第4話 後編1/2
作者名 REN’sJackson
移動要塞マーベラス 突入作戦 後編1/2
ゴゴゴゴゴゴっと
激しく地鳴りが鳴り響く
サフィニア
「え?何なに??
お姉ちゃんが 動かしたのかな???
それとも地震??
え?
キャァア!!
なにこれ!!アッツ!!!!」
ーーペチュニアサイドーーー
ペチュニア
「地震かしら??
まさか、要塞を動かされた?」
((なんだ、、これは!!!
身体が熱い!!!!!!))
ーー三分隊サイドーー
ラナンキュラス
「ヴッ!!胸が締め付けられるっ!!
コレは、、一体!!!!」
ーー二分隊サイドーー
ジニア
「なん、、や、、まさか!!
いや、、分からん、、」
ーー四分隊サイドーー
サフィニア
「キャァア!!!
お前、、一体、、何を!!
ヴッ!!足元が、、何コレ、、
何をした!!!」
少女は横たわる女の
サフィニア
「聞いてんだよぉお!!」
時は遡り30分前
今日、私は死ぬだろう。
私の家は裕福な家ではなかった。
そしてとりわけ
とても貧しかった。父は若くして戦死し
私が8つの時に母は私の目の前で手足を切られ
兵たちに
それから
なんとか私は生き抜いて来たが
相変わらず私の
戦争が憎い。戦争が憎い。戦争が憎い。
それから私は死んだ兵士の死体から
ナーベルク士官学校に入学した。
ラミオラス帝国との戦争を少しでも早く
私の手で終わらせたかった。
そして私はナーベルク士官学校を首席で卒業し
帝国兵となり
そしてすぐに
予想は付いていた。貴族は
首席は
本当は
貴族の生まれではないが
規律と法を司る
入隊希望を出したのだがその希望は通らなかった。
しかし、他国の生まれでありながら
名を
それだけで私は幸せを感じていた。
そして、ジニア隊長のいる
配属され副隊長になった。
少しだけ私の目標に近づいてるような気がして
最近はよく笑えるようになった。が。
私は今日死ぬだろう。
サフィニア
「ねーねーねーねー!!!
ねーってばぁ!!お姉さんさぁぁ
僕の話聞いてるッッの!!!」
キキョウ
「ガッッ」
サフィニア
「派手にやられちゃったね。
見てよ、、見える??
アハヒャアハヒャアハヒャアハヒャ
ねーねーねーねー!!!
コレなぁぁあんだぁ??」
キキョウ
「やめ、、て、、」
サフィニア
「はい、ドーン!!!!!」
キキョウ
「イヤァァ!!!」
サフィニア
「最後の一人死んじゃったぁ!」
((嘘でしょ、、腕で人の身体を、、
少女は震える女の
更に続けた。
キキョウ
「ウッ」
サフィニア
「部下の人たちさぁあ!!」
キキョウ
「ガッッ」
サフィニア
「みんなお姉さんをぉぉ!!」
キキョウ
「ガハッッ」
サフィニア
「守ろうとしてさぁぁああ!!
優しい人ばっかだッッネ!!!!」
キキョウ
「ガァァアッ」
サフィニア
「羨ましいなーーー」
((どうにか、、して
コイツを、、倒さな、、いと、、
でも、、身体、、が、、出来ない))
サフィニア
「
案外、弱いよね。つまんない。
もう、、死ねよ」
キキョウ
「くっ、、」
ーー三分隊サイドーー
三分隊は全力で走っていた。
入り組んだ迷路のような要塞は
とても無機質でどこを通ったのか分からないほど
皆、同じように見えていた。
ラナンキュラス
「クッ、、地図なんて
役に立たないな、、
早くしないと一分隊がっ」
「ギギギギギガガギ」
ラナンキュラス
「全隊止まれ!!
