第16話 ベッドを貸してェ……

「ねえェ……、お願い🙏✨💕

 ベッドを貸してェ……」


「えェ、ベッドをですか……」

 マジか……。


 美少女奥様が、隣りに住む独身大学生の部屋のベッドを借りに来るなんて……。


 どう考えても普通、有り得ないだろう。




「ほら、昨夜きのう、コンドームを借りたでしょォ……。

 ひと晩じゅうダーリンとフェスティバルだったのよ」

 たのしそうに、昨夜の事を告白した。



「いやいや、ど……ッ、どんなフェスティバルですかァ!!」

 ひと晩じゅうッて。羨ましいなァ……。



「ウッフフ……✨🤭✨✨

 どんなに過激なフェスティバルだったか、聞きたい?」

 上目遣いで僕の事を伺った。



「いえ、べッ、べ、別に……🙄💦

 どうしても聞きたいワケでは……」

 ドキドキして視線を逸らしてしまった。








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