第3話 中編
作者名 REN’sJackson
移動要塞マーベラス 突入作戦 中編
"
総勢1000名を率いるのは
隊長アキレイ
隊長ジニア•副隊長キキョウ
隊長ラナンキュラス
移動要塞マーベラスによる
ラミオラス帝国の侵略を防ぐため
突入作戦を決行することになった。
そして突入まであと僅か2キロ
船内では移動要塞マーベラスの
地図を広げながら会議が行われていた。
キキョウ
「それではまとめます。
アキレイ隊長が率いる
一分隊250名は陽動」
アキレイ
「任せろ。派手に暴れてやる」
ジニア
「お手のもんやろ
半壊どころか今度は
全壊したってもえーんやで?」
挑発するように男に言った。
ラナンキュラス
「ジニアやめなって」
アキレイ
「なんだと?」
キキョウ
「ゴホン。続けます。
ジニア隊長率いる二分隊250名は
着陸付近を制圧
全分隊が突入し頃合いをみて
船体の護衛しつつ離陸し空で待機。」
ジニア
「任せとき!
花札でもして待っとるわ!」
キキョウ
「あの、、花札よりも隊長、、本当に
この任、大丈夫でしょうか?
私の部隊よりも
隊長が行った方が確実に、、、」
ジニア
「えーねんて。
俺にしか出来ひんのわーっとるやろ?
それになぁキキ。胸張ってやり。
張るほど無いけっ
いったぁあ!!ヲォイ!!
どこに隊長の頭ド突く副隊長がおんねん!」
キキョウ
「何か言いましたか?」
ジニア
「え、な、なんもゆーてません」
キキョウ
「よろしい。では続けます。
ラナンキュラス隊長率いる
三分隊250名と私の四分隊250名は
二手に別れて移動要塞マーベラスの破壊
敵を
マーベラスの
任務です。」
ラナンキュラス
「ぁあ。任せてくれ。キキョウ副隊長
それともし、寂しかったら
いつでも連絡してくれ」
キキョウ
「....ラナンキュラス隊長」
「
ジニア
「アホか!!
なぁ、キキ!寂しかったら
俺の写真でも見とったらえーねん!
600ベルクで売ったるわ!!」
キキョウ
「いりませんし
べ、別に寂しくなる事も
ありませんから!」
ラナンキュラス
「フフッ。キキョウ副隊長って」
キキョウ
「…え?」
「可愛いところもあるんだね。」
すると、後方でバタバタと
耐えきれなかったのか
黄色い悲鳴を上げて
女性隊士たちが倒れていった。
ラナンキュラス
「フフッ」
アキレイ
「オイオイ、、大丈夫なのか?この作戦」
男は気の抜けた声で
呆れていた。
しばらくすると
外部カメラに
移動要塞マーベラスが映し出された。
キキョウ
「なんて、、大きさなの、、」
アキレイ
「想像を絶するな、、」
ジニア
「なんやと、、城やないか、、」
ラナンキュラス
「これが、、移動要塞マーベラス」
キキョウ
「隊長!!まもなく着陸!!
各部隊に通達!!
着陸後、任務遂行!!!」
ジニア
「おっしゃー!!
二分隊行くでぇ!!!!!」
強風に髪をなびかせながら
下の様子を見た男は叫んだ
ジニア
「おし!!肉眼で敵を確認!!
恐らく
ええか!!二分隊!!
男はハッチから身を乗り出して
胸の前に両腕を出した。
ジニア
『
男が唱えると
身体がふわりと浮いた。
すると次々と隊員たちは
同じ
ジニア
「続き構え!!!
かましたれや!二分隊!!
『
男の手から
強大な砂嵐が巻き起こり
紐のような細い竜巻に変わると
次々に
すると二分隊はハッチから
飛び降り各々の
二分隊の
浴びた20体の
男と二分隊はふわりと
着陸して周囲を見渡した。
ラナンキュラス
「へぇ。
鋼鉄を
キキョウ
「当然です。うちの隊長は
ぁあ見えて強いですから。」
ジニア
「おし!しばらくは、えーやろ。
おーい!!もうえーでーー!!」
男の合図で
ゆっくりと着陸し次々と隊士達が降りていった。
ジニア
「早よしや!!」
アキレイ
「随分と派手にやったな」
ジニア
「えぇ見本がおったからな!」
アキレイ
「フン。
一分隊出陣!!!!
