第5話 旅は道連れ

GM:では、前回の遺跡探索から数日後のことになります。この数日の間にPCは技能レベルを上げて、マーシャもなんと簡単な交易共通語を習得しました。

GM:帰還したミランダから情報を受け取ったギルドマスター・ルイナによって、あなたたちは召集されます。

ルイナ:「よし、集まったね?ミランダ、情報のお披露目をお願いするよ」

GM:ルイナの呼びかけに応じて、疲れたーという顔で酒を飲みながら、ミランダは以下の情報を話します。


【山に現れた古竜】

 あなたたちによってマーシャが遺跡から助け出されたのと同じ頃、ディガッド山脈にてエルダードラゴンが目撃された。

 近隣の都市国家ダイケホーンから冒険者が派遣され、エルダードラゴンとの会話を試みたところ、ドラゴンは「さる御方と交わされし古の盟約により、"時詠みの巫女"を待っている」とだけ答えて、友好的とも敵対的とも取れないままじっと国近くの山にとどまっているという。

 この話はブルライト地方の各冒険者ギルドに伝達され、すでに"時詠みの巫女"の捜索が開始されている。


ラーヴァ:「すでに騒ぎになっとるじゃないか」

ラーヴァ:「姫さんにはこのドラゴン騒ぎ、何か心当たりはあるのか?」

マーシャ:「…あなたたちに遺跡から助け出されて、目覚めた時に…ちょっとだけ、視えてたの」

マーシャ:「私は、その古竜とともに山の頂に行って…」

マーシャ:「…そこまでしか、わからないのだけれど」

ベアトリクス:「じゃあ会わないと」

マーシャ:「…怖いけど…私も、古竜さんと、話がしたい。だから、行きたいです」

ルイナ:「そうかい。ふむ…」

ルイナ:「ああそうだ…ダイケホーンなら、あたしもちょうど用事があってそろそろ行かないといけない頃合いだっけね」

ルイナ:ギルドカウンターに肘をついて休めながら、PCたちに向かって言います。「あんたたち、あたしらの護衛をするつもりはないかい?」

ラーヴァ:「エルダードラゴンなんてのが関わりだしたら儂らには力不足でないのか?」

ルイナ:「古竜が出たからってその道中まで危険とは限らないさ。それに、どうせこの子を守る者が必要になるだろうし」

ルイナ:「だったら、知ってる人がいたほうが、この子にとっても安心だろう?」

グラヴィア:「ぐーちゃんはお仕事ならなんでもいいのー」

ベアトリクス:「いいよ、その代わり今度砂鉄取れるとこ調べておいて。」

ルイナ:「砂鉄ねぇ…」じっとミランダを見る。

ミランダ:「……………はーい……………」しょぼん、と肩を落としながら答える。

ラーヴァ:「仕事を選り好みしたりはしないが、姫さんの方はそれでいいのか?」

マーシャ:「私は…」

マーシャ:「…わがままを言ってもいいなら、みんながいてくれたら、嬉しい、です」

ルイナ:「ああそうそう、肝心の報酬の話をしてなかったね」

ルイナ:「身内だからって報酬を差し引いたりはしない。一人当たり5000Gに、状況によって追加手当を出そうじゃないか」

GM:あと道中の食料とかはギルマス持ちです。まとめるとこういうことですね。


【ルイナとマーシャの護衛依頼】

 ブルライト地方中央部、ディガッド山脈にある都市国家ダイケホーンまで、二人を護衛してほしい。

 道中特に襲撃される想定はないが、基本的には戦闘があった場合などに、その対処を担当することになる。

 なお、道中の食糧や必要な生活道具等は依頼人側が準備をする。

報酬:一人あたり5000Gに、道中の状況によって追加手当を上乗せ


ベアトリクス:「いいんじゃないかな」と頷きつつ答えます。