フフッ君とはよく会うね。。」
「ギギギギギガガギ」
ラナンキュラス
「おっと。
女の子ならよかったのに。」
「ギガッッ!!」
ラナンキュラス
「フフッ
これ100はいるんじゃないかな」
一斉に攻撃体制に入った。
ラナンキュラス
「
空に向けて
要領はさっき見せたから分かるね?」
男は三分隊の
突入前の作戦会議にて
四分隊に
残った三分隊はその
その中でも
特に少ないのが三分隊だった。
((簡単な
ラナンキュラス
「放て!!!」
一斉に三分隊を
囲むように
頭上に光の鏡が何百と出来上がっていた。
すると男は天に向かって片手を伸ばした。
ラナンキュラス
「今日の僕は少し機嫌が悪いんだ。
一気に片付けるっ!!」
『
いくつもの
次々と
鋼鉄が溶けて地面にしたたると
焼けるような音が鳴り響く。
通常の
あり得ない威力を見せつけられた隊士達。
あくまでも
威力を増すものではないからだ。
三分隊の隊士達はあまりの威力、
あまりの美しさに恐怖を覚えた。
ラナンキュラス
「さぁ、行こう。」
ーーペチュニアサイドーー
一分隊の隊士達 全員の口の中に
更には導火線とダイナマイトがびっちりと
敷き詰められ火でも起こそうものなら
引火して爆発する手はずになっている。
そして、吊るされている男に
全ての導火線が繋がっていた。
ペチュニア
「はい、ドーン!
さて、ど、れ、に、し、よ、う、かな!
はい!おめでとうーー!!カンカンカンカン!
見事に一等賞!!
次はあなたねえ!!でわぁ!
大人くし待っててね!!ウフフ」
「
「はい。ドーン!
あっ!ごっめんなさーーい!
手が滑っちゃった!!!!
あんまりにもずっと
何言ってるか分からないけど
きっと多分、あなたの事でしょうから
許さん許さんって言ってるんでしょぉぉ!?
ううん!言ってるぅ!!言ってるぅ!!
言ってるからぁぁあ時間来てないのにぃ
静かにしてほしいからぁぁ
頭を素手で割っちゃったじゃない!!!
どうしてくれんのよ!!
この血!!あんたが舐めなさいよ!!
ホラ!ホラ!ホラ!!!」
吊るされてる男に
下から拳を突き出す少女
ペチュニア
「ったく。
とんだフンフン男ね!!
手を洗ってくるわ!!」
少女はぶつくさいいながら
その場を去った。
((何故、熱で溶けない?
俺なら導火線に引火させずに
この縛られた布を焼ける。
でも鎖でもない
ただのこの黒い布が焼けない))
そう。男の疑問は当然である。
修練さえすればその力を
隊長であるその男にとって
((しかもあの女、、素手で、、
それにあの異常なまでのテンション、、
ペチュニア
「ぁあーースッキリした!!
ただいま!!アキレイ御坊ちゃま!!テヘ」
アキレイ
「、、、、」
ペチュニア
「えーなに?
いっちょ前に無視すんのか?
お?お?お?
エヘッ!!もうーー。ペチュニアちゃん
とりみだしっドーーーン!!!」
アキレイ
「ァァァァァァア!!」
ペチュニア
「そんな悲しい声出さないでよーん。」
アキレイ
「
ペチュニア
「うん。うんうん。うん。
そうーなのぉ?大変だったわねぇ、、
ペチュニア悲しい。。
シクシク。シクシク。でもいいわ。
おばあちゃんを、大切にね。。」
アキレイ
「ブチッ」
ーー二分隊サイドーー
先の戦いで辺り一面は砂漠
ここだけ違う世界に来たように思えるほど
地形全てを変えてしまった。
その張本人は
ピラミッドの上に立っていた。
ジニア
「はぁ。ヒマや。
ヒマすぎてかなわん。
どないしとったらえーんや。
キキのやつ大丈夫なんやろか。」
ーー四分隊サイドーー
女は地面に
地面を
キキョウ
「助け、、なきゃ、、
私が、、、、私が、、」
サフィニア
「あーん。
お姉さん逃げるヌォオン?
ウケるんですけど。
逃げるって意味分かってやってる?
耳も聞こえないんだっけ??
あっ!!お姉さん!!
足、、ケガしてるん、だ、よ、ね!!!!」
キキョウ
「ァァア!!
グッ、、わた、、わたしは、、
、争を、、、終わら、、せる」
サフィニア
「え?なんてー?
急に戦争がなんだって??