派手に暴れるぞ!!!!」
男の一声で一分隊は前進した。
すると移動要塞マーベラスが
激しくガッガッガッと振動し始めた。
キキョウ
「な、なにこれ!!」
ラナンキュラス
「全隊警戒態勢!!」
アキレイ
「な、、ん、だと、、?
上を見ろ!!!!」
ジニア
「嘘、、やろ、、」
移動要塞マーベラスの上空が
するとスピーカー音が鳴り響く
ペチュニア
「「ぁっーあっーあっ!
マイクテスト、マイクテストぉワンツー
ゴホンっ!!
御機嫌よう。
私はラミオラス帝国
ペチュニア と申します。」」
サフィニア
「「でぇー!僕は サフィニアっ」」
ペチュニア
「「ちょっと!!お姉ちゃんが
まだ話してるでしょ!?」」
サフィニア
「「だってぇ!!ズルイ!!
ズルイ!!!!ネギが
カモしょってきたんだよぉーー!」」
ペチュニア
「「それをいうなら
カモがネギしょって来たの!
ちょっ、、と!!
か、え、し、な、さい!!」」
サフィニア
「「えーー!!」」
ジニア
「なんやねん、、コイツら」
ペチュニア
「「ゴホン、、
おバカさんな
ようこそ移動要塞マーベラスへ
歓迎するわ!!」」
キキョウ
「歓迎するですって?
どういうこと??」
アキレイ
「貴様、、一体何者だ!!!」
ペチュニア
「「うん、うんうん、、うん。
はい、聞こえませーん。
一方的に話していまーす。
残念ながらあなた達の声は
聞こえないの。
ごめんなさいね。
あと、何か言い忘れてたようなぁぁ。
うーん、うーん。なんだっけ!!ウフフっ
では気を取り直してぇ!!
おかえりなさい!!
ラナンキュラス
「気味が悪いな。
おかえりとはどう言うことだ」
ペチュニア
「「理解できないでしょうねぇ
でもしてくれなくても
構わないわ!!
だってぇ!!あなた達は
もう逃げられないかra」」
『
溢れ出す水圧が
上空の
ビクともせず逆に巨大になって
術者に跳ね返ってきた
キキョウ
「そんなバカな!!間に合わna」
『
キキョウ
「キャッァッ」
女は遠くに目をやると
巨大な砂の像が
水を吸い込んでいたのを見た。
しかし、自分がいるのは
先ほどより少し離れた場所だった。
そして暖かな温もりの中
男の優しい声が聞こえる
キキョウ
「いつの間に、、私、、こko」
「言ったろう?
キキョウ
「あっ、、はい、、」
ラナンキュラス
「それと、これ。
ペンダント。落としてたよ。」
キキョウ
「あっありがとうございます。」
ペチュニア
「「あっ!おっもーい!出したぁ!
そうそう!言い忘れましたが
上空の屋根に
攻撃する方がいるなら
やめた方がいいですよ!!
跳ね返りますので危険です!」」
キキョウ
「くっ、、今更なにをっ」
アキレイ
「「なるほど。
無理なら、、、」」
ラナンキュラス
「待て!!アキレイ!!
ここでは人が多すぎる!!!隊士達を
巻き込んでしまってもいいのか!」
アキレイ
「クッッ!!しかし!!」
ペチュニア
「「ねーねー!大人しくしててね!!
これから長い長い旅になるから!!
自分の家だと思って
くつろいでくれたら
ペチュニア うーれしいーな!!」」
アキレイ
「貴様、、、」
ペチュニア
「「だから言ったでしょ?
....おかえりって。」」
「ギギギギッギギギギッ」
ジニア
「なんやと!?倒した20機が、、」
キキョウ
「隊長!!!!」
ジニア
「二分隊構え!」
「「あっそうだーーー!!
さっきも言ったんだけど
おかえり!って私が
言ったのわぁー
皆さんに向けて言ったんだからね!!!
後ろの
特にいらないの。ごめんなさいね。
....むしろ、さようなら。」」
ラナンキュラス
「囲まれた!!わざとやられたフリをしたのか!!
アキレイ
「分からん!!
