最強とされる冒険の書は呪われていた!〜この冒険の書には500文字しか書けません!!〜

榊 せいろ

序章 初めてのダンジョン

第1話 冒険の書をてにいれた! ★

「初めてのダンジョン!テンション上がるなぁ!」


俺はケニー。

行商先の町で運良く『冒険の書』を手に入れ、

近所にあるダンジョンに来ている。


ここは『冒険の書』が無いと、入ることすらできないが、中には手付かずのお宝が眠っている。つまり、巨万の富が得られるんだ!


『冒険の書』は店で買うこともできるが、最低ランクの水色で300万ゴルシするので、貧乏商人の俺では手が届かない代物だった。


だが、奇跡が起こる。道端に『冒険の書』が落ちていたのだ。

しかも、未使用かつ、最高ランク黒色の『冒険の書』だったのだ!

他の雑誌と共に紐で縛られていたので、おそらく持ち主が誤って捨ててしまったのだろう。


で、俺は「これはチャンス」と思い、それを拾ってここに来ているのだ。

返すにも返せない訳だし、これぐらい神様も許してくれると思うんだ。…多分!


「ゴブー!」

唐突だがモンスター『ゴブリン』が現れた。

群れだと厄介だけど、今回は1人だけなので、すんなりと倒せるだろう。ちょうど、力を試したいと思ってたしね。


「おらぁ!」

ゴッ!


『冒険の書』の角でゴブリンをぶん殴った。


「ギャー」

ゴブリンは金貨とボロ布になって消滅した。


「つええ!これなら楽々攻略でき

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