第83話 (2012年7月26日)プール開き

2012年7月26日


次の日、大学から帰宅すると、早速プールに水を貯め始める。

愛美達も放課後に家に来る予定になっている。


「今から貯めてもいっぱいになるのは夕方くらいじゃないの?」


「そうだね、まあ最近ナイトプールっていうのも流行ってるしいいんじゃないかな?」


「あ、それ気になってたんだ〜!」


「夜に入るのー?変なのー!」


「聖奈知らないの〜?東京とかでは多分2年くらい前から流行ってるんだよ〜?」


「そうなんだー!?でも今までなんでいかなかったのー?」


「年齢制限ある所が多いからね、今まで泊まったホテルは良いところが多いから特にね」


「へー!杏奈知ってたー?」


「うん、一応ね。お仕事で会う人が話してるのとか聞いてたから」


「杏奈はそうだよね〜!聖奈ももうちょっと世の中のこと知ってた方がいいよ〜?」


「えー、アニメ見たり漫画読んだり、ゲームしてる方が楽しいもん!水が貯まるまでゲームしようよー!」


「ん〜、まあいいけど〜、浩介もする〜?」


「俺は先にちょっと仕事してくるね、終わったらやるから。一応プールも見ててね」


「はーい!」


「頑張ってね〜!」



さて、どこに投資しようか。今年の12月に政権交代があるんだよな。

それを前後して円安や株高が起きているんだけど、値上がりする株って何があったかな〜。


国内企業なら、ソフトパンクグループとか挙母自動車とかがいいかもしれない。


ソフトパンクの方は、携帯とか通信事業を行っている会社だが、どちらかというと投資で稼いでいるイメージが強い。

中国企業への投資で兆単位で稼ぐからな・・・俺もあんな投資がしてみたい。


挙母自動車は安定して強い。

持っていて困るということはないだろう。


あと杏奈の所属している芸能事務所の株も買えるだけ買ってもいいかもな。

これは投資で稼ぐというよりは、応援的な意味が強いけど。


そういえば5月にはアメリカのSNS企業のヘイスブックも上場したんだよな。

その時よりちょっと値下がりしてるけど、日本企業ではないけどここはありだな。


それかテスリの買い増しもありかな?

テスリも何度か公募増資を行っていて、保有比率が大分下がっている。

上場した時はギリギリまで買っていたが、今はまた余裕ができた。


ん〜、どうしようか。


・・・とりあえず全部買うか。


まずはソフトパンク株の買い注文を出す。

現在の株価は2930円、合計170万株で50億円くらいで買えるかな?


次は挙母自動車だ。

株価は2800円、170万株の買い注文を出す。

こちらも50億くらいで買えるといいんだけど。


そのまた次はアムーズという芸能事務所だ。

芸能事務所は上場していない所が多いんだけど、ここは珍しい。

株価は、1000円前後、5%ギリギリの93万株を購入するのに15億くらい用意しておく。


次は外国株だ。

ヘイスブック株は上場したばかりだが下がり調子なので、もう少し待つことにする。

とりあえずテスリ株を買い増しする。


株価は28ドル、300万株を購入するのに70億円を用意する。

これが成立すれば、テスリの発行済み株式数の3.3%弱を保有することになる。


ひとまずはこんなものかな?合計185億円の投資で、口座残高は215億程度残っている。

なかなか良い投資が出来たんじゃないかな?


