28話 True heroies always show up late
前回までの
鬼人化したマンディを
ジジとの絶妙なコンビネーションと
圧倒的な力で撃破したツバキ。
リナリアはアセヴィと
アセヴィの
そして、
ラナンキュラスを
不思議な術で追い詰めるも
後、一歩の所で
ダチュラがジュダスに襲いかかる。
しかし、ダチュラの真の正体はなんと
行方不明になった
ジニア
「なーんつって」
作者 REN’sJackson
ー
ラナンキュラス
「なっ、、、ジニア!!!」
ジュダスの術により
動けなくなったラナンキュラスは
十字架に
固まったままジニアを見ていた。
ジニア
「なんやねんラナン
しばらく見ぃひん
敵地でも趣味全開やんけ!!」
ラナンキュラス
「、、ジニア、、、勘弁してくれ、、
それを言いふらすのやめてくれないかい?
僕にそんな趣味はない、、」
ラナンキュラスはそういうと
ジニア
「冗談やんけ!!
空気感で分かるやろ!!」
ジニアは笑いながら
人差し指をクルクルと回し始めた。
ジニア
『
サラサラと砂が枝の様に細く短い十字の杖を作りだし
ジニアはそれをラナンキュラスの傷の上で滑らせると
なぞった箇所の傷が塞がっていった。
ラナンキュラス
「グッ、、ありがとう、、ジニア、、」
「次はちょっと痛いで」
ラナンキュラス
「ちょっ、、ジニーー」
『
そう言うとジニアの手のひらに
突然、光の壁と
ラナンキュラスは
5メートルほど吹き飛んでしまった。
弾く障壁である。
ラナンキュラス
「ガハッ」
ジニア
「よっしゃ。
ほな、もう動けるやろ」
ラナンキュラス
「グッ、、、ジニア、、、
いくら傷を塞いだからって、、
もっと他のやり方は
無かったの、、かい?」
ジニア
「助けてもろて
なにゆーとんねん!!!
ありがとうございます やろ!!
ほら!ゆーてみぃ!!!」
ラナンキュラス
「フッ、、元気そうで、、何よりーー」
「イージス!!!!!!!」
ジュダスの声に反応し
ジュダスの自立型
ラナンキュラスへと向かっていった。
ラナンキュラス
「しつこい、、男は嫌われるよ?」
『
バリバリと
ラナンキュラス
「やっぱり、、硬いね!!!!」
ジュダス
「ぅぉおおおおお!!!!」
ぶつかるラナンキュラスに向かって
ジュダスが走り出した。
ジニア
『
ジニアは細い砂の竜巻を起こし
ジュダスの両肩を
ジュダス
「グアッッツ」
しかし、ジュダスは足で踏ん張り
貫かれたままラナンキュラスへと
ゆっくり向かっていく。
ジニア
「ほぉ、、
再生しよんねやな、、、」
ラナンキュラス
「グッ、、」
ラナンキュラスと
またもや高速でのバトルを繰り広げた。
ジニア
「ジュダスやっけ?
あんま無理せん方がええで。
治る傷も治らんよぉなるからな」
ジュダス
「ウグッ、、黙れ!!!ダチュラ!!!!」
ジニア
「誰がイケメンお化けや!!!
ゆーたやろ?調べたーて。
、、、ちょー兄ちゃん、話ししよーや。」
ジュダス
「お前、、と、、話す!!ことなど!!!
何もない!!!」
ジニア
「聞いとった方がえーんちゃう?
それが、、兄ちゃんの為やで。」
ジュダス
「話すこと、、など、、ない!!!!」
すると轟音が辺りに響く
ラナンキュラス
『
ひしめく雷雲が次々と
集まっていく。
そして、
足を止めていた。
ジニア
「はぁ。ホンマ難儀な奴やのぉ、、、
ラナン、この先の戦い。分かっとるやろ?」
すると、ラナンキュラスはバチッと
雷速でジニアのそばまで来た。
ラナンキュラス
「ぁあ。」
ジニア
「ここは俺に任せて
ちょっとでも
ラナンキュラス
「いいのかい?ジニア」
ジニア
「なんでココにおるか
お前見て分からん奴おらんやろ。」
ラナンキュラス
「ありがとう。。ジニア」
ジニア
「ヒーローは遅れて来るもんやもんな!!!」
ラナンキュラス
「フフッ、、そうだね!!!