ラーヴァ:「まぁ、構わん」

グラヴィア:「なら準備するのね」

ルイナ:「じゃ、決まりだね。準備ができ次第出発するよ」

GM:ということで、ここまでの情報で何かありましたら準備タイム。

GM:つっても買い忘れがあったら買うくらいだが…

グラヴィア:ぐーちゃんはロバを連れてくるために一足先に外出ますね。

ラーヴァ:買うもの買ったからおっけー。

ベアトリクス:準備は出来てる。

GM:オーケー、ではシーン切り替えまーす。



GM:では、みなさんダイケホーンに向けて街道を出発します。

GM:道中、なにかイベントが起きます。代表者が1dを振って、その都度イベントを処理していきながら進行します。

GM:ということで、どなたか先着一名様1dを振ってください。

ラーヴァ:代表者ー。

ベアトリクス:じゃあ一回目代表者。(ダイスロール)3が出た。

GM:では、3番のイベント。


【救出活動】

街道沿いで土砂崩れが起きている。どうやら巻き込まれた人がいるらしく、付近で救出活動が行われている。


GM:救出活動を手伝うなら、「冒険者レベル+筋力ボーナス」を基準値とした行動判定を行ってもらいます。目標値は15。

ラーヴァ:見ちゃったものはしょうがないから参加します。

ベアトリクス:もち助けるけど。

ラーヴァ:「おっと、大丈夫か」

助けようとしてる人:「すまない、俺の仲間が土砂の下にいるんだ。手伝ってくれ!」と言いながら救出活動を頼んできますね。

ベアトリクス:「手伝うよ」

GM:あ、参加は全員じゃなくてもいいですよ。

ベアトリクス:逆に言えば全員でもおkなのね。

ラーヴァ:参加表明してからなんだけどこれ参加する人全員ダイス振るの?

GM:参加者全員が失敗するか、一人以上成功するかで結果が変わります。

ラーヴァ:じゃあ参加するかー(ダイスロール)基準値8に出目5、13で失敗。

グラヴィア:基準値6に出目5で11、失敗なの。

ベアトリクス:基準値6、出目9で15。ぴったり成功。

ラーヴァ:よくいったな。

ベアトリクス:ね、びっくり。

グラヴィア:どうやら一人ゴリラが居るらしい…。

ベアトリクス:伊達に鉄打ってない。

GM:ドワーフとエルフとグラランが筋力勝負して、エルフだけ成功とはたまげた。

GM:では、ベアトリクスは救出に成功します。

埋まってた人:「ゲホッ、ゲホ…す、すまねぇ、恩に着るぜ」

ベアトリクス:「ふふ、どういたしまして」

GM:同じく救出活動に参加していた周りの人からも、拍手喝采ですね。

GM:成功ボーナスとして、セッション終了時に名誉点20点とボーナス経験点500点が追加されます。

ベアトリクス:わーい。

GM:イベント3番は以上。



GM:次のかたー、代表者はもう一度1dを振ってもらいます。

グラヴィア:行きますかー(ダイスロール)

GM:2番のイベントですね。


【小さくて大量の不運】

突然、向こうから背丈は小さいながら数がとても多い魔物の群れが突っ込んでくる。


魔物たち:「チ”ュ”――!!!!!!」

GM:全員、「冒険者レベル+敏捷度ボーナス」を基準値とした行動判定を行う。これは全員強制、護衛対象の2人は影響なしですけどね。

ラーヴァ:ねずみだ…フォルムがかわいい。(注:卓中ではネズミの立ち絵を使っていました)

ラーヴァ:とりあえず振るわ。

GM:あ、目標値は15。

(PLのダイスロール。達成値はそれぞれ、ラーヴァが13、グラヴィアが16、ベアトリクスが15となった。)