調べてもまだ詳しくわかっていない!!」
ラナンキュラス
「フフッ
男は片手を空に向けた
ラナンキュラス
『
『
アキレイ
「
キキョウ
「皆さん伏せて!!」
男の頭上に鏡のような光が
縦に
その光に向かって
すると
幾千にも枝別れした。そして
ジニア
「な、なんちゅー使い方すんねん。。」
焦げ付き動かなくなった。
キキョウ
「こ、この威力、、
きっと、、、、無理だわ」
「ギギギギギガガギ!!」
キキョウ
「嘘でしょ!」
ジニア
「なんかよー分からんけど
また来よった!!!
さっきよりも数が多い!!!
ここは二分隊に任せて
お前らは
予定通りに行った方がええ!!」
キキョウ
「隊長!!この数は!!」
ジニア
「200機はおる!!
しゃーないやろ。
久々に運動しますかのぉ!!」
ラナンキュラス
「僕が残ろうか??」
ジニア
「アホ言え。お前ばっか
ええカッコさせられんやろが」
キキョウ
「隊長!!」
ジニア
「なぁ、キキ!!
後で写真欲しなっても
売らへんからな」
ラナンキュラス
「フフッ
キキョウ副隊長!!
ここはジニアに任せていこう!!!」
キキョウ
「はい。。」
アキレイ
「ジニア!!!!」
ジニア
「なんやねん」
アキレイ
「任せたぞ」
ジニア
「どアホ!
はよ。いけ!!」
各分隊は予定通り散らばった。
そして男は離れたのを
しっかりと確認すると
二分隊にも少し離れるように言った。
しばらく
二分隊の攻防が続いていた。
ジニア
「二分隊!俺から100m
距離を取り更に4つの班に分離
ええか?気ぃ抜いてると
俺に殺されて死ぬでぇ!!」
「「あっあっあーー!
マイクテスト!マイクテスト ワンツー!!
えーっと!もうそろそろ
死んだかなぁーー」」
サフィニア
「「
なかなか死なないけど
きっと!!!
死んだよね!!」」
ペチュニア
「「200機はやりすぎよ。サフィニア」」
サフィニア
「「だってぇ!!
面倒ジャーーーン!!」」
ジニア
「聞こえとるわハゲ
ええ加減にしや」
サフィニア
「「カメラオン!
マイクオーーーーン!!!!」」
ペチュニア
「「ちょっと!!!!」」
男は静かに手を胸に当てて
すると足元の鉄や石、建物が
次々と砂に還っていく
まるで乾きに飢えた砂漠のようにーーーー
ジニア
『『天輪•
渇き飢えしは舌無き
再び踊れ!!!
男の顔を写す。
その気だるそうな顔からは
その瞳はただ真っ直ぐ遠くを見ていた。
サフィニア
「「ちょっ!!ちょっ!!!!ちょっと!!
解放してんだけど!!!!
お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃん!
すごくない??カッコよくない??
いーなーいーなー
欲しいな!!!!アレは僕が
もらうよ!!!!お姉ちゃん!!!
ピカピカピカピカっーって!
アハヒャアハヒャアハヒャ!!
はぁーーあ。
壊したいな」」
((ん?欲しいやと?
どういうこっちゃ))
ペチュニア
「「か、え、し、て!!もう!!!」」
((俺に話しかけとんか?))
サフィニア
「「お姉ちゃん!貸して!!
へーんだ!!
やっちゃいな!!
「ギギギギッギギギギッ」
一斉射撃が始まった。
ジニア
「二分隊!!
傷つけられへんよう半分は
もう半分は攻撃や!!」
辺りで
しかし、250名の千刃花隊士達の
ジニア
『
巻き上げた
つぶてとなって
数十機の
小さな穴だらけになって動かなくなった。
ジニア
「クッ
カバーしきれん
数が多すぎる!!!」
((
まだ効いとるおかげで
ビクともしてへん。でも隊士達が
一斉射撃を浴びてもーたら
もう持たへんかもしれん))
ジニア
「チッ」
ジニア
『
『
風が男の周囲を
身体が宙に浮いた。
サフィニア
「「浮いてどうすんのさぁ!
アハヒャアハヒャアハヒャ」」
ジニア
「黙っとれぇハゲ」
サフィニア
「「僕はハゲてない!!」」
ジニア
「知るかい、んなもん。
よう見ときぃ
かかればなんぼのもんじゃい!!
二分隊!!五ぉ数えたら
サフィニア
「「ねぇねぇ!!何をやるのさ!
何をやるのさ!!!アハヒャ」」
男は刀を地面に向けて
円を描くと一気に空に刀を振り上げた。
ジニア
「しばらく出て来れんけど、我慢してな」
ジニア
『
サフィニア
「「ぇ??え??え??