悩んでいたら結構時間が経ったようだ、リビングに戻るか。


「プールどんな感じ?」


「お疲れ様!もう少しで貯まるみたいだよ!」


「お、よかった。もうそろそろ愛美達も学校終わるかな?」


「そうだね!そろそろご飯の用意もしておくね!」


「ありがとう!」


「あ、浩介ー!ゲームしよー?」


「取引終わったの〜?」


「うん、ひとまずはって感じかなー。良いよ、しよっか」


「杏奈は勝ててる?聖奈にいじめられてない?」


「えー?いじめてないよー!ねー?」


「もう聖奈ひどくて、ずっといじめられてた」


「ちょっとー!」


「あはは、嘘だよ。でも全然勝てなかった、聖奈強いね」



「ただいまー!」

「お邪魔しま〜す!」

「お兄ちゃん入るねー?」


4人でゲームをしていると高校生の3人が来たようだ。


「おかえりー、いらっしゃい」


「プールどうなったー?」


「もう良い感じだよ、着替えておいで。俺たちも着替えようか」


「はーい!」


「美咲も着替えに行こ〜?浩介楽しみにしててね〜?」


それぞれの部屋で水着に着替えに行く。

アリサちゃんや妹は洗面所で着替えたようだ。


「じゃじゃ〜ん、どう?美咲エロいでしょ〜?」


「わ、すごいねー!渚もやばーい!」


「先輩達やるねー?」


「ちょっ、あんまり見ないで・・・」


「も〜、せっかくなんだから見せていかないとね〜!」

美咲は恥ずかしそうにしているが、渚は堂々としている。


美咲は黒い三角ビキニなのだが、かなり面積が少ない。

渚も似たようなものだが、こっちの方がやばい。

渚は紐を水着と勘違いしているんじゃないだろうか?


他のみんなは、高校生組も含めて普通の水着を選んだようだ。

聖奈はやはりフリフリの可愛らしい水着が似合っている。


「じゃあ、早速プールに入ろっか」


「うん!」


周りを気にせず、完全にプライベートな空間で自由に遊べるのは気が楽だ。

彼女達がナンパされるような危険もないし。


一通り遊んだ後、水に浸かっていたり、プールサイドにあるソファでくつろいだり、みんな思い思いに過ごしている。

・・・この雰囲気だとお酒が欲しくなるな〜。


「そろそろご飯にしよっか!準備してくるね!」


「聖奈も手伝うねー!」

「あ、私も!」

「じゃあ私も行くね」


聖奈と愛美、杏奈も手伝いに行った。


「私も行こうかな〜?」


「アリサちゃんはお客さんなんだからゆっくりしときなよ。」


「ん〜、じゃ〜センパイといるね〜?」


と言いながら、プールから出て隣に座ってきた。

くっつきすぎではないだろうか?

反対側には渚がひっついてきた。


「うん、寛いでて良いからね」


「ね、やっぱりバイトしようと思うんだけど、ここでしてもいい?」

プールから上がってきた由依ちゃんも近くに座って話しかけてきた。


「もちろん!してくれると助かるよ」


「いいね〜!私たちだけだとこの家大きすぎるもんね〜!」


「じゃあ、お願いするね!」


「色々整えるからちょっと待っててもらってもいい?」


人を雇うならやっぱり法人作って雇ったほうが都合がいいだろう。

美咲達も役員にして、そろそろ給料という形でお小遣い渡してもいいかな?


「わかった!」


「え、いいな〜!私もバイトしたいな〜!お小遣い足りな〜い!」


「アリサちゃんは高校生だからねー、学校はダメっていうんじゃないかな?」


「親御さんもあんまりいい顔しないだろうしね〜」


そもそも今までバイトをする生徒がいなかっただろうし、校則に規定があるのかもわからない。

多分無理だと思うけど、どうなんだろう?


「今度聞いてみるね〜!」


「うんまあ、もしおっけーが出たらいいよ」


「準備できたよ!外で食べる?中で食べる?」


「せっかくだし外で食べようよ」


「わかったー!持ってくるね!」


可愛い女の子達と水着で、プールの隣で食べるご飯は特に美味しく感じる。

美咲の料理は普段から美味しいんだけどな。


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ソフトパンクグループ→ソ◯トバンクグループ

挙母自動車→トヨ○自動車

アムーズ→○ミューズ

ヘイスブック→フェイスブッ○

テスリ→テ◯ラ

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