GM:では、成功した二人は無事に回避できました。

GM:しかし、失敗したおいちゃんは…ネズミの群れの下敷きになります。

ラーヴァ:「ほうほう、山ほどいるな、ぬお」

ベアトリクス:「あ。」

グラヴィア:「お、おいちゃーん!(笑)」

魔物たち:「チ“ュ”チ“ュ”チ“ュ”―ー!!!!」

GM:えーと、達成値13だから。轢かれた拍子に200Gを落としてしまいます。

ラーヴァ:「表面に凸凹が多いせいで登りやすかったようだな。光物をいくつか持ってかれた」

GM:ではルイナが、群れが通り過ぎてから、苦笑しながらあなたたちに話しかけますね。

ルイナ:「大丈夫かい?あれは、この辺りに生息している小動物の群れだね」

ルイナ:「食糧を求めて、数ヶ月に一度ああして大移動を行うんだが…ま、運が悪かったね」

グラヴィア:落とした200Gは探索判定でそのヘンに落ちてないか調べれますか?

GM:んー、達成値17出せたら見つかったことにします。

ベアトリクス:探せるなら探したいね。

ラーヴァ:「髭の中に潜り込んだりしていないか?」

グラヴィア:基準値5に出目7で12。というか目標値17ってほぼ6ゾロか65くらいだったわ。

ラーヴァ:基準値4に出目7、11。

GM:では、見つかりませんでした。

グラヴィア:おいちゃんすまぬぅ。

GM:群れが通り過ぎたあとに、彼らの食べ残しなのか、薬草がいくつか落ちている。

GM:〈救難草〉(ET106、威力50の救命草)を1d(最低2)個入手します。

(グラヴィアPLの個数決定ダイス)出目1だから、2個ゲットです。

グラヴィア:「おいちゃん、気休めだけどこれあげるのね」ってボロボロの草渡します。

ラーヴァ:あんまり気にしないで髭をかしてます。

ラーヴァ:「ん、すまんな、いいのか?」

グラヴィア:「いいのいいの、ぐーちゃんはお酒さえあればいいのね」

ラーヴァ:「おうおう、そんじゃあ遠慮なくな」

GM:髭の中に一匹くらい取り残されてたり…さすがにないか。

ラーヴァ:はて、結構長いので紛れ込んでたら出てくるのでは。

グラヴィア:絡まって死んでそう。

GM:…ま、まあ髭梳いたくらいだし、いなかったんでしょう。

グラヴィア:もじゃり具合によるけど、梳かせるくらいなら絡まりづらそうですね。



GM:さて、2回道中イベントしたわけですが、ここで別のイベントが発生します。

GM:街道を進んでいると、前方から「お助けくださいいいぃぃぃぃ!!!」と叫び声が聞こえてくる。

GM:ほどなく、叫び声の主である一匹のコボルドが、あなたたちの進行方向からものすごい速さで走ってくるのと、そのコボルドを数匹の蛮族が追いかけているのが見えてきます。

グラヴィア:この街道、物騒すぎない?

ベアトリクス:いろんなのがいっぱいいるねぇ。

ラーヴァ:コボルドなら蛮族の仲間だな、セーフ。

GM:コボルドは重そうな荷物を体に縛り付けられているせいで足が遅く、放っておけば蛮族につかまってしまいそうだ。

GM:ちなみに、後ろの蛮族はなにか叫びながら、逃げるコボルドを追いかけています。この中に汎用蛮族語わかる人?

