第9話 コ○ドームあるかしら

『ねえェ……、悪いけど……。

 コ○ドームあるかしらァ』

 ラブリは僕の耳元へ囁きかけた。



「えッえええええェェェー……(⑉⊙ȏ⊙)!!」

 なんだってェ……。

 コ○ドーム!!



 まさかとは思うが、この美少女奥様は真夜中に隣りの独身男性の部屋へコ○ドームを借りに来たのだろうか。



「あ、あのォ…、いま何て、おっしゃりましたァ……(´-﹏-`;)!!!」

 もう一度、聞き返した。



 もしかしたら、僕の聞き間違いかもしれない。

 いくらビッチで図々しくても深夜に、隣りの美少女奥様がコ○ドームなんて借りに来ないだろう。


 普通なら……。




「あ、ゴメンねェ……꒰⑅ᵕ༚ᵕ꒱˖♡ そう言えば、童貞くんは使った事がなかったわね」


「えェ……(・o・;) !! 何をですか……?」



「ほらァ、コ○ドームよ。男女が合体ジョイントする時に使うモノなの。知らないんじゃ、無理もないわ」



「いやいや、もちろんコ○ドームくらい知ってますよ」

 こっちだって小学生じゃないんだ。

 二十歳になってコ○ドームを知らないなんてコトはない。



「フフ、コ○ドームッて言うのはねェ……」

 美少女奥様は、妖しく微笑んで僕の股間へ手を伸ばしてきた。



「いやいや、そんな使い方をレクチャーしてくれなくても、それくらいは知ってますよ」

 いったい何を教える気だろう。




「フフ……、大丈夫!! ラブリは、初めてでも優しいタイプだから!!」





「どッ、どこのメーカーの洗剤ですか!!」










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