じゃぁ、、最後に」
そう言うとラナンキュラスは
更に強烈な雷撃を放った。
ラナンキュラス
『
ラナンキュラスは
紫色の
ジニア
「おーおーおー。やりすぎやろ!!
崩れてまうて!!」
ラナンキュラス
「最後にちょっとしたプレゼントさ。」
そう言うとラナンキュラスは
ジニアの後ろに下がり
ラナンキュラス
「戻っておいで。
ジニア
「はぁ。。ほんで。。
あの双子がゆーこと聞かへんのは兄 譲りやな。」
ジニアはため息をつくと
ジュダスを流し目で見ながら言った。
ジュダス
「なん、、だと、、」
そしてジュダスを
ジュダス
「ウグッ」
ジニア
「ほな、行くで。」
そう言うとジニアは自身の胸に手を置き
静かに
すると、辺り一面の建物や
次々と砂へと還っていく。
ジニア
『『天輪•
渇き飢えしは舌無き
『『
ジニアの身体を覆う様に砂嵐が巻き起こり
煌めく
ジニアは砂嵐を切り裂いた。
『
ジニアは
地面に刺すと、うねる様に百本の細い砂の竜巻が
ジュダスの身体を一気に貫いた。
ジュダス
「グアッッ」
ジニア
「そんだけちゃうで。
砂の竜巻は
更に高速回転した。
ジュダス
「アガゴゴゴゴゴゴガガゴカ」
ジニア
「
最強の盾。それは間違いあらへん
ほんでもって
自分の傷を治すなんてチートやんけ。
せやかて痛みが無いわけあらへん。
なぁ兄ちゃん。」
ジュダス
「アガゴゴゴゴゴゴガガゴカ」
ジニア
「どや?そのめっさ痛いん一生続くで?」
そう言うとジニアは
苦痛に叫ぶジュダスを見上げながら
静かに言葉を続けた。
ジニア
「死にたくても死ねんのは、、恐ろしいやろ?」
ジュダス
「アガゴゴゴゴゴゴガガゴカ」
ジニア
「もっかいゆーたろか?」
ジュダス
「アガゴゴゴゴゴゴガガゴカ」
ジニア
「話ししよや。」
ーーチョウランサイドーー
チョウランはアキレイと別れ
チョウラン
「アキレイ隊長、、
本当に強かったな、、、
ほとんど一人で倒しちゃったよ、、、
リナリアを探せ!!!
俺はこっちへいく!!!って言ってたけど
アキレイ隊長、、、物凄い方向音痴だからな、、
大丈夫かな、、、」
すると突然チョウランの上に
何かが降ってきた。
チョウラン
「イッテエエエエエ!!!」
ジジ
「おっ、ピンポイントじゃねーか
じゃぁな!!」
チョウラン
「え!?ジジさん???????
って!!上に乗らないで!!!下さい!!!」
ジジ
「ぁ"あ"!?
この六大貴族ルシファンブルク家の当主である
ジジ様に文句があんのか?ぁ"あ"??
潰すぞ。家ごと。」
そう言って鬼の様な形相でチョウランを睨んだ。
チョウラン
「コェーー!!!!!!!!!!!!
そのいっさい乱れない前髪もコエー!!」
ジジ
「なんか言ったか?」
チョウラン
「何でもないです!!!!
どうぞ僕の背中で快適な空の旅を!!!」
ジジ
「おお。話が分かんじゃねぇか。
俺はまだ忘れてねーからな!!!
テメェのロイヤルストレートフラッシュ!!!!!」
チョウラン
「根に持ってたぁーー!!!!!!!!!」
ジジ
「どんなイカさましたか知らねーが
有り金、全部持って行きやがって!!」
チョウラン
「その節は御馳走様でした!!」
ジジ
「
御馳走様でしたじゃねぇーよ!!!!」
チョウラン
「あっ!危ない!!!!
落ちちゃいますよ!!!」
ジジ
「落としてみろや。」
チョウラン
「え、、、いや、、落としません、、」
ジジ
「おい。」
チョウラン
「は、はい!!」
ジジ
「茶ァ 出せ。」
チョウラン
「え!?!?
ジジさん!!!!知ってます?
