第6話 闇夜の憂い

GM:さてはて、前回はテテが加入したところまでですね。それじゃ続きやっていきましょう。

GM:ダイケホーンへの街道は次第に山道になり、標高が上がるにつれて少しずつ気温も下がり始めている。

グラヴィア:寒い場所なら防寒着要ります?

GM:依頼主のルイナが防寒着とかも準備してきてるんで、ロール上で着といてくれたら大丈夫です。

GM:道中後半も、前半と同じく道中イベントを行いながら進行します。まずは代表者ひとりが、1dを振ってください。

ベアトリクス:じゃあ行きまーす。(ダイスロール)4番。

GM:えっと、前半で何番のイベントを引いたんだっけな。…ああ、2番と3番、土砂崩れとネズミか。よし、重複してないな。


【飲み比べの誘い】

たまたま出会った人族の冒険者たちと一緒に野営をすることになった。

野営中の席で飲み比べに誘われる。


冒険者A:「お、こんなところで同業者に会うとは珍しい」

ベアトリクス:「こんにちは」

GM:あれっすね、日が暮れてきて野営しようかなーってタイミングで出会う感じ。

ラーヴァ:「本当だな、まあ見張りが楽になっていいだろ」

冒険者A:「どうだ、この出会いを祝して一杯!」と樽とか取り出してくる。

冒険者B:「あの、この人誰にでも飲み比べ挑もうとするんです。おいやでしたら断わってくださいね」

ベアトリクス:「いいね、やろう。」とすました顔で了承します。

グラヴィア:「タダ酒が飲めるって聞いたのね」

ラーヴァ:「おうおう、うちには飲ん兵衛がいるからなあ」

冒険者A:「ハッハ、よし、では一杯」

GM:飲み比べはぐ~ちゃんとベアトリクスかな?

ラーヴァ:全員。

GM:じゃあ全員、「冒険者レベル+生命力ボーナス」を基準値とした行動判定を、目標値は15でお願いします。

GM:ちなみに酒ですが毒属性ではないので[剣の加護/優しき水]のボーナスは乗りません。

ラーヴァ:基準値9に出目7、16で成功。

グラヴィア:基準値8に出目7、15でこっちも成功。

ベアトリクス:出目5、基準値6足しても11、失敗。

グラヴィア:樽の蓋を開けて樽にしがみついて頭突っ込んでバキュームのように吸います。

ラーヴァ:「これこれ、普通に飲まんか」

GM:ではベアトリクスは思ったより強い酒にダウンしてしまいますが、 ぐーちゃんはギリギリ、ラーヴァはちょっと余裕を残して勝ちますね。

冒険者A:「ぐむう、ま、まいった…勇ましい飲みっぷり…」とダウン。

GM:勇ま…しい…?

グラヴィア:「これくらい飲まないと酔えないのね、ごち」

ラーヴァ:「ただ酒なら、まあ飲むわなあ」

GM:ベアトリクスは、ルイナが「ベア、大丈夫かい?」と背中さすって介抱してくれますね。

ベアトリクス:「んぇ?」と言いながら親指を立ててきますね

GM:b?

ベアトリクス:b。

GM:えーでは、飲み比べに勝利したので。

冒険者B:「まったく、これに懲りたらお酒をもう少し控えることね。すみません、これもらってくれませんか?」

GM:と言って、相方の荷物から勝手に酒を取り出して渡してきます。

GM:それは〈銘酒バソプレス〉という名前の薬用酒です。ちなみにデータはこんな感じ。


〈銘酒バソプレス〉アイテム区分:薬品 売却価格:3000G

消耗品。飲用すると、一時間の間、炎属性の効果に対する生命・精神抵抗力判定に+1のボーナス修正を得、炎属性のダメージを3点軽減する。


ラーヴァ:「よかったじゃないか、貰っとけもらっとけ」

グラヴィア:「せっかくの好意だからありがたくいただくのでね!!!!」

冒険者A:「ぬ、ぬおお…わ、儂の秘蔵の酒が…」

冒険者B:相方が伸ばした手をパシンと叩き落す。

グラヴィア:じゃ、懐ナイナイしておきますねぇ。

GM:イベントは以上です。翌朝二人組と手を振って別れることでしょう。



GM:ということで、もう一回道中イベントをやります。1dをどなたか振ってもらえるかしら。

グラヴィア:まかせて。(ダイスロール)4番、これは二人組を追ったな?