僕には関係、、ない!!」
キキョウ
「ガッッ」
サフィニア
「ないっ!」
キキョウ
「ゥッグッ」
サフィニア
「ないっない!」
キキョウ
「ゥッア!!グッ」
サフィニア
「ない!!!ない!!!ない!!」
キキョウ
「アァ!!グァっ!!ァァァ!!」
少女が殴るたびに
女は声を上げる。
少女の怪力で
顔を何度も殴られる女。
だが、女は途中から声を上げなくなった。
サフィニア
「はあ、はあ、はあ、、
おっかしいな。。
殺すつーもーりぃいなんだけどぉぉお!」
女の意識が遠のいていく
キキョウ
「あぁ、、私、、死んだんだ、、
パパ、、ママ、、、私、、頑張っ、、た、
頑張っ、、たよね?」
女は暗い暗い部屋にいた
キキョウ
「あれ?私、、、ココっって。」
そこに女と男が入ってきた。
キキョウ
「ママ!!!!
パパァア!!」
女は思わず抱きついた。
ママ
「よく頑張ったね。」
パパ
「キキョウ。偉いぞ」
女は溢れる涙をこらえることが
出来なかった。
キキョウ
「私ね、私ね、」
そして世界が
キキョウ
「ゥッ!??ココは!!」
外から
聞こえる。
目の前には小さな少女がうずくまっていた。
ママ
「キキョウ良い??
何があってもこの中から出てきちゃダメ!
分かった??分かったわね?」
キキョウ
「アレは小さいころの私、、、
これは!!!!!嫌!!
お母さん!!!逃げて!!
逃げてぇえ!!!!逃げてよ!!」
世界が
キキョウ
「え?ココは、、どこ?」
東洋風の
カーン。カーン。と心地よい鐘が聴こえる
周りを見渡していると突然、引っ張られるように
立った状態のまま足を引きずられた。
まるで早送りの様に駆け抜けていった。
キキョウ
「キャァア!!」
そしてピタリと止まった。
キキョウ
「ハァ、、ハァ、、何なのこれ」
見渡しても
何も見えなかったが
鐘の音は先ほどより大きく聴こえる。
キキョウ
「
ん?外、、、なんて、綺麗な音なの?」
女はそっーっと歩き出すと
人影が見えた。
キキョウ
「誰、、ですか?」
人影は
キキョウ
「!?」
目の前には湯に浸かりながら
酒を飲む猿の様な不思議な生き物がいた。
神と名乗る者
「我は神なり」
キキョウ
「神、、様、、ですか?」
神と名乗る者
「世界が憎いか」
キキョウ
「急に、、何を、、、」
そしてまたもや世界が
神と名乗る者
「見ろ」
外から
聞こえる。
目の前には小さな少女がうずくまっていた。
キキョウ
「コレは!!!」
ママ
「キキョウ良い??
何があってもこの中から出てきちゃダメ!
分かった??分かったわね?」
少女キキョウ
「うん、、分かった。」
ママ
「絶対に声を出しちゃダメ!!
いい??分かったわね?」
少女キキョウ
「分かった。」
女はそう言って
少女を閉じ込めた。
ママ
「いや!!いやぁ!
やめて!!私の、、ウデェェ!!!!」
キキョウ
「やめてぇ!!!!!」
神と名乗る者
「幼いお前は何を感じた」
キキョウ
「ハァ、、ハァ、、
どうし、て、こんな真似をするの!
私が死んだんなら
早く地獄でもどこでも連れて行きなさい!」
神と名乗る者
「幼いお前は何を感じた」
キキョウ
「何を??感じたですって?
感じたわ!!
恐怖!!絶望!!悲しみ!!怒り!!
ママと、パパを殺した奴ら
全員が憎い!!!!!」
神と名乗る者
「ほう」
神と名乗る者は指をパチンと鳴らした。
するとまたもや世界が
キキョウ
「グッ、、今度は、、何、、」
ナーベルク士官学校 入学式
キキョウ
「これは、、」
女が緊張した面持ちで
重い扉を開けた。
神と名乗る者
「もう一度聞く
幼いお前は何を感じた」
キキョウ
「期待、、希望、、決意、、」
世界が
神を名乗る者
「見ろ」
キキョウ
「これは!」
キキョウ
「ァァア!!
グッ、、わた、、わたしは、、
、、争を、、、終わら、、せる」
サフィニア
「え?なんてー?
急に戦争がなんだって??
僕には関係、、ない!!」
世界が
再び
鐘の音は
神と名乗る者
「
キキョウ
「え?」
キキョウ
「アツっ」
女はいつの間にか温泉に
神と名乗る者
「世界が憎いか?」
キキョウ
「憎い!!
誰かが!!幼い者が!!愛する人が!