たしかに快適な空の旅をって
言いましたけど、、そこ僕の背中ですからね!?
いつもジジさんが乗ってる様な
ファーストクラスじゃないんですからね?
背中ですよ!?せ、な、か!!!!!」
ジジ
「背中に乗ってたら茶は出ないのか?
あん?誰が言ってんだよ。そんなこと。」
チョウラン
「無茶苦茶だぁー!!!!!!!!!!
あっ。無茶苦茶だけに
いま、茶ァ 出しましたよ。」
ジジ
「殺すぞ。」
チョウラン
「嫌だァァア!!!!!!!!!」
ーーリナリアサイドーーー
リナリア
「ウグッ、、キャァァ!!!」
アセヴィ
「ほうら!!!もっと!!!
もっと!!!!もっと!!!!!!!
聞かせてよぉぉぉおおお!!
リナリアちゃんの、、スクリーム!!!!」
リナリアはアセヴィの
両腕を縛り上げられ身体を傷つけられていた。
アセヴィ
「ここは、、どう?ねえ?」
リナリア
「アガッ」
アセヴィ
「ここは??」
リナリア
「ガッッ」
アセヴィ
「ここなんて、、どうかしら?」
リナリア
「いやぁぁぁあ!!!!!」
アセヴィ
「ウフフッツ
ウフフッツ
アハハハハッ!!!!!!!!」
アセヴィは極寒の中
椅子を
自身の身体をナイフで傷つけていた。
すると傷ついた先から
その傷はゆっくりと消えて
リナリアの身体にじんわりと
浮かび上がっていた。
リナリア
「この、、、クソババァ、、、」
アセヴィ
「本当!!お口が悪い子!!!
その口を裂いてあげましょうか?
それとも大切な指かしら?
それとも眼球かしら??
いや、、、やっぱり、、、、その顔ね」
そう言うとアセヴィは
ゆっくりと、、自分の顔を
ナイフで傷つけていく。
リナリア
「ウグッ、、グッいやぁぁぁあ!!!!!」
アセヴィ
「その顔、、、羨ましいわぁーん。
綺麗な、、、お顔、、恵まれた家柄と
確かな地位、、、、ウフフッ
本当、、、絵に描いたようなお姫様ね、、
少し、、昔話をしてあげる。」
リナリア
「興味、、、ないわ、、、」
アセヴィ
「昔、昔、、ある所に
貧しい家がありました。
父は女を作り家を飛び出し
母は酒に溺れては子供6人を殴り蹴り犯しました。
外へも出してもらえず1番下の子は
日の光も見たことありませんでした。
ある日、また酔って帰って来た母は
子供達をいつものように殴ると
酒を頭からかけました。
そして母は突然、、火をつけたのです。
痛みにもだえる子供を見ながら母は笑っていました。
熱いよ、、熱いよ、、泣き叫ぶ声が
部屋中に響いていました。
子供達は必死に消そうと、もがきましたが
母は酒をかけ続けました。
すると1番上の娘が
次々と割れた
苦しむ姿を見ていられなかったのです。
その光景を見た母は恐ろしくなったのか
逃げ出しました。
しかし、娘が投げつけた
足に刺さり転んでしまいました。
恐怖が刻まれたその顔に
娘は酒をかけて
じっくりコトコトジワジワ焼き殺しましたとさ。
お、し、ま、い。」
リナリア
「まるでグリム童話ね、、、」
アセヴィ
「あら?リナリアちゃんグリム童話好きなの?
奇遇ね!!!!あ、た、し、も好き!!
友達になれそうね!!あたしーーー」
『
アセヴィ
「グッ!!何!?