ラーヴァ:わかんないねぇ

グラヴィア:わからないですねぇ

ベアトリクス:はーい、わかるよ。

GM:では、蛮族たちは『マテ犬野郎!オマエ、今日ノヒルメシ!』と言いながらコボルドを追いかけているようだ。

GM:で、不意にコボルドがあなたたちの方をみて。目と目が合いましたね。

グラヴィア:お姫様守るために率先して前出てコボルドに右ストレートしよ。

ラーヴァ:「おお、蛮族の山だな、まとめてやるか!」

グラヴィア:「お姫様下がってるのね!」とファイティングポーズでコボルト睨みますね。

コボルド:「すみませんそこのみなさん!助けてくださいませんか!?」と交易共通語で話しかけてきます。

ラーヴァ:「ん?おや?」

ベアトリクス:「お、喋った」

GM:コボルドだもの、交易共通語くらいしゃべれるよね。

グラヴィア:「蛮族、覚悟するのねぇ!!!!」と威嚇。

コボルド:「そ、そんなぁ!?」

ラーヴァ:「助けてほしいなら道の端によけろぉ!こっちに来たらまとめてぶっ飛ばす」

コボルド:「わ、わかりました!」と素直に道の端に逃げ込みます。

蛮族A:『ウワ、人族だ!人族が俺たちのヒルメシ取ろうとしてやがるぞ!』

蛮族B:『横取りたぁフテエ野郎だ、先にあっちからやるぞ!』

GM:と蛮族たちもコボルドより優先してPCたちに向かってきますね。

グラヴィア:「え、おいちゃん。あの犬助けるの?」

ラーヴァ:「わからん!後で考える!あと後ろに進もうとしたらぶっ殺す!」

グラヴィア&ベアトリクス:「おっけぇなのね!」「おっけー」


GM:では戦闘になります。まずは戦闘準備の魔物知識判定から。

GM:魔物は羽の生えたやつが2匹と、なんか着飾った歩いてるやつが1匹の、二種類います。

羽の方は知名度12の弱点値15、飾りつきは知名度13弱点値16。

ベアトリクス:(ダイスロール)両方出目9で達成値17、弱点適用。

GM:では、羽の方が〈フーグルアサルター〉(ML73)、歩いてるほうが〈ゴブリンシャーマン〉(ML72)とわかります。

ラーヴァ:えらいねぇ

GM:そしてどっちも弱点適用!フーグルアサルターは風属性ダメージ、ゴブリンシャーマンは魔法ダメージを受けるとダメージが増加します。

GM:続いて先制判定、目標値は14です。

グラヴィア:(ダイスロール)達成値13。腕組みしてふんすふんす鼻息荒くしとこ、やる気はありますって感じで。

ラーヴァ:おっとお?

GM:んでは、配置どうぞ。こっちの配置はこうです。

GM:あと戦闘準備で使えるものもどうぞー。

ラーヴァ:後衛は乱戦巻き込まれないくらいでいてくれればええっすね。自分は【ビートルスキン】使います。

ベアトリクス:自分はないかな。

GM:では戦闘開始しますね?

グラヴィア:よいですよ。


戦闘位置:1ラウンド目

ゴブ 5m フA 10m ラバ 3m ベア

~ フB  ~  グラ ~ 


GM:まずゴブリンシャーマンから。(行動内容ダイス)

GM:では、妖精魔法・風属性の【ウィンドカッター】を、〈魔法拡大/数〉でぐーちゃんとラーヴァの二人に。

GM:敵は固定値なので、二人は精神抵抗力判定、目標値15をお願いします。

ラーヴァ:出目5に基準値8、13で失敗。

グラヴィア:自分グラランなので…えっと。

GM:種族特徴[マナ不干渉]の話かな。精神抵抗に成功したらノーダメなだけで、失敗したら通常通り食らうね。

グラヴィア:おっけぇ。成功したらノーダメなんだっけって聞こうとしたら先に答えてくれた。

グラヴィア:出目7の基準値9で16、抵抗成功。

GM:ではぐーちゃんはノーダメ。(威力ダイス)ラーヴァは11点の魔法ダメージを受けて、HP54→43。

GM:で、フーグルたち。まずはAの方から、ラーヴァめがけて飛んでいきます。

GM:移動妨害します?

