概念を抱かない
「やべぇ、飽きたわ。マジで」
海の上、満天の星空。海の生き物が自然のままで下を見れば見られる。この光景は旅行や遊びにちょっとだけ見れるのならば非日常的なスパイスとなって思い出となり、楽しめるのだろう。
しかし、
「これが停滞した生活か……と言うか、ここ何処だよ」
少女はこの時になって初めて根本的な疑問を抱いた。
「この世に人間私だけってことは……それもわからんな」
大きく溜息をつき、ニヤリと笑う。
「確かめればいいだけよ!」
少女はひたすら道を作ることを考え、スケッチブックに線を2本引いた。それを設置する、四方に。
つまり少女は当てのない行動を取ろうとしていた。自信満々に
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