技を放った!?!??」
しかし、上空から降り注ぐ氷の矢に
アセヴィはかすりもしなかった。
アセヴィ
「残念、、外れちゃったわね、、
あら、、、」
リナリアは
アセヴィのこめかみに弓を向けていた。
リナリア
『
超近距離でリナリアは氷の矢を
アセヴィに向かって放った。
激しい氷の渦が巻き起こり
アセヴィの身体ごと吹き飛ばした。
リナリア
「はぁ、、はぁ、、
紅蓮地獄も
今の私は、、、強いわよ、、お、ば、さ、ん」
アセヴィ
「ウフフッ、、、気持ちいいわーん
気持ち良くて、、とろけそう、、、、」
リナリア
「嘘でしょ、、まだ生きてるの?」
アセヴィ
「
あなた、、凄いじゃない、、、
氷雪系は未知の
だけど、、強力な技ばかり、、
そして、、扱える人もほんの一握り、、
なんでか知ってる?」
リナリア
「さっきの話より興味があるわね、、」
ーージジサイドーー
チョウラン
「え!?!?ツバキ隊長も
先に行っちゃったんですか!?!?」
ジジ
「ぁあ。」
チョウラン
「なんでですか??」
ジジ
「別れた方がいいからに決まってんだろ。」
チョウラン
「で、僕のとこに飛ばしたんですか??」
ジジ
「ぁあ。」
チョウラン
「え!?なんで僕!?!?」
ジジ
「いく方向が同じだったからだよ。」
チョウラン
「え、僕はとりあえず、、
何で殴るんですか!!!!!!!!!!!!」
ジジ
「馬鹿野郎。
俺たちがいくのはその先だ。」
チョウラン
「いや、アキレイ隊長と
話して決めたんですけど、、」
ジジ
「おい、知らねーのか?」
チョウラン
「え?」
ーージニアサイドーー
砂の竜巻に
ジュダスは血反吐を吐いていた。
ジュダス
「アガッッッッ、、
ふざけんな、、、話すことなんて、、、
ねーんだよ!!!
ぅぉぉお!!!!!!
『
するとジュダスの身体から蒸気が溢れ出す。
ラナンキュラス
「ジニア!!!その技は身体を硬質化するんだ!!」
ジニア
「嘘やん!?メチャクチャなやっちゃな!!!」
ジュダスは硬質化した手で
砂の竜巻を切り裂いていった。
ジュダス
「グアッ、、、ハァ、、ハァ、、、
人の身体、、パンケーキみてぇにパンパンパンパン
穴だらけにしやがって、、」
するとジュダスの身体の傷が
煙を出しながらジュクジュクと塞がっていく
ラナンキュラス
「まるで、ゾンビだろ?」
ジニア
「活きのいいゾンビやんけ!!
せやけどコッチはピッチピチの
行くで!!
『
突如、ジニアの頭上に何万トンもあるであろう
砂が出現するとジュダスとイージスに降り注いだ。
ジュダス
「な、、なんだ!!!これは!!!」
ジュダスは一瞬で砂に飲み込まれていった。
ラナンキュラス
「これなら、、身動きも取れないね。
ひとたまりもないよ。」
ジニア
「せやな。俺の得意技や。
イケてるやろ!!」
ラナンキュラス
「フフッ
得意も不得意もないだろ?」
ジニア
「俺のいっちゃん好きな技や!!」
ラナンキュラス
「フフッ。そう言うことか。
僕の
あっ、そんな事いうとまた、
ジニア
「なんやそれ
めっさ喋るで!!よう口乾かへんな!?」
ジニアは
ゲラゲラと笑った。
ラナンキュラス
「君にそっくりじゃないか。」
ジニア
「せやねん。血液型も一緒やねん。
ってんな訳あるか!!!」
ラナンキュラス
「相変わらず面白いね、、ジニアは。
そう言えば
どうしたんだい?」
ジニア
「そんなん殺したに決まっとるやろ。」
ラナンキュラス
「殺した?
ジニア、、
1番強いんじゃないのかい?」
ジニア
「誰がそんな事ゆーとんねん。
この
序列があんねん。」
ーーチョウランサイドーー
ジジ
「
それぞれ大罪人だ。
1番ヤベェって言われてんのが」
ーーラナンキュラスサイドーー
ラナンキュラス
「まさか、、、そこには一体誰が、、」
ーーチョウランサイドーー
チョウラン
「え!?本当ですか!?!?」
ジジ
「ぁあ。間違いねぇ。」
チョウラン
「もしかして、、ジジさん、」
ーーラナンキュラスサイドーー
ラナンキュラス
「
数が大きい程、監獄の厳しさが増すのか、、
ってことは、、!!!」
ジニア
「せやで、1番アカンのは
序列1位 アセヴィ•シェイ•アンドロメダ」
ーーチョウランサイドーー
チョウラン
「
紅蓮地獄、、、」
ジジ
「だから俺はリナリアを助けにいく。」
ーーラナンキュラスサイドーー
ラナンキュラス
「そんな!!僕が今から行ってーー」
「ぁあーー待て待て待て。
アホか。お前にはジギタリアスがおんねんやろ。
俺が
こっちに来とると思とんのか?