ラーヴァ:止めとくか。3m進んだところで乱戦エリア形成だ。

ラーヴァ:「儂だけが攻撃を受けたほうが、回復が楽だろ」

GM:では、フーグルAは特殊能力の「機動飛行」を使いつつ二回攻撃をラーヴァに。目標値は15で2回回避力判定お願いします。

ラーヴァ:(ダイスロール)一回目1ゾロ自動失敗、二回目は達成値15で同値回避。

GM:ダメージは2d+6で…出目11。17点の物理ダメージですね。

GM:防護点10を引くと7点で、ラーヴァのHP36かしら。

フーグルA:そして「機動飛行」したから追撃はできないギャ、手番終了ギャ。

GM:Bもラーヴァに突っ込んできますね、そして同じく「機動飛行」して二回攻撃します。回避15を2回どうぞ。

ラーヴァ:出目9、10。16と17で回避。あたんねえんだよなあ

GM:出たよ

GM:いや6ゾロじゃないからノーカンか…?

GM:まあ、エネミー行動終了。PCターン。

ラーヴァ:とりあえず殴っとくか。

ベアトリクス:自分は回復でいい?バフでもいいけど。

ラーヴァ:ダメージ量考えると回復貰った方位がいい気がするな。

ラーヴァ:んー、殴ってから考えさせて。魔法の方が融通効くから。

ベアトリクス:おけおけ

グラヴィア:前衛動いて量減らせるかどうかですね。

ラーヴァ:【キャッツアイ】【マッスルベアー】使用。それと〈なぎ払いⅠ〉宣言でフーグルどもに攻撃。

ラーヴァ:出目4に基準値と補正足して、14。あたらんなあ

フーグルA:機動飛行でどっちも回避15、当たらんギャ。

グラヴィア:ぐーちゃん動きますねぇ。フーグルAにむかってぬるりと、両手と追撃で3回殴りますよ。

GM:(グラヴィアPLのダイスロール)達成値18、16、18で3HIT。

グラヴィア:ダメージは12、11、12。

GM:防護点引いて、7+6+7で合計20点の適用ダメージかな。フーグルAのHP38→18です。

ベアトリクス:聖盾の方がいいかもしれない。

ラーヴァ:それでもいいねえ。

ベアトリクス:じゃそっちで。二倍拡大【セイクリッド・シールド】を前衛二人に。

ベアトリクス:行使成功、蛮族からの被物理ダメージ-3。

GM:全員動いたな?では2ラウンド目だ。


戦闘位置:2ラウンド目

ゴブ 13m フA・ラバ 6m ベア

~  フB・グラ  ~ 


GM:ゴブリンシャーマンから。3歩進んで前衛の二人に【アースハンマー】、二倍拡大だ。

GM【アースハンマー】は「抵抗:必中」の物理ダメージ魔法なので抵抗は振りません、ダメージ算出。

ラーヴァ:11点物理ダメージなら防護点9+聖盾3ではじいて、0点。

グラヴィア:14点、聖盾で引いて、11点。HP35→24なのね。

フーグルA:では動くギャ、対象は…ぐーちゃんに二回攻撃、回避目標値は14ギャ。

フーグルA:(グラヴィア、16と17で回避)アタランギャ

GM:フーグルBはぐーちゃんとラーヴァに1回ずつ攻撃。どっちも回避目標値14をどうぞ。

フーグルB:(ラーヴァ出目11、グラヴィア出目6ゾロ)あた…あたらんギャ…なんやこいつら。

ラーヴァ:ドワーフのおじさんは素早い。

ベアトリクス:戦闘と普段の出目の温度差すごい。

GM:ほんとそれな…回避のときの本気感やばいわ

GM:それはさておきPCターン。

ラーヴァ:また普通に殴るか。

ラーヴァ:〈なぎ払いⅠ〉宣言しつつ…(ダイスロール)出目3。攻撃の出目が悪いねえ。

GM:14で回避ですね。

グラヴィア:ぐーちゃんは殴るだけなのでA殴ります。多分落とせない。

