第2話 ダンジョンから追い出された!
シュン!
ゴブリンの落とし物を拾った瞬間。
俺は謎の力によって外へ追い出された。
「あれ?なんで、外へ追い出されたんだ?」
ペラッ
俺は不思議に思い、『冒険の書』をめくる。
『「』
『初』
『め』
『て』
『の』
『ダ』
『ン』
『ジ』
『ョ』
『ン』
『!』
なんだよこれ!
1ページに1文字しか書かれてない!
どんどんページをめくっていく。
どのページにも1文字しか書かれていなかった。
ここまでざっと500ページ。
この『冒険の書』は500文字しか書けないようだ。
極め付けは最後の方に書かれていた注意書きだ。
※この『冒険の書』は解呪レベル666の呪いがかけられています。内容は以下の通りです。
・500文字しか記録する事ができません。
・死ぬまで持ち主を変更できません。
バァン!
俺は冒険の書を思いっきり叩きつけた。
一生、500文字分しか冒険できないなんて…
非常に!つらい!
……
逆に考えるんだ。
この『冒険の書』は最高ランクの黒。
その力を使えば500文字でも十分じゃないか?
ペラッ
注意書きページの先をめくる。
〜本書のパラメーター〜
物理:C
耐久:S
魔法:S
探知:S +
情報:S+
「よっしゃぁ!」
素晴らしいステータスが記されていて、
つい、狂喜乱舞してしまった。
「明日から色々と試してみるか!」
ダンジョンに入れるのは1日に1度だけ。
今日は期待を胸に明日に備えるとしよう。
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