メチャメチャ怒ってる野獣さんを
向かわせたに決まってるやん」
ラナンキュラス
「だれを、、、、、」
ーーリナリアサイドーー
アセヴィ
「
という事は?」
リナリア
「どういう事よ、、、、」
アセヴィ
「何故、、少ないか分からないかしら?」
リナリア
「再現できなかったんでしょ。難しいから。」
アセヴィ
「あなた、お兄さんが
何も知らないのねぇ。」
リナリア
「
そんな事関係ないわよ。」
アセヴィ
「そもそも
リナリア
「
技を見せたりして。」
アセヴィ
「うーん。正解よ。
でも、全員が全員教えたわけじゃないの。
昔の
人類の敵とも言うべき
何人かいたのよ。
そう。この時代のようにね。
そして、氷雪系の
人類ではない側の人間だった。
広まる事も
だから強力な技だけど、未知数が大半をしめてる。
ってことは、、、氷雪系の
未完成な上に不完全。」
リナリア
「何が言いたいの、、、」
アセヴィ
「ウフフツッ、、言ったでしょ?
未完成な上に不完全って。
あんたなんて、たかが知れてるってことよ!!」
『
アセヴィは
しならせて、怒涛の乱撃を放った。
((早い!!!!))
アセヴィ
「ほら!!ほら!!ほら!!ほら!!!!
もっと!!!もっと!!!皮フがえぐれるほど
リナリアちゃーーん!!!!!!」
リナリア
「アガッッグァァァアッッッ」
アセヴィ
「ぁあん!!!良いわ!!!良いわ!!
エロとグロ!!グロとエロ!!!
そのシンフォニーこそ
一方的な、、か、い、か、ん!!!!」
アセヴィはあえてリナリアの急所を外して
ムチの連撃を放っていた。
アセヴィ
「アハハッアハハッアハハッ!!!
ん!?、、何だこれは!!!!!
これは、、なんだ!!!!」
チョウラン
「
『
アセヴィ
「黒い、、砂?、、
今は調教中よ。どいて!!!!!!」
ジジ
「調教??
ジジ様がてめーを調教してやるよ。
このメス豚が。」
アセヴィ
「え?」
ジジ
「装填!!!」
『
アセヴィ
「アギィッッッ」
シュンッと音を立てながら
アセヴィの脇腹に
アセヴィは光線に包まれ雪の中へと消えていった。
ジジ
「リナリア、、大丈夫か?」
リナリア
「、、、、ジジ」
「、、僕もいますよー!リナリアさーん」
リナリア
「、、、と、、チョウラン」
チョウラン
「え!?僕おまけ!?!?!?
ヘックシュン!!
やっぱり寒いですよぉお!!
効いてます?この
ジジ
「止まれば寒いのは変わんねーよ。
動け。馬車馬の様にな!!」
チョウラン
「えー!!!」
リナリア
「はぁ。なんで、、あんた達がいんのよ、、」
ジジ
「そりゃあ、、、、
お前がいるからだろ。」
リナリア
「何よ、、それ。」
チョウラン
「リナリアさんが
いるからってジジさんがイデッッッ!!!
また殴られたぁぁ!!!」
ジジ
「戦いに集中しろ。来るぜ」
アセヴィは雪の中、よろよろと立ち上がると
ジジを見て微笑んだ。
ジジ
「やっぱりこの程度じゃ死なねーか。。」
アセヴィ
「気持ちいい、、攻撃、、、、
久しぶりに、、効いたわぁん、、
あなた、、
ルシファンブルク家の当主ね、、、、
綺麗な女の子、、、あたしの好みよぉ!!!」
すると、ジジは
アセヴィを睨んだ。
ジジ
「おい、豚。
俺様になんつった?」
チョウラン
「ジ、、ジジジジ、、ジジさん?」
リナリア
「禁句よ、、それ、、」
アセヴィ
「あら?よく聞いたら
男の子ね、、、、でも、、綺麗なお顔、、
マーティン家もルシファンブルク家も
容姿に恵まれて、、、羨ましいわぁ、、、、」
チョウラン
「本当!!!羨ましい!!!!」
アセヴィ
「ん、、誰なの??ゴミは黙ってて」
チョウラン
「ゴミ!?!?