GM:19、17、15か。今は機動飛行してないので3回命中ですね。

グラヴィア:一生飛んでて。ダメージは10、1クリティカルで18、それと11。

GM:5+13+6、24で残りHP18のAくん落ちましたー。

フーグルA:「ギャー…ガクッ」

ラーヴァ:「ふはは、よう当たるな!」

ベアトリクス:「えらい」

グラヴィア:「飛ばない蛮族はただの蛮族なのね」

ベアトリクス:回復。二人に【キュア・ハート】

ベアトリクス:行使成功。二人とも16点回復。ラーヴァ52/54、ぐーちゃん35の全快かな。

ラーヴァ:「よしよし、まだまだ戦える」

GM:では3ラウンド目ですね。


(2ラウンド目の裏雑談)

グラヴィアPL:〈ターゲッティング〉なくても使える【アースハンマー】、最強では?

ラーヴァPL:つよい

GM:そうわよ、しかも「抵抗:必中」だからグララン殺しわよ。弱点は防護点

GM:ちなみに1ラウンド目に使った【ウィンドカッター】も「形状:起点指定」なので〈ターゲッティング〉いらず。

グラヴィアPL:何にターゲッティングが必要か、もうわからないっすねこれ。

ラーヴァPL:起点だといらんね。

ベアトリクスPL:射撃か起点かの違い。

GM:だから【ファイアボルト】や【ペブルショット】は「形状:射撃」なので〈ターゲッティング〉が必要です。ちょっとめんどくさい。

ラーヴァPL:魔法はルルブ見ながらだからわからんこと多い、覚えてない。

ベアトリクスPL:【リープ・スラッシュ】は起点指定だからなくてもいけるだっけね。

GM:ついでに射程が合わさり最強にややこしく見える。


戦闘位置:3ラウンド目

ゴブ 10m    ラバ 6m ベア

~ フB・グラ ~ 


GM:【ウィンドカッター】を2倍拡大で、前衛二人に。精神抵抗力判定の目標値は15です。

ラーヴァ:出目10で18、成功。

グラヴィア:出目5で14、失敗。

GM:ラーヴァには抵抗半減で5点、ぐーちゃんには13点。

フーグルB:妹の仇をとるギャ、ぐーちゃんに2回攻撃+機動飛行で回避の目標値15ギャ。

グラヴィア:出目5で16、回避。

フーグルB:あたらんギャー。

GM:はい、PCのターンです。

ラーヴァ:そろそろあてないとなー。殴りますね、(ダイスロール)17で命中、ダメージは20。

GM:防護点引いて15点、Bの残りHPは23かな。

ラーヴァ:「おお、ようやくか」

グラヴィア:B狙います。16、20、19で3HIT、ダメージは…1クリティカルで15、8、10。

GM:10+3+5、合計18点。Bの残り5点です。

グラヴィア:「仕留め残ったのねー」

ベアトリクス:じゃ、3歩進んで【フォース】(ダイスロール)達成値17で抵抗突破、1クリティカルでダメージ20点。

GM:うわ無慈悲。20点食らってBも落ちました。

ベアトリクス:「じゃあねー」

ラーヴァ:「あとはさっきから鬱陶しいあいつだけか」


戦闘位置:4ラウンド目

ゴブ 10m ラバ 3m ベア

~  グラ ~ 


GM:んでは、4ラウンド目。

GM:ゴブリンシャーマンは土妖精魔法の【ペブルショット】を2倍拡大で、前衛二人に。抵抗目標値15です。

グラヴィア:達成値16で抵抗成功。

ラーヴァ:達成値11、失敗。

GM:(威力ダイス)ラーヴァに11点の魔法ダメージ。ぐーちゃんはノーダメです。

GM:終わり、PCターン。

グラヴィア:じゃ、指をパキパキ鳴らしながら歩いて近づこ。ニヤニヤしてよ

ラーヴァ:「やっちまえ、グの字!」

ゴブリン:こ、こい!俺の回避力は14もあるぞ!!