なにこれ!!!!!!」」
ジニア
「片道切符のつもりはないねん。
壊せるもんなら壊してみ?」
サフィニア
「「スッゴォオイ!!
これさこれさ
ピラミッドだよね???
スゴイスゴイスゴイ!!
閉じ込めちゃったの??
これで
もう安心なの??
隊長ってカッコいいなぁ!!
こーろそ!こーろそ!」」
ジニア
「せや、カッコエエ隊長からの質問や。」
サフィニア
「「面白かったから
ひとつだけ答えてあげるよ!!」
ペチュニア
「「サフィニア!!
もう、かえ、し、て!!!」」
ジニア
「
サフィニア
「「
ジニア
「奪う?奪えるもんやないやろが
俺たちが継承に応じるとおもーとんのか。」
サフィニア
「「アハヒャアハヒャ!!
強制解除もしらないのぉお??
アハヒャアハヒャ
可愛そう!!隊長さん可愛そう!!
みんなから秘密にされてさ!!
教えてもらえてないんだ!!!」」
ジニア
「なんや?
きょう、、せい、、かいじょ??」
サフィニア
「「あーーー!!!」」
ペチュニア
「「いい加減にしてくださるかしら?
別にそんな大層なピラミッドを
建設しようがどうでもいいこと
時間ならたっぷりあるわ。
ってこら!!!」」
サフィニア
「「でもぉ、、ほい!ほい!!ほーい!!
まだまだいるんだなー!!!
ジニア
「!?、、まだ、半分くらいしか
倒してへんのに追加て、、
500はおるやんけ、、」
サフィニア
「「もっと魅せてよ!!
もっと魅せてよ!!!
ジニア
「見せたってもえーけど
また質問答えてくれや」
サフィニア
「「え?いーよ!」」
「ギギギギッギギギギッ」
((
ジニア
「恨まんといてや」
男はゆっくり
ジニア
『
突然、何万トンもあるであろう
砂の海が上空に召喚された。
男は
一気に振り下ろし叫んだ。
ジニア
『
およそ700体の
砂の津波に飲まれたと同時に
砂嵐が巻き起こり三箇所に分けられると
次々と
そして一斉に圧縮するように
握りつぶされた。
砂で音は遮断されてはいたが
かすかに複数の爆発音が聞こえる。
ふわりと男は砂の上に着地をし、そっと呟いた。
ジニア
「砂漠の世界へ
ようこそ。
.....歓迎するで。」
ジニア
「…ぁあ!やりすぎてもうた!!
質問聞きそびれたわ。
まっえーか!!!
うるさい女やったし。
もう、戻ってもえーで。ようやったな。
移動要塞マーベラス
コントロールルーム
ペチュニア
「へぇ、、ぜーんぶ砂の海に
危険な力ね
攻撃に回れば
防御に回れば圧倒的に
使い勝手が良さそう。」
サフィニア
「ねえ!!かっこ良かったねーー!!!
僕もあんな風に
キンピカでキラキラした刀を
振り回して砂と
んで!あの隊長の生意気な口を
縫い付けてさぁあ!
一緒に朝ごはん食べるの!!!」
ペチュニア
「食べれるの?それ?」
サフィニア
「プチプチ糸が切れる音と
その痛みと裂ける唇に吸い付きたーい。」
ペチュニア
「はぁ。相変わらずね。」
サフィニア
「それでさぁ
この人どーするの??」
ペチュニア
「そうねぇ、、」
サフィニア
「ひとまず、ぶちこんどく?
それとも一緒にごはん食べる?
どうする?どうする??」
ペチュニア
「どうしましょうか」
女は舐め回すように
耳元で囁いた。
「アキレイ隊長」
サフィニア
「拷問も意味ないし
強制解除するにしても
解放させないといけないし
難しいねー!!!」
ペチュニア
「吊るしておきましょうか!!
帝国に帰るまで時間もあるし
ゲームでもしましょう。」
サフィニア
「いいね!!いいね!!」
姉妹2人は
移動要塞マーベラスの
中心部へとやってきた。
サフィニア
「カメラおっけ!
お姉ちゃん大丈夫だよ!!」
ペチュニア
「ゴホン」
サフィニア
「スタート!!!!」
ペチュニア
「えーー!
マイクテストワンツーー
マイクテストットットォー!!