僕はゴミじゃないぞ!!!!
実家は
趣味は課金!!!!
アセヴィ
「やっぱりゴミじゃない。」
チョウラン
「いや、だから
アセヴィ
「ゴミよ!!!!」
『
アセヴィはまたもや乱撃を振るった。
アセヴィ
「縛り上げて、、グチョグチョにしてあげる!!」
ジジ
「リナリア、、顔、、ケガしてんじゃねーか。」
『
ジジはそう言うとリナリアの
すると、ブクブクと泡が立ち始め
リナリアの身体を包んでいく。
リナリア
「ありがとう。ジジ。」
ジジ
「効き目は抜群だが酒に酔う。
まぁここは寒いからちょうどいいな」
リナリア
「本当、あんたとお酒を飲むと
ロクなことが起きないわね。」
ジジ
「どうだかな。
ロクな事が起きんのは今からだぜ」
アセヴィ
「何よ!!!コレ!!!!!
黒いガラスが!!!邪魔ばっかり!!!
焦らさないで、、よ!!!!!!」
チョウラン
「これが僕の
そのエロッ、、いや、、そのエッ、、いや、、
そのオッ、、、パ、、、いや、、」
リナリア
「チョウラン!!しっかりしなさい!!!」
チョウラン
「ハッ!!!すみません!!!
僕の
そのエロくてエッチなオッパイも通しません!!」
ジジ
「おい!!!全部言ってんじゃねぇか!!!!」
リナリア
「チョウラン、、しっかり言えって
言ったわけじゃないの、、、」
アセヴィ
「なるほど、、」
チョウラン
「納得したぁーー!!!!」
すると一旦、アセヴィは攻撃をやめた。
しかし、そのスキをリナリアとジジは
見逃さなかった。
リナリアとジジは左右に分かれ高く飛ぶと
それを見たチョウランは
階段の様にガラスを密集させて足場を作った。
ジジ
『
「
『
ジジは
アセヴィに向かって撃つと
その周囲に幾つもの小さなマトが出現した。
ジジ
「リナリア!!」
リナリア
「分かってるって!!」
するとリナリアとジジは
その小さなマトに向かって技を放った。
リナリア
『
ジジ
『
氷の矢と
くぐると2人の攻撃は増幅され
更に加速するとアセヴィを吹き飛ばした。
アセヴィ
「アガッガッッッ」
轟音と共にアセヴィは膝から崩れ落ちた。
ジジ
「
威力を増幅させるだけじゃねぇ
通過したもんに
てめーら
並の攻撃じゃビクともしねーからな。」
リナリア
「そうみたいね。。。」
ジジ
「地獄の門をくぐって死にな。
アセヴィ•シェイ•アンドロメダ」
チョウラン
「…2人ともすごい!!!
あっ!リナリアさんは
え?でもジジさんの
ジジ
「一回、装填すりゃ弾が切れるまで撃てんだよ。」
チョウラン
「実戦向きぃぃい!!!」
ジジ
「いちいち、うるせーな。」
リナリア
「見てジジ!!!!」
ジジ
「チッ」
チョウラン
「嘘だろ、、あんな凄い技を喰らっても、、、
立ち上がるなんて、、、」
アセヴィ
「ウフフッッッ、、ウフフッッッ!!!
ぁあん!!!!!
いいわん!!いいわん!!!!!
副隊長だと思って油断してたけど、、
攻撃力が凄まじい、、創意工夫し、凝らしてる!!
そして何よりもエクスタシィ!!!!!!!
ぁあん!!!もう、、早く、、
顔の皮をペリペリ、、はがしたい、、、
でも、、飽きた、、」
アセヴィは身体中から血を流しながら
冷めた目つきでリナリア達を見て叫んだ。
アセヴィ
「はーい。余興はおしまい、、よ!!!」
ジジ
「何して来やがるつもりだ。」
チョウラン
「攻撃は通しませんよ。」
リナリア
「待って、、」
するとドドドドと足元が激しく揺れ始める。
チョウラン
「まさか、、、
マズいです!!