GM:って何気にフーグルアサルターと回避力同値じゃねえか。やるな後衛…

グラヴィア:どこで乱戦エリア形成します?

GM:その場で止めます。

グラヴィア:一回目出目3で失敗、他命中で2HIT。

GM:ダメージは10と9、防護点引いて5+4で9点。HP36→27。

グラヴィア:「ただで死ねるなんて思わないことなのねぇ…!」

GM:何でこんなに恨み買ってるんでしょうねぇ。不思議

グラヴィア:後ろからチクチク魔法するなんてねぇ、FPSでスナイパー武器使って嫌がらせするのと同レベルの犯罪

ラーヴァ:当てやすいスナイパー武器使いは犯罪者

グラヴィア:すまぬぅ(←使ってる人)

GM:すんません…(←同じく)

ベアトリクス:許された(←当てにくい玄人向けスナイパー武器使い)

ラーヴァ:それはさておき、前いきまーす。【マッスルベアー】【キャッツアイ】使い直して、攻撃。

ラーヴァ:出目5の達成値15で命中、ダメージは19。

GM:防護点引いて14、残りHP13点です。

ベアトリクス:自分はMP温存したいかな。

GM:ではラウンドすすめてオーケー?

ベアトリクス:うん。


戦闘位置:5ラウンド目

ゴブ・ラバ 13m ベア

   グラ  ~ 


GM:5ラウンドー、ゴブリンシャーマンはぐーちゃん&ラーヴァにウィンドカッター。抵抗目標値15です。

グラヴィア:抵抗1ゾロ失敗。

ラーヴァ:出目6、達成値14失敗。

ゴブリン:「(MP的に)最後の一発くれてやるよぉ!!」ダメージはぐーちゃんに1クリティカルして15点、ラーヴァに10点。

GM:最後の最後で結構危ないの出たな。PCターン。

グラヴィア:いきます。三連撃、命中力判定は16、6ゾロ21、15。

GM:3HIT

グラヴィア:ダメージは12、12、10。馬乗りになって顔をなんども殴ります。

GM:絵面よ。7+7+5、合計19。ゴブリンのHP-6で倒されました。

グラヴィア:なおぐーちゃんも頭とかから血流してるからいい感じの地獄絵図

GM:では戦闘終了です、お疲れ様でした。

ラーヴァ:おつ

グラヴィア:おつかれなぁす

GM:お待ちかね、剥ぎ取りの時間だよ!