GM:重複は何もなかったことになるけど…(ダイスロール)いやどうせだしイベントやらせてもらおうか。5番イベントやりまーす。

GM:では、街道を進む行商人と出会います。どうやら進行方向が同じようですね。

グラヴィア:包丁を振り回してる立ち絵…誰かと戦ってんね?

GM:建前「手持ちに商人っぽい立ち絵がなかったんですよ」本音「素材探すのサボった」

商人:「おや、冒険者の方々ですかな?」

グラヴィア:「そーだけど、何者なのね」

ラーヴァ:「ん?おう、なんだ?行商か?」

商人:「ええ、この近くの村を定期的に訪れている行商の者です」

商人:「最近はこの辺でもドラゴンが出たと聞きますし、なかなか物騒で…」と世間話をしてきますね。

GM:彼と話をする人は、「冒険者レベル+知力ボーナス」を基準値とした行動判定で目標値15を出すと、なかなかウィットに富んだ会話ができますね。

ラーヴァ:あほやからなあ…賢い人やって。

グラヴィア:おなじく。

ベアトリクス:基準値8に出目4、12で失敗。ダメそう。

ベアトリクス:「ドラゴン?」

商人「おや、ご存知ない?たしかこの先の、山中の都市ダイケホーンの近郊で見たという噂があるのですが」

ベアトリクス:「へー、そうなんだ。」二日酔いで少しけだるそうにしてます。

グラヴィア:アンポンタンしか居ないチーム…

GM:他の人も振ってもいいよ、ペナルティはないから。

ラーヴァ:しょうがないっすねえ。(ダイスロール)出目4、基準値6で10、しっぱーい。^^^^

GM:ダメそう…

ラーヴァ:「なんかドラゴンとか強そうだよな、でもそういうのに限って肉とかうまそうだがな」

GM:では、商人は(あ、この人ら頭あんま良くないな)と思ったのか。あんまり会話は弾まな――

グラヴィア:出目7で達成値15で成功なのね。

GM:おっとここでぐーちゃんのファインプレー。

グラヴィア:やったぜ

グラヴィア:「ドラゴンの角を削って盃を作るのね、それでお酒飲むのね」

ラーヴァ:ウィットに…富んだ……?

商人:「ドラゴンの角…ですか。たしかに加工できれば色々な用途がありそうですな…」

ラーヴァ:ドラゴンの角お酒でしゃばしゃばにしてるだけじゃん…

グラヴィア:ウィットに(頭が)飛んだ

グラヴィア:象牙のコップみたいな調度品が存在してた気がするから、そんな感じ。

商人:「これは面白い意見でした。冒険者殿、お近づきの印に、これを差し上げます」

商人:「道中で拾ったものですが、私には不要なものですから」

GM:と、〈悪魔の血晶盤〉(Ⅱ260、ET130。売却価格1600G)を手渡してきますね。

GM:魔域の危険度測定器だね。

ラーヴァ:もろときもろとき。

グラヴィア:円盤かー。フリスピーにでもして遊ぼ。

GM:ははは、ウィットに富んだ遊びだ。

グラヴィア:「ありがたくいただくのね!!ありがとうなのね!」

ラーヴァ:とってこーいってやったら取りに行ってくれそう。

ベアトリクス:ロバに拾わせるのか?

ラーヴァ:ぐーちゃんが。

ベアトリクス:ロバが投げるんか…

グラヴィア:お酒絡んだら取りに行けるかも。

グラヴィア:というか、そこにちょうどいい犬居るやん?