初期計算範囲外です!!!」
リナリア
「あの唇には触れちゃダメ!!」
ジジ
「跳べ!!!!!」
アセヴィ
「遅い!!!!!!」
ドーンと轟音と共に
下から突き出てくると
ジジ達を縛り上げた。
ジジ
「グッ」
チョウラン
「アッ」
リナリア
「アガッ」
アセヴィ
「何で、、私があなた達の攻撃を
喰らい続けたと思う?」
アセヴィはそう言うと
チュポッとジジ達の身体に吸い付けた。
ジジ
「気持ち、、ワリィこと、、すんなよ、、」
チョウラン
「えーー!!何が起こるのーー!!!」
リナリア
「
『
アセヴィがそう言うと
ジワジワとアセヴィの傷が
ジジとリナリア、チョウランに浮かび上がっていく。
ジジ
「なんだよ、、これ、、
グァァァア!!!!!!!」
チョウラン
「グァァァア!!!!」
リナリア
「グハッッッ!!!」
アセヴィ
「ぁあ、、、
私の身体の傷、、消えちゃった、、、
また、、付けないと、、
顔の傷が目立つわね。。
ねぇ、、私と遊びましょうよ。
ジジくんリナリアちゃん。
3人で今晩だけ、、、」
ジジ
「誰が、、てめー何かと、、」
リナリア
「そんな趣味は無い、、のよ、、」
チョウラン
「僕は、、入ってないから
放してもらえ、、ますよね?」
アセヴィ
「うるさい」
アセヴィはナイフで
シュッと自分の身体を傷つけた。
そして、ジジ達にも傷が浮かび
傷が全て移るとアセヴィの身体の傷は消えた。
痛みに悶えるジジ達を見て
アセヴィは
アセヴィ
「ぁあ!!!いいわ!!!!!
もっと聞かせて!!スクリーム!!!!」
するとアセヴィは
そっとキスをした。
ジジ
「何、、する気だ、、」
アセヴィ
「みんなで逝くの。」
リナリア
「ふざけんな、、」
アセヴィ
『
リナリア
「何よこれ!!!」
アセヴィが
ムチの様に振るうと
何本もの触手が
電気を帯びた一つの巨大な触手へと変化した。
チョウラン
「この大きさ、、
受け止められません!!」
リナリア
「まずい!!!このままじゃ!!!」
ジジ
「チッ」
アセヴィ
「良い子ちゃん達!!!!
痺れて死になさい!!!!」
『
そして、
放電しながらジジ達に向かっていった。
先に
電撃が
強烈な電撃を喰らった。
ジジ•リナリア•チョウラン
「ガガガガガガ」
するとポタポタと水滴が落ちて来る。
アセヴィの動きが急に止まった。
そして同時に、電撃が止まると
シューッと煙をあげ、気を失いそうになる3人
もはや声さえもあげられなかった。
更に
止まる気配を見せず勢いよくジジ達に迫っていく。
しかし、アセヴィは異様な
周りを警戒していた。
アセヴィ
「何、、、雪、、いや、、水?
ここは、、紅蓮地獄、、極寒の地よ、、
まさか、、温度が上がった、、、
この電撃くらいじゃ、、、有り得ない、、
なんなの、、一体。
それに、、この
すると突然、どこからともなく
現れた龍がアセヴィと
「アバババババ」
なんと、そこに立っていたのは
キキョウだった。
ー
おまけ
ーー1時間前ーー
ここは
最下層
そこには資料を見ながら
不適に
奇抜な風貌に緑髪を
モニターを見る男がいた。
ソープワイト
「ヌフフッ、面白いじゃあないか。サラセニア」
サラセニア
「
お気に
ソープワイトを見つめるサラセニアは
胸を締め付けながらよがっていた。
ソープワイト
「女子供 無差別に16人殺した元警官
テンパード街道の連続殺人鬼マンディには
なんとも、皮肉じゃあないか。」
サラセニア
「皮肉めいた因縁に神のおぼしめしを
感じた所存でございます。」
ソープワイト
「自らも実母に監禁され実母もろとも6人を殺し
その後、容姿の良い女性を23人監禁し殺害した
アンドロメダ家監禁事件
そこに、育ちも容姿も良いリナリアをぶつけるとは。」
サラセニア
「お楽しみになられると思います。」
ソープワイト
「それで?ジュダスというバカは
何故、ラナンキュラスなんだね?」
サラセニア
「
ジュダスはサフィニア
ペチュニア の兄でございます。」
ソープワイト
「ほぅ、、、双子に兄がいたと
前に報告されてはいたが
奴がそうだったのか。。。
しかも、、10年前は元ラミオラス軍兵士
登録してる名前は、
名乗ったものとは違うが?