私と同じ目に合わない世界を作りたい!!
だけど、、私にとって、世界、は、憎い。。
憎いけど、、その世界で誰かを助けられるなら
私は助けてあげたい!!!!」
神と名乗る者
「力もないのにか?人間」
キキョウ
「ない、、私は弱い。。
今日、、隊長達の戦いを見て
私は弱いんだって。改めて分かった、、」
神と名乗る者
「ほぉ?弱いと認めるのか」
キキョウ
「認めるわ。。
だって私いま、自分が死んで
お風呂に浸かってるこの瞬間
とっても安心してるもの。」
神と名乗る者
「では、何故
泣いているのだ。人間」
キキョウ
「え?」
女はポタポタと
涙をこぼしていた。
神と名乗る者は酒をグビっと
飲みながら手で湯をすくった。
神と名乗る者
「水は良い。姿形に
気の向くままに形を変える。
時に身体を温め、時に身体を癒し
時に身体を傷つける。
人間よ。貴様の心は
あの頃 感じた熱を忘れてはいない。
その心に宿った熱は消えないだろう。
世界が憎いなら裁くがいい。
弱さを自覚し突き進むがいい。
憎む世界を切り開く覚悟はあるか?」
キキョウ
「覚悟?
私は
覚悟があるかなんて
神と名乗る者
「フン。見せてみろ。人間。
貴様の描くその夢を」
神と名乗る者は
女に差し出した。
神と名乗る者
「さぁ、呑め」
キキョウ
「これは、、」
神と名乗る者
「貴様の魂に呼応した。
お前の憎むこの世界は
この先、
厳しいものとなる。
この世が
神は人間に力を授けん。
神の振るう
新たな
キキョウ
「私が、、
女はそれを受け取ると
全て飲み干した。
すると鐘の音が再び聞こえた。
神と名乗る者
「さぁ、もう行け!!
世界が閉ざすその前に
人間よ!!良く聞け!!
我が名はーーーー」
「え?」
そして
世界が
サフィニア
「はあ、はあ、はあ、、
おっかしいな。。
殺すつーもーりぃいなんだけどぉぉお!
殴っても殴ってもぉお!!
何で死なないのぉお!!!!!!」
少女の悲鳴にも似た
ゴゴゴゴゴゴっと
激しく地鳴りが鳴り響く
サフィニア
「え?何なに??
お姉ちゃんが 動かしたのかな???
それとも地震??
え?
キャァア!!アッツ!!!!」
ーーペチュニアサイドーーー
ペチュニア
「地震かしら??
まさか、要塞を動かされた?」
((なんだ、、これは!!!
身体が熱い!!!!!!))
ーー三分隊サイドーー
ラナンキュラス
「ヴッ!!胸が締め付けられるっ!!
コレは、、一体!!!!」
ーー二分隊サイドーー
ジニア
「なん、、や、、まさか!!
いや、、分からん、、」
ーー四分隊サイドーー
サフィニア
「キャァア!!!
お前、、一体、、何を!!
ヴッ!!足元が、、何コレ、、
何をした!!!」
少女は横たわる女の
掴み大声で叫んだ。
サフィニア
「聞いてんだよぉお!!」
立ち上る
どこからか湧き出た
そして、ここに新たな
キキョウ
『『
『『
サフィニア
「何、何これ!!いやぁ!!
ぐ!!!熱い!!熱い!!!
何このケムリィイ!!!!!
クソォオ!!!!!!!」
少女は女を離して
一気に距離をとった。
「みんな、、、」
女は刀を空に掲げると
一気に足元に刺し、ひざまづいて囁いた。
キキョウ
『
すると地面から一気に
数百メートルの高さの
全体に雨のように湯が降り注いだ。
身体の傷がみるみる癒えていく。
女は仲間たちの傷が癒えるのを確認した後
少女の方を向いた。
サフィニア
「え!え!え!!!!
どういうこと!?
聞いてないよぉぉぉ!!!
待ってぇーー!!!
え??!!
八人でしよぉ??でも、死んだでしょお?
だから、、だから
報告とは違う、、
隊長じゃないくせに!!!」
キキョウ
「よくも、、私の仲間を!!!!」
((
私に教えてくれる。どうすればいいか。
どう戦えばいいか。)
『
溢れ出す
龍の姿となって少女の頭上を襲った。
サフィニア
「ァァア!!!
何なんだよ!!!!!