GM:では、そんな世間話をしているうちに分岐路に差し掛かりますね。

商人:「さて、私はここを左に向かった村です。皆さんとはここでお別れのようだ」

ラーヴァ:「気をつけてなー」

ベアトリクス:「またね。」

グラヴィア:「ばいばいなのー」

商人:「あなた方の幸運も、神にお祈りしておきます」と去っていく。

グラヴィア:「ほーらコボルド、ちゃんと拾ってくるまで帰ってきたらだめなのね」と言って投げます。

テテ:「え?あっ、ちょ、ちょっとご主人様!?」

ラーヴァ:さぁ、先を急ごう。

テテ:もう…スカウト観察判定、探索判定で探すかな?(ダイスロール)出目11に基準値9で達成値20、これは見つけたね。

ラーヴァ:「おーし、さっさといくぞー」

テテ:「びっくりしたなぁ…はい、落としましたよ?」と持って帰ってくる。

グラヴィア:「落としたんじゃなくて、拾ってくるように投げただけなのね」

ラーヴァ:「律儀だなあ、お前、怒っていいんだぞ」

テテ:「?」という顔。

ラーヴァ:「気にしてないなら構わねえけど」



GM:さて、商人と別れてからもしばらく進んだところで、日が少し山の端に差し掛かり始めたくらいの時刻。ここでルイナが皆さんに声掛けますね。

ルイナ:「ダイケホーンはあと1日歩けばつくくらいだね。けどここから先にゃちょっと野営できそうな場所がない」

ルイナ:「ということで、ちょっと早いがここで一泊していこう」

ラーヴァ:「駆け抜けるのかと思ったぞ、了解した」

ルイナ:「雪山を駆け抜けるなんてマネはしないさね。第一あたしやマーシャの体力がもたないよ」とからから笑って答える。

ベアトリクス:「じゃあ、準備しよう」

テテ:「はい、お手伝いしますね」

GM:ということで、夜のイベントです。

グラヴィア:ぐーちゃんは自分とロバのテント用意しときます。

ベアトリクス:ベアは火起こしをしてます。


GM:では、夜のとばりが落ちて、たき火を囲んで夕食しているとき。

GM:テテが「すみません、ちょっと用を足してきます」と言って席を立ちますね。

ラーヴァ:「あんま遠くいくんじゃねーぞー」

テテ:「あ、はーい!」

GM:ではここで、「聞き耳判定:目標値11」をお願いします。

ラーヴァ:レンジャー技能から…基準値4に出目3で7。

ベアトリクス:判定ないからがんばって

グラヴィア:嫌すぎるんだが…コボルドの排泄音に聞き耳とかやばい。

GM:ああ、そういう意味で嫌っつってたの…

グラヴィア:スカウトで、出目7+基準値5、12成功。聞こえちゃったよぉ…

GM:…では、テテの足音が、明らかに不要なほど陣から離れていくのがわかります。

GM:追いかけるか、あるいは他の人に話すかは自由です。

ベアトリクス:黙々と燃料の木材を作成してるので気づきません。

グラヴィア:「言ってるそばから猛ダッシュで離れていってるのね」と独り言みたいにつぶやこ。

GM:ちなみにルイナは「あたしもちょっとトイレ」と言って席を立ちますね。

ラーヴァ:「ダッシュだぁ?はぐれて死にてえのか?」

GM:いや、猛ダッシュではない。

グラヴィア:あぁ、せやなんか。陣から遠く離れてるって言ってたから急ぎなのかなと。

GM:まあ目標値11なので、注意すれば聞こえるくらいの音量なんかな?

ラーヴァ:「おいおい、まあた蛮族とか引き連れて戻ってくるんじゃねえだろうな」

ベアトリクス:「…ん、何?迷子?」

ベアトリクス:「あれ、二人ぐらいいないね」

グラヴィア:「賊が来たらコボルドの悲鳴でわかるのね、良い見回り役なの」

GM:テテを探しに行くか、たき火付近に残るか宣言してください。

GM:ちなみに残った人は残った人でイベントがあります。

ベアトリクス:じゃあ残るかな。

ラーヴァ:別に追ったりはしないかなあ。

グラヴィア:ギルマス近くにいるなら、ついていくかな。連れお手洗い。

ラーヴァ:警告はしたわけだし、周囲に気を配っておくくらい。

GM:んじゃ、ぐーちゃんがギルマスのところ、他二人が残る感じかな?