これは一体どういうことかね?」
サラセニア
「はい、、
恐らくは
ソープワイト
「なるほど、、突然現れた理由、、
ヌッフフ、。なるほど、、面白いね。
奴に良いものを見せてやろうじゃあないか。」
サラセニア
「ぁあ!!!
なんともまぁ喜劇!!そして悲劇であろうか!!
さすがは
ソープワイト
「ラナンキュラスとぶつけたのは良い余興だよ。」
サラセニア
「おっしゃる通りでございます。」
ソープワイト
「用が済んだら殺せ。」
サラセニア
「ハッ。
ソープワイト
「それで、、
なぜ、どこの馬の骨とも分からない
副隊長代理などを送ったのかね?」
サラセニア
「
ダチュラは、、若い男が、、好みが
16人殺し強姦した男!!
チョウランはぴったりのエモノかと!!!
そして、それこそが
ソープワイト
「ヌフフッ
サラセニア、、お前は私に似て慈悲深い」
サラセニア
「
お言葉にこのサラセニア!!!
胸を締め付けられる思い!!!そして愛!!
我が
ソープワイト
「して、、そのダチュラはどこにいるんだね?」
眉を潜めたサラセニアは
モニターの下にあるボタンを
何度か押したが
ダチュラの姿は無かった。
サラセニア
「、、、1番遠い
向かってる最中かと、、」
ーーそしてマンディとの決着がつく20分前ーー
サラセニアは
血を流していた。
ソープワイト
「このっ!!!バカが!!!!
何故!!!!!
キキョウを!!!逃がした!!!!!」
サラセニア
「アガッッ!!!アグッッ!!!」
ソープワイトはサラセニアの腹を
何度も何度も踏み潰していた。
ソープワイト
「このッッッ私を!!!
バカにしているのかね!!!!」
サラセニア
「も、申し訳、、ありません、、く、、
そして、ソープワイトは
モニターを指差していた。
ソープワイト
「これは一体何かね!!!!」
そこにはジニアがキキョウを連れて
ジニアは途中 仕掛けた監視カメラに気づいては
変顔をしているので余計にソープワイトは
腹が立っていた。
ソープワイト
「サラセニア!!!!
どこにッッッ!!!いるんだね!!!!」
サラセニア
「アガッガ、、
おそらく、、ダチュラは、、殺されているかと、、」
ソープワイト
「いつから入れ替わっていたのか分かるかね?」
サラセニア
「
更に
ソープワイト
「、、フン。
あのラナンキュラスより上だと聞いている。
全く、、コソコソ嗅ぎ回るハイエナめ、、
サラセニア!!!!!」
サラセニア
「ハッ!!!」」
ソープワイト
「コーヒーを」
サラセニア
「
サラセニアは
顔の血をぬぐいながら
ゆっくりと立ち上がった。
サラセニア
「
この失態、、すぐに挽回致します!!」
そして、サラセニアは部屋の時計を眺めた。
ソープワイト
「フン。
サラセニア。
覚えているかね?120年前の事件を」
サラセニア
「
聞かせてくれました
ソープワイト
「ヌフフッ。身の毛もよだつ
今世紀最大の事件だったよ、、
歴史的に見ても
到底、詳細を開示する事は出来ない。
表向きは未解決事件として処理された。
だからこそ人々は興味を持ち
様々な憶測を語り、小説、映像化された。」
サラセニア
「
すると、またもや
サラセニアが部屋の時計を眺めた。
サラセニア
「
ソープワイト
「ヌフフッッッ。
村人80人が不可解な死を遂げた。
サラセニア、、確かに
お前にある。
が。
それはあくまでも
奴が眠りについている間の話し。
ヌフフッッッ
ヌフフッッッッッッ
ヌフフッッッ!!!!
さぁ、、、目覚めるぞ!!!!
ラミオラス史上最狂の天使!!!!!!
エリカ!!!!!!!!!!!」
エリカ
「おはよう」
(完)
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