はい!皆さん。
ご機嫌麗しゅう。
はい、空を見上げて頂きたい
ペチュニアですペチュニアです。
ペチュニアです!!」
ーー三分隊サイドーー
ラナンキュラス
「三分隊止まれ!
さっきの地震といい
一体なんだ」
ペチュニア
「「えー。
ご紹介致します!!
映像を飛ばしてるので
見えてると思いますがぁ!
一分隊の皆さんでーす!!」」
「ほら!サフィニア!!
隊長アップすんのよ!
バカ!早く!!」
ペチュニア
「ゴホン!!
ジャッジャーーン!!!
アキレイの御坊ちゃまぁあ!!!」
ラナンキュラス
「なんだって、、そんな!!」
ーー四分隊サイドーー
キキョウ
「アキレイ隊長!!!」
ペチュニア
「「この吊るされてる人ねぇ
大暴れしまくるから
要塞をパズルみたいに
いじってぇ捕まえちゃいました!!
エネルギーの消費が激しいし
もうできないから安心して下さい!」」
キキョウ
「そんな、、さっきの地震は
アキレイ隊長が吊るされて
一分隊がみんな檻に、、、」
ーー二分隊サイドーー
ジニア
「あんの どアホ」
ペチュニア
「「でねぇー!妹属性のぉ私の妹のぉ
サフィニアが
追いかけるそうなので
皆さん気をつけてね!!!
ラミオラス帝国に着くまでの間
楽しみましょーーー!!!」」
サフィニア
「「エンジンぶっ飛ばしていくねー!!
スッッタート!!!の前にぃぃ
この子殺してから5分開始だから!!」」
ーー三分隊サイドーー
ラナンキュラス
「!?スミレちゃん??
やっやめろォォォオ!!!!」
ペチュニア
「「はい。スタート」」
((落ち着くんだ
部下の命を僕も背負ってる
冷静に冷静になるんだ。冷静になるんだ。
スミレちゃん、、スミレちゃん、、
スミレちゃん、、ごめんよ。
よくも僕の隊士を、、僕の隊士を!!
ラナンキュラス
「あそこの場所は、、、
ココか!!!キキョウ副隊長が
一番近い!!しかし!!
要塞を自在に変動できるとしたら
果たして地図に意味はあるのか分からないが
三分隊!!!目標を変更し
ただちに救出に向かう!」
ーー四分隊サイドーー
((奴らの目的は
明らかに
隊長たちは殺される心配はないはず
でも隊士たちが、、どんどん殺されていく
クッ、、、なんて卑怯な。
でも今はそんなことより
敵の
私が
キキョウ
「四分隊!!
ただ今より二手に分離し
この場にいるものだけで行う!
チョウラン副隊長代理!!前へ!
只今より、五分隊の部隊長に任命する!
リナリア副隊長より何かあれば
チョウラン副隊長代理を
代理にと言われている!
ただちに125名を連れて
東棟Bのコントロールルームへ
行きなさい!」
ーー二分隊サイドーー
ジニア
「ここを離れるわけにもいかんしなぁ
あん中に入って俺も閉じこもるわけには
いかんしな。。どないしたらえーんや。」
ーーペチュニア サイドーー
女は吊るされた男を見て笑っていた
ペチュニア
「アキレイ隊長??
不思議に思わなかったの?
こんなにも馬鹿でかい要塞で
ナーベルク帝国に向かうなんて
どう考えてもおかしいわ。
アキレイ
「まんまとやられたわけか。
貴様らはそんなに
ペチュニア
「こんな要塞
それとなんですって?
バカ言わないで。
どの国からしても
あんな化け物じみた力は脅威に決まってるわ。
力が欲しい?当たり前でしょ?
遊びじゃないのよ。
分かってるのかしらアキレイ隊長。
今は戦争中なのよ。」
アキレイ
「フッ。怖いのか。」
ペチュニア
「なんですって?」
アキレイ
「我々は守る為にしか動かない。
だが貴様らラミオラス帝国は
我欲の為に動く。
我々
怖いから奪いたいのだろう?
自分の手に収めたいのだろう?
フッ、、まるで子供だな」
ペチュニア
「ん?なるほど?ウフフッ
アハハハハッ!!!!
バカね!私を引き付けても
時間がくれば殺すものは殺すわ!!
はい。5分経った。はい。ドーン。
次はぁぁ、、この子?
この子がいいわ!!