GM:ではぐーちゃん側のイベント処理からします。

グラヴィア:「ぎるますー、ぐーちゃんもトイレなのね」

ルイナ:「はいはい、連れションってやつだね?」

グラヴィア:「デリカシーなさすぎ笑うのね」

GM:ぐーちゃんの返事にあいまいな笑みで応えますが、ルイナはたき火から少し離れるとテテの行った方に足を進めていきます。

グラヴィア:「ギルマス、そっちはコボルドが…ハッ」

グラヴィア:「ぎるます…そういうご趣味が…?」口元を両手で覆って瞳孔開く感じで。

ルイナ:「そういう趣味ってなんだい。さて…あんたは[暗視]はないんだっけね」

GM:ルイナが足を止めると、遠くからテテの声がぽそぽそっと聞こえてきます。

GM:ですが暗闇の中でしゃべっているため、姿ははっきりは見えません。

グラヴィア:聞き耳はできます?ぽそぽそ程度なら難しいかな。

GM:判定不要で聞こえます。ですが…ドレイク語はわかりますか?

グラヴィア:ないですねぇ

GM:ではルイナが耳元で通訳してくれますね。テテはドレイク語で、以下の言葉を話しています。

テテ:「…はい、対象に接触しました。今は対象を観察中」

テテ:「どうやら例のものは、あなた様が想像していた兵器的なものではないようです」

テテ:「…あまり単独行動をしすぎると護衛の冒険者に勘づかれる心配があります。…というか、実は今見られてます」とあなたたちの方をちらっと見て肩をすくめつつ。

グラヴィア:じゃ、この辺で拳に武器はめとこ。「しゃーねぇなぁ」みたいな感じで肩すくめながら。

ルイナ:「おっと、殴りかかるんじゃないよ?」

グラヴィア:「あーいうのは好きじゃないのね」

ルイナ:「まあねぇ。…察しはつくだろうが、あの子、蛮族側の誰かとつながってるね。おそらく、マーシャを狙ってる連中だ」

ルイナ:「ただ、あんたらには悪いが、もう少し泳がせておいてくれないか?敵のことを知りたいのさ」

グラヴィア:「泳がした魚は可愛くないのね、サメとかそういうのね」

GM:テテの会話に話を戻すよ。

テテ:「…は、直々に、ですか…?…かしこまりました。お気をつけて」

GM:そう言うとテテは、ふぅ、と息を吐いてこっち側に歩いてきますね。

テテ:「…あ、お二方」

グラヴィア:「コボルド、探したのね。おいたんが遠く行くなって言ってたのね!」

テテ:「す、すみません…思ったより暗くて、転んじゃってて…」と苦笑い。

グラヴィア:「あとでおいたんから説教してもらうのね、早く戻るの」と、ギルマスに目配せして、とりあえず泳がす案に乗ります。

ルイナ:「見ない間に死体にでもなってたら寝覚めが悪いからね。目上とか年上の忠告は、ちゃんと聞くものだよ」とぐーちゃんに目配せ返しつつ。

グラヴィア:「コボルドには教えておくけど、夜は狼とか獣がうんぬんかんぬん」説教しながら野営地帰ります。

テテ:「すみません…」とうなだれつつ付いていく。

GM:ということでこっち側のイベントは終わりです。


GM:さて、シーンをたき火の方に戻しますよ。

GM:…ロバも…こっち側、かな…?意味があるかは知らんけど。

GM:では、たき火周辺に残っていた二人は、マーシャから「少し、いいかしら」と声を掛けられます。

ベアトリクス:「なに?」

マーシャ:「少し、相談に乗ってほしいことがあって」とたき火の近くに座る。

マーシャ:「…私ね。魔法王様から『自然に視える分は構わないが、絶対に自分から予知を使ってはいけない』と強く言われてたの」

マーシャ:「私の予知は、自分でもうまく制御ができないから、体に負担がかかるからって」

マーシャ:「でも、この時代に目覚めて私が見たのは、古竜のそばで私が強力な予知を使うところ」

GM:と言って、彼女は少し顔を隠すように目を伏せます。

マーシャ:「ねえ、ベア、ラーヴァさん…予知の通りにしないといけない、のかな…。視えちゃった未来は、変えちゃいけないのかな」

