと開けた。
するとそこには意外な人物が立っていた。
プラム
「あら...」
オルケイディア
「すまないな。忙しいのに」
レンゲイ
「いえ。オルケイディアさんの頼みなら」
オルケイディア
「では早速頼む。」
レンゲイ
「はい。」
デイジー
「なっ!!何をするんだYO!!!!」
レンゲイ
「大人しくして下さい。」
オルケイディアはデイジーを蹴り飛ばすと
床に叩きつけた。
デイジー
「ガッ」
オルケイディア
「全てを話してもらう。」
プラム
「手荒な真似をするつもりはないです。」
デイジー
「何も知らないYO!?!
本当だよYO!?」
レンゲイ
「ぇえ。分かってます。
だから、視るのです。」
デイジーは怯えた目つきで
レンゲイの優しい顔を見ていた。
レンゲイ
「これからあなたの頭の中に入ります。」
デイジー
「ストップ!!!ストップ!!!
ストッーーーーープ!!!!」
プラム
「最後に見たのはおそらくあなたです。
争った痕跡も見当たりませんでした。
しかし、突如消えたその理由。
ナーベルク帝国の全てを知る彼が
連れ去られたとなれば大問題です。」
デイジー
「覚えてないYO!!!
本当知らないんだYO!!!!」
レンゲイ
「表面上の記憶ではありません
深層にある記憶を視ます。
嘘などつけませんよ。」
オルケイディア
「やれ。レンゲイ。」
レンゲイ
「はい。」
オルケイディア
「クリシャンテを連れ去った犯人を吐かせろ」
(完)
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