第9話

謙介と家族みんなで出かける日が来た。

今日は7月の夏休み前の土曜日でお泊りで出かけることになった、リクとリオも連れていけることになった。どこかというと、伊豆に二泊三日で妊娠、出産で新婚旅行にも行けてない美結の為に、謙介は連休を取ってくれたようだ。

海岸線沿いはオーシャンビューで、電車で出かけるのもいいが、子供用品で荷物が増えるため、車で出かけることになり、子供たちは大はしゃぎだ。

伊豆で有名といえば、やっぱり魚介類、金目鯛や山葵漬けなどほかにもたくさんの産物がある。温泉も楽しみの一つ、貸切露天風呂も予約してくれて、部屋にも露天風呂が付いているとのこと。海も見えて、最高にいい日だと思う。

まず最初に着いたのは、伊東のマリンタウンにより昼食を食べる。

そのあとウッドデッキに出て、海を見ながら少し休み、それから、

また車に乗って、出発、走らせてから一時間ほどで、今回宿泊する旅館に到着、まだチェックインまで時間があるので、荷物を預けて、観光に行くことにした。

下田海中水族館に行く際、六月にはアジサイがきれいに咲いているのが有名らしく、まだ少しアジサイがところどころ咲いていた。

結構前に、テレビで特集されていた、水族館に来て、朱那と洸はイルカのショーを見て大興奮だった。

朱那と洸は車でたくさん寝ていたので、元気だ。

イルカのショーを見た後、室内で歩きながら大きい水槽の前に来て、一生懸命、追いかけている。

謙介「追いかけろ、洸頑張れ。」と声をかけていた。朱那は、ママのお膝の上に座り、感激しているようだ。美結は(口が空いてるぞ、あれは食べられないよー)

と朱那を見て笑っていた。しばらくすると、洸が飽きたのか、ごね始めて、水族館のお土産コーナーに行くと、定番のぬいぐるみがあった。

朱那はピンクのイルカの人形、洸は緑色のカメの人形をねだった。

せっかくだし、二つとも購入。

それから、水族館を後にして、旅館のチェックインの時間が迫っていたので、少し急ぎ目に戻った。

今回のプランは、部屋付き露天風呂の部屋で、食事処にご飯を食べに行くみたいだ。部屋食だと、小さめのコンロを使ったりして危ないので、

ダイニングテーブルがある個室にしてもらった。

浴衣は男性も女性も好きなのを選べるようで、私は黄色の生地にアジサイ柄のものを選び。謙介さんはモスグリーンのシンプルな浴衣を選んだ。キッズ用の浴衣もあり、着たがったので、着せてみたら、よほどうれしいのか、二人とも大喜びだった。

謙介「美結、浴衣似合うね。」

美結「謙介さんのほうが似合います。」

謙介「俺の奥さんは美人で、着物も似合うんだぞ」と子供たちに言っていて、恥ずかしかった。

洸なんて、ママは美人だーと大きな声で言うもんだから、私は穴があったら入りたいぐらいだった。

今回担当してくださる、中居さんには微笑まれ、居たたまれなくなり、みんなで大浴場に入りに行くことになり、美結は朱那と謙介は洸を連れて入ることにした。

大浴場まではエレベーターがあり、大浴場の休憩スペースで待ち合わせることになった。

露天風呂は5種類ほどあり、夜は和風のお風呂に入ったら、次の日は洋風のお風呂にはいれるらしく、朱那も喜んでいた。少し熱めだが、夕飯前の字がんで人が少なかったのもあり、ゆっくり入ることができた。

一度部屋に戻り、それから夕飯の時間が来たので、食事処へと移動した。せっかくなので、二人とも魚をメインにしてもらい、子供たちはキッズプレートを頼んだ。子供用のサイズのお魚のほぐし身だったり、ご飯の硬さも対応してくれているみたいで、味付けも少し薄めで気配りが凄いと感激していた。料理もおいしくいただき、子供たちは一日はしゃぎ疲れたのか、ぐずりだしたため、急いで部屋に戻った。連泊なので、明日も多分大いにはしゃいでぐれるだろう。

謙介と美結は、子供たちが起きないように、外の露天風呂に仲良く入ったのでした。

次の日、朱那と洸に起こされた、美結と謙介は、朝食を食べるべく、夜とは違うところに案内された。

こちらも個室があり、バイキングではなく、チェックインの時に、和食か洋食とバイキングにするかを選択し、みな、和食にしたため、バイキングではなく、決まったものにした。ご飯と味噌汁、干物と漬物、小松菜のお浸しプラス有料で生卵と納豆をお願いした。子供たちはお子様用のメニューを頼み、美味しくいただいた。

朝食を食べ部屋に戻った美結たちは、出かけることにして、車で出かけた。水族館に昨日は行ったので、今回は動物園に行くことになった。場所は伊豆稲取、ここからは30分ほどで着くみたいだ。車を走らせると、山の上のほうに、観覧車が見えてきた。子供たちが遊べる遊具もあり、子供たちは喜んでくれるかと、楽しみだ。

動物園をみて、遊具で遊び、最後に観覧車に乗った。

海が見えて、とても絶景だった。子供たちは遊びすぎて、うとうとしていたが、いい思い出だ。

それから、文化公園という場所に、足湯があるのをホテルの人に教えてもらっていたので、そこに行き、三月には雛飾りが飾られているところがあるそう。

それから、旅館に戻った美結たちは、部屋で少し休み、今度は貸切露天風呂にみんなで入った。

お風呂に入った後は夕食だが、昨日より少し遅めにしてもらっていたので部屋でのんびりと過ごした。

夕食を食べ、部屋でゆっくり休んだ。

最終日、朝五時から大浴場がやっているとのことで、子供たちも一緒に入りに行き、キッズコーナーがあるので、遊ばせてから、朝食を食べに行った。

それから部屋に戻っていたが、チェックアウトの時間があるので、少し早めに、旅館を発つことに。

朱那は水族館で買ったイルカの人形、洸はカメの人形を抱え、家に着くまで、寝ていたのであった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る