熱い!!水じゃない!!!
コレはァア!!水じゃなぁあい!!」
((こんなにも身体が軽くて
こんなにも力がみなぎる!!
これが
隊長達の力!!!!))
少女は熱さの余り転げ回っていた。
身体中がただれ、
痛みのあまりに目が血走っていた。
水ではなく熱湯
触れるだけで致命的なダメージを与えた。
サフィニア
「はぁ、、はぁ、、
こんな力を隠してたなんて、、
こんな力をぉぉお!!
僕、、許さないから!!
怒らせたなぁあ!!!
「ギギギギッ」
サフィニア
「いったん、帰るよ!!」
キキョウ
「待て!!!
グッ、、力が入らない、、」
そして少女は
乗って飛び去った。
ーーペチュニアサイドーー
ペチュニア
「はい、、次の子わぁ、、ん?」
遠くから妹の姿が見えた。
ペチュニア
「あら?もう終わったのかしら」
アキレイ
「
ペチュニア
「
所詮、こんなものよ?
アハハハ!!!」
サフィニア
「お姉ちゃん!!!!!
ハァ、ハァ」
ペチュニア
「!?サフィニア!!!どうしたの!!
その、、火傷、、」
((ヤケドだと?))
サフィニア
「
ペチュニア
「ちょっと、ちょっと、、
落ち着きなさいな。
サフィニア
「違った、、あの副隊長が、、
((何!?そんなまさか、、
キキョウが??
ではさっきのは、、共鳴反応、、))
ペチュニアはキッと
アキレイを睨んだ。
ペチュニア
「隊長さん?どういうことかしら?」
アキレイ
「
ペチュニア
「そう。。話せないのね。
まぁいいわ。先ほどの地震の時の
反応見ればおそらく共鳴反応ね。」
((コイツ!!どこまで
詳しいんだ))
ペチュニア
「なるほど。それでゲイジュを
使ったわけね。流石はロージア様」
((ロージア、、だと?))
サフィニア
「そんなことよりお姉ちゃん
僕は殺しにいくから。
あれ、出してよ!!!!」
ペチュニア
「傷の手当てはいーの?」
サフィニア
「傷の心配なんて
あぁなっちゃえば関係ないし!!」
ペチュニア
「サフィニア。よく聞きなさい。
ちゃんと戻ってくるのよ。」
サフィニア
「分かってるよ!!!
早く出せよ!!!
ウズウズウズしてんだよぉお!」
ペチュニア
「はいな。はいな。」
ペチュニアは
小さなカプセルを出した。
ペチュニア
「はい。
少女は渡すとすぐに飲み込んだ。
サフィニア
「お姉ちゃんはずっと前に
もらったのに僕だけ今じゃ遅すぎるよぉ」
ペチュニア
「管理は私が任されてるの。
いい?戻ってくるno--- 」
『滅刃(メツハ)
ペチュニア
「グッ!!!!」
サフィニア
「グアッ!!!」
ラナンキュラス
「三分隊!!檻を破壊した後
一分隊と共に
その後、二分隊の所まで後退せよ!!!」
((水!?まずい!!引火しなっ))
「やっと見つけた。」
ペチュニア
「はやっ!?」
サフィニア
「え?消えた?!」
「やぁ、君に会いに来たんだ」
サフィニア
「わぁ!!!
な、なんだっ、、て!!!」
ラナンキュラス
「おっと。危ないじゃないか。
ね?アキレイ」
拳をパキパキとならす男は
怒りに満ちていた。
アキレイ
「はぁー。許さねーぞ。分かってんだろうな?
逃がさねぇからな!!貴様らぁあ!!」
ペチュニア
「
少女の
空を全て覆う
ペチュニア
「1万の大軍を前に逃がさない?
お言葉を返すようだけど
私から言わせてもらうわ。
逃がさねーからな。貴様ら。」
サフィニア
「カッコいいね!!お姉ちゃん!!
でも僕はあっちのお姉さんを
ラナンキュラス
「アキレイ。さっきの。」
アキレイ
「ぁあ。キキョウだ。」
ラナンキュラス
「やっぱりね。。
キキョウ副隊長にやられたよ。
僕の初体験。」
アキレイ
「目覚めたばかりの
キキョウ自身の力で
キキョウがあぶねー。
ラナンキュラス。任せてもいーか。」
ラナンキュラス
「責任取ってもらわなきゃね。」
ペチュニア
「撃ち殺せ!!