さっ次はあなたが死ぬ番よ。
大人しくしててね!ウフッ」
アキレイ
「貴様ッッッッ」
「楽しくなりそうね
アキレイ隊長?」
ーー四分隊サイドーー
キキョウ
「全体止まれ!
身をかがめて機を伺う」
「ギギギギッギギギギッ」
キキョウ
「ざっと20機、、、四分隊!!
『
キキョウ
「撃てぇえ!!!
撃ち方やめ!!!
四分隊!!
『
キキョウはここで言葉にすることにより
急造の分隊への攻撃指示を出したのである。
キキョウ
「さすが
こんなにも簡単に
合わせてくれるなんて。
使える
勘も鋭いですわ!!四分隊!!
そしてその影響で壁も出来た!!
今のうちに負傷者は
治療!!残りはもう半分をたおっ」
「ギギギギッギギガーーー!」
キキョウ
「グッッ!!!何!?
足をやられたか、、くっ!!四分隊!!!
『
キキョウ
「放てぇえ!!!!!
続いて
『
「伏せなさい!!!!」
四分隊全員が放った無数の小さな赤い蝶が舞うところに
燃え上がるトカゲの形をした火炎が触れた瞬間
大爆発が起きた。
キキョウ
「やった??!!!」
「ギギギギッギギギギッ!!」
キキョウ
「嘘でしょ、、、
たった20機もまともに倒せないなんて。
ただの
遥かに強い、、
これが、、
「ギギギギッギギガーーー!!!」
キキョウ
「
「ギッガガガギッガガガギ」
キキョウ
「目が赤く、、まさか!!!自爆!?
四分隊!!各々の最大防御
「キーーーーッ」
キキョウ
『
キキョウ
「ァァア!!」
とてつもない爆発が起き
辺り一帯が焼け野原と化してしまった。
女は自身最大の
他の隊士を庇ったせいで
ダメージを負ってしまった。
キキョウ
「、、うっ、、四、分、隊、、
大丈夫です、、か?
治療しな、キャ、、どうし、、たの?、
しず、、か、、まさ、か、、
ばく、、はつ、で、、耳が、、きこえ、、
身体も、、動かな、い、、
え?」
視界が
土煙かそれとも爆発の影響か
耳が聞こえないのは
どの傷のせいか。
女は極限の状態の中
目の
キキョウ
「隊、長、、、」
サフィニア
「やっほー。
殺しにきたよ」
移動要塞マーベラス
突入作戦 中編 (完)
おまけ
ジニア
「なんやなんや!!
昇進して嬉しくないんかい!!
キキョウ!!!」
キキョウ
「わ、私はまだ、、その、、」
ジニア
「今日はキキョウの
出世祝いやぁ!!
ようさん食べ!!」
キキョウ
「私、まだ
配属されたばかりで、、よく
分からないまま、、副隊長なんて、、」
ジニア
「ぁぁあ!カッタイ!カッタイのぉ!
もっと肩の力を抜かなあかんで!
ホンマ、自信があるのか無いのか
分からんやっちゃな!!!
その名前もカッタイわぁ!!!
名は
キキョウ
「自信は、、あまりないですけど、、
って!!こ、この名前はちゃんと
両親につけっ」
「カッタイ名前やな!!なぁ!キキ!!!」
キキョウ
「キ、キキって、、」
ジニア
「可愛いやろ?
今日からお前のことはキキと呼ぶ!
副隊長就任後、
初めての隊長命令や!」
キキョウ
「そんな子どもみたいな名前!」
ジニア
「もう決まりや!
さ、呼び名も決まって
笑顔になったら写真撮るで!
うちの
キキョウ
「え?え?え?」
ジニア
「はい、ピース」
カシャっ
数日後
キキョウ
「どうしましたか?」
ジニア
「ほれ!
この前の写真出来たで!」
キキョウ
「え?ありがとうございます。
あ、あの隊長も写ってますけど、、」
ジニア
「なんやねん!当たり前やろ?隊長やぞ?」
キキョウ
「え?」
ジニア
「ほんで、副隊長就任祝いに
プレゼントや!ホレ!!」
キキョウ
「何ですかコレ!!」
ジニア
「
キキョウ
「ペンダント?」
ジニア
「そのペンダントに
写真入れたってえーんやぞ!
お?お?お??」
キキョウ
「入れません。」
ジニア
「なんやねん。
ホンマ、カッタイやっちゃな!!」
完
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