ラーヴァ:「泥仕合だったな」

ベアトリクス:ぼーっとしてて見てない。「あ、終わった?」

グラヴィア:ちゃんと見て、どうぞ。

グラヴィア:剥ぎ取りは誰がやっても良さそうですねぇ。

ベアトリクス:私が戦利品出目ボーナス+2だね。

GM:うわあ、セージ5になってる。気付かなんだ

ラーヴァ:よろ

ベアトリクス:後衛から順に。…ゴブリンが150Gの宝石が1d個、フーグルたちが220Gの七色の鱗2個かな。

ベアトリクス:(1dダイス)宝石5個、よし。


GM:で、コボルド君だが。

ラーヴァ:「おうこら、よくもめんどくさい敵連れてきてくれたなこの」

グラヴィア:「さぁ次はお前の番なのねぇ…!」

ベアトリクス:「まぁまぁ、いいじゃん宝石いっぱい手に入ったし」

コボルド:「蛮族なすりつけてホントにすみません…」と土下座しながら。

コボルド:「それと助かりました、皆様は命の恩人です!ありがとうございます!!」

グラヴィア:「ぐーちゃんはふらふらだから一眠りするのね」とロバの背中に乗りますね。

GM:で、コボルドは体に荷物とかを巻きつけられていますね。それもわざと身動きしにくいように、強めにです。

ラーヴァ:「荷物持ちか?まったくはた迷惑な」

コボルド:「望んで括りつけられたんじゃないですよぉ…」

ラーヴァ:「じゃあ何してんだ、こんな山の中で」

コボルド:「ボクはテテ(コボルド/メス/18歳)と言います。人族の商人にお仕えしていたコボルドで、ご主人様の身の回りのお世話とかしてたんですけれど…」

コボルド→テテ:「ご主人様が別の町に商売に行くってなったときに、同行して隊商に参加してたんです。でも…まさか蛮族に襲われたときの捨て荷にされるなんて」

テテ:「しかも捨て荷案が護衛の人から出たんだったら仕方ないですけど、よりによってご主人様が言い出しっぺで…『君はまたとない有能な人材だ』って言ったのは噓だったんですかーっ!!」と悔しそうに吠えます。

ラーヴァ:「甘い言葉そのまま信じるなよ。荷物持ちなんて誰でもできるだろーが」

グラヴィア:ロバでもできるんやぞ。

テテ:「すみません、取り乱しました…たぶんご主人様見つけたとしても絶対拾い直してくれませんし、そんなわけで帰るところがないんです…」

テテ:「お願いします、ボクを拾ってくださいませんか?掃除洗濯から、いろんな言語の読み書きまで、なんでもできます!それに危険にも敏感なので、不寝番も任せてください!…せ、戦闘はできませんけど…」

ベアトリクス:「お、じゃあ雇っちゃおうかな」

GM:具体的には、スカウト技能5レベルに器用B+5、敏捷B+4、知力B+4の判定が可能です。

ラーヴァ:「なんだ、思ったより使えるな。捨て荷にはもったいないんじゃないか」

ベアトリクス:「まぁ、よろしくね」

テテ:「ありがとうございます!精一杯お役に立って見せます!」

グラヴィア:あ、多分服とか血だらけなので、着替えるために〈着替えセット〉1つ消費しておきます。ぐーちゃんはきれい好きなので

GM:消費型なんだ…

グラヴィア:街道の真ん中で素っ裸になって服着る、ぐーちゃんには羞恥心がないので

GM:うわぁ唐突に脱ぎだしたぁ!?

ベアトリクス:裸はまずい

ラーヴァ:適当に本人の服かぶせといて

GM:あ、ちなみにテテにくくり付けられている荷物の中身は、建材とか、重くてかさばるけど単価は安いやつばかりですね。

ラーヴァ:「荷はいらん、重いだけだ」

グラヴィア:「ならロバに積むのねぇ」

ベアトリクス:「木炭とかあったら貰ったんだけどね…」

グラヴィア:建材から木炭作って、どうぞ。

ラーヴァ:「積載量大丈夫か?それからグの字は服着ろ」

グラヴィア:「大丈夫なの、それくらいでへこたれるロバじゃないのね」ともぞもぞ服着ます。

GM:ではロバは〈重い建材〉10Gをひとつ獲得で。

テテ:「ところで、そちらのお二方は?」と護衛対象のNPCズの方を見て。

ラーヴァ:「依頼主、まあ気にすんな」

ベアトリクス:「依頼主だね」

テテ:「依頼主…ご主人様がたは冒険者だから、となるとボクにとってはもっとご主人様になりますね」

テテ:「了解しました!よろしくお願いします」ぺこー

マーシャ:「よろしくね」と手を振り。

ルイナ:「ま、捨てようと思ってたらあたしがスカウトしてたんだけどね。よろしく」

GM:ということで、はぐれコボルドのテテが なかまになった!

グラヴィア:あだ名はデコイかな

ラーヴァ:どっかーん、デコーイ

ベアトリクス:いいネタが浮かばないな…

(↑3つ:※某人気FPSゲームに登場する、デコイを飛ばすキャラクターの台詞。息ピッタリである)


ベアトリクス:あ、裏で回復とかしときますか。

GM:このイベント終わったら全快しといて構わないよ。移動で何日か経ってるので。


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