第20話 大勝利!だけど…
やった!みんながマルスの詠唱を手伝ってくれたお陰でゴブリンの城を破壊できた。これで町は守られたんだ!
だけど、マルス…まさか、召喚できなくなってしまうなんて。
馬鹿にしてごめんな…
〜〜
トントン…
「おーおー。ボーッとしてたの?」
ジェニファーに肩をたたかれ、はっと我にかえる。
「ま、まあね。」
「マルスのことでも考えてたの?まー心配しないでいいよ。きっと戻ってくるからさー。」
力を使い果たした召喚獣は、休息のために眠りに付く。しかし、それがいつになるかは分からない。
「そうだな…気長に待ってみるよ。」
「そー、しんみりした顔しないで、今日は楽しも。マルスもきっと見てはいるからさー。」
スッ…
「これは…クラッカー?」
「もう始まるよー。クラッカー構えちゃって。」
顔を上げると、そこはギルドの外に設けられたパーティー会場だった。マルスのことばっか考えて、ここに来るまでの記憶が飛んじゃったようだ。
「ケニー・ハントマンとその召喚獣である
ギルドマスターの演説が始まった。
「みんな!ご苦労であった!感謝の気持ちとして、私からこの宴を送りたい。存分に飲み、食べ、歌うがいい!」
パーン!
会場全体にクラッカーの音が響き渡る。
宴の始まりだ!
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