「ギギギギッ」
アキレイ
「チッ、
、、追いかける前に
ちょっと付き合っていけ。
....ラナンキュラスやるぞ」
ラナンキュラス
「すぐに追いつくから
付き合ってあげるよ。アキレイ」
アキレイ
『
ラナンキュラス
『
ラナンキュラス
『
サフィニア
「じゃぁ僕行くねー!!」
少女は去って行ってしまった。
ラナンキュラス
「すぐ追いつくからね。
スミレちゃんや他の隊士の仇
死んでも足りると思うなよ」
そして火炎と
混ざり合い天空を大きく切り裂いた。
着弾した瞬間に
1万のうち半分以上の大軍を撃沈したのである。
ペチュニア
「まぁ、綺麗な花火」
別の
属性が違っても同量でなければ
数字に関して言えば単純に数字を足しただけである。
成功する事はまずない。
ラナンキュラスの天性の
無ければ成功すること自体が
アキレイ
「一分隊すまなかった!!
とんだ恥を晒したがこのまま三分隊と合流!
コイツらは俺たちに任せて
お前らは三分隊の指示に従え!」
ラナンキュラスとアキレイの指令通り
それぞれの分隊は破壊任務に向かった。
ラナンキュラス
「では僕も失礼するよ。」
『
男は一瞬にして消えてしまった。
ペチュニア
「
アキレイ
「違う。あの
早く動けんのは
解放したらあんなの比じゃねーぞ。
さぁて、貴様はお説教の時間だ。」
ペチュニア
「説教??5000対1よ?
あなた顔はまぁまぁだけど
数は数えられないみたいね。
ウッ!!」
男の周りに炎が渦巻く
あまりの
アキレイ
『『
絶えず揺らめく
『『
アキレイ
「それと、ついでにもう一つ教えといてやる。
アナスタシアと...」
アキレイ
「…ラナンキュラスだ。
お前の妹、、、、死ぬぜ」
ーーサフィニアサイドーー
少女は
空を飛んでいた。
サフィニア
「あのぉお女殺す殺すぅーー!!
コロスゥうううううん!!
あの女の子みたいにぃーー
コロスゥううん!!!!」
声がする
遠くから声がする。
天空がこだまし
静かな怒りが少女に向けられていた。
サフィニア
「キキョウの心臓
枕にしよーっと!!...ん!?」
そして少女はゆっくりと空を見上げた。
((雨?急に、、空が、、暗くなった、、))
声がする
遠くから声がする。
冷たい雨が降り注ぎ
稲妻が駆け抜ける。
((な、なんだ??
このゾクゾクする冷たい殺気))
高い塔から1人の男が
少女を見つめていた。
そして、
ゆっくりと
そして力強く
ラナンキュラス
『『
そして
『『
男は天空に刀を向けて囁やくと
自身に
『
サフィニア
「え?」
少女の左腕が飛んだ。
サフィニア
「ァァァァァァア!!!」
「今の僕は音速を
さて、もう片方も、もらうよ。」
移動要塞マーベラス
突入作戦 後編1/2(完)
おまけ
移動要塞マーベラス
ピラミッド付近
ジニア
「はあ。暇や!!
さっきの心臓の痛みなんやったんやろ。
なんか
なんや変なとこやのぉ!!
そや、
スフィンクス作ったろ!!!」
ジニア
『『
渇き飢えしは 舌無き
ジニア
「しやぁ!!
どないしょーかなーー!!!
どんな形にしょーかな!!
アシンメトリーにするやろぉ!
体はゴリラやったっけ??
尻尾は蛇やろーぅ
あと、あと、、帽子や!
つば広帽子でシュッとさせよ!
うし!でけた!!!!!
どや!
ジニア
「え?なんて??
腐れどアホ??
なんでやねん!!!!
腐っとんのは自分やろがい!!」
ジニア
「ったく、、完璧や。ホンマ。
なんで分からんのじゃ!
この腐れどアホ!!!
スフィンクスってこんna」
突然の雨
ジニア
「ぁあ!!
俺のスフィンクスが!!
なんでこんな晴れてんのに雨て、、」
稲妻が鳴り響く
ジニア
「.....ほぉ。
ラナン解放したんやな。」
ジニア
「よっこいしょと。
二分隊、、半分ついてきぃ。
俺らも行くで。」
完
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