第8話 コ○ドームあるかしら

「ウッフフ……(. ❛ ᴗ ❛.)!! すっかりラブリもビショビショに濡ちゃったわ」

 美少女は妖しく瞳を光らせた。



「ううゥ……(⑉⊙ȏ⊙)!!!」

 一瞬、僕の全身は戦慄わなないた。



「フフ、どうしましょ……( ꈍᴗꈍ)!!

 こんなにびっしょり濡ちゃってェ!!」



「ゴッ、ゴメンなさい。あのですねェ……、ラブリさん……😫💦

 ちょっと身体を離して下さい」

 こんな深夜に玄関先で隣りの美少女奥様と裸同然の恰好で抱き合っていたら絶対、変な噂になるだろう。

 


 これでも、ご近所の人からは真面目な好青年で通っているのに。

 一気に、イメージが崩壊だ。



「ちょっと……(´-﹏-`;)!!! ラブリさん!!

 離してくださいィ……!!」

 なんとか腕をほどいてもらい、外の様子をうかがった。


「……!!」

 幸い近所の人とは出会でくわさなかったので、ドアを静かに閉めた。




「ふうゥ〜……(ب_ب)!! 助かったァ……」

 なんとか、近所の人には気づかれなかったようだ。


 

「フフ、童貞くんッたら、股間が緊急事態ねえェ……。お風呂で真夜中のソロ活動ライブの真っ最中だったのかしらァ✨🤭✨✨💕」

 美少女奥様は僕の下半身を見てクスクスと微笑んだ。



 確かに、僕の股間は緊急事態だ。



「え、ええェーー……(☉。☉;)!!!

 いやいや、あのですねェ……。

 こんな夜更けになんの用でしょうか」

 慌てて腰を屈め、両手で股間を隠した。


「ねえェ……(. ❛ ᴗ ❛.)!! ちょっと耳を貸して」

 美少女奥様は微笑んで手招きをした。


「な……、なんですか?」

 少し躊躇して耳を近づけていく。



『フフ、悪いけど、コ○ドームあるかしらァ……』

 ラブリは僕の耳元へ囁きかけた。



「えッえええええええェェ……(⑉⊙ȏ⊙)!!」

 なんだッてェ……。









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