ラーヴァ:「あ?お前さんがそうなったときそうしたいならそーしたらいいだろ」

ベアトリクス:「好きなほうでいいよ」

マーシャ:「そうなったときに、そうしたいなら…?」と顔を上げる。

ラーヴァ:「先が見えたからその姿に向かっていく必要って、あるのか?」

ラーヴァ:「好きなように生きた結果そこにたどり着く、ってことはあるんだろうけどなぁ…」

ベアトリクス:「先が見えても、実際に行ってみなきゃわからないから」

ベアトリクス:「自分の足で立った時に初めて決めたらいいんだよ」

マーシャ:「…私ね、予知の通りになるのも、ならないのも怖いの」

マーシャ:「だから、おびえてたの…でも、違うのね。その時になって、初めて考えたらいいんだ」

マーシャ:そっか、と二人の言ったことを口の中で復唱します。

マーシャ:「…ねえ、ひとつだけ、”視えた”こと話してもいい?」

ベアトリクス:「いいよ」

GM:マーシャは息を整えると、緊張した声色で話す。

マーシャ:「テテちゃん…明日、テテちゃんの左肩に矢が刺さる」

マーシャ:「…ごめんなさい、まだ私、勇気がないみたい。二人に伝えてもどうしようもないのに…」

ラーヴァ:「遠くいくなって言ってるのに離れるような奴だから、そんなこともあるんじゃないか?」

ラーヴァ:「ただ、なんかしらの戦闘が発生する可能性はあるってことだから、気を引き締めたほうがいいな」

ベアトリクス:「それも多分人族か蛮族とね」

GM:では、そうした話をしているところで。

GM:ルイナ、ぐーちゃん、テテの三人組が戻ってきます。

ベアトリクス:「おかえり」

テテ:「すみません、ちょっと迷っちゃって…お二人の手を煩わせてしまいました」

ラーヴァ:「気を付けねえと体から矢が生えるぞ」

テテ:「はい、すみませ…え、矢?」

ベアトリクス:「そうそう、にょきっと」

グラヴィア:「野犬と間違われて狩人に射られるのね」

グラヴィア:「犬鍋にして食べられるの」

テテ:「ああ…たしかに、人族の町に近づくわけですし、あり得そうですね」

テテ:「お気遣いいただき、ありがとうございます」ぺこりとお辞儀。

グラヴィア:「それとも本当に矢が生えるのね…?」

テテ:「いやボクそんな奇病にはかかってないです」

GM:マーシャからの話および夜のイベントは以上っすね。

グラヴィア:「じゃ、ぐーちゃんはもう寝るのね、おやすみなの」と言って自分のテントに帰ります。

ラーヴァ:「ほんじゃおやすみ、明日はさっさと起きて活動しないといかんからな」

マーシャ:「ええ、おやすみ」とちょっと顔色良くなった風で。

ベアトリクス:「おやすみ、私はしばらく火の番するけどね」


GM:んでは、この夜はほかには何もなく更けていき、翌朝になります。

ルイナ:「さ、今日中にダイケホーンまでつくよ」

ベアトリクス:「っ…さむ…」

ラーヴァ:「張り切っていくぞ。ああ、そうだそうだ」

ラーヴァ:と言ってぐーちゃんに昨日の予言の話を伝えておきます。犬に矢の話ね。

ベアトリクス:寒いのでぐーちゃんあたりに引っ付いて暖取っときます。

グラヴィア:こっちも昨日の話はおいちゃんに言っとこ。

グラヴィア:「いざというときはコボルド殺すの」って付け足しとく。

ラーヴァ:「どっちにしろあいつに矢が刺さる分には気にせんとくか」

ベアトリクス:じゃあその話を頭上から聞いてたって体にしとこ。

グラヴィア:ちなみにぐーちゃんは酒で温まってる。

ベアトリクス:「ホカホカしてるね」

グラヴィア:暖かくて酒くさそう。悪い意味で二日酔いに効きますね。

ベアトリクス:悪い意味でね。

GM:いやなコンボだな…

GM:それじゃ、出発でよろしー?

PL三人:「おっけぇ」「ええよ」「んだ」



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