五 黙認を売る警官

-両者の前に警察官の金形が現れる。


金 型「おやおや皆さん。お疲れ様です」


-敬礼する金型。


沖 田「なんじゃぁ、金形君じゃないか」

金 形「ちょっと沖田さん。金形くんじゃなくて、金形巡査と呼んでくださいよ」

富 岡「金形君。一体どうしたの?」

金 形「巡査ですよ。いえね。パトロールをしてたら、争うような怒鳴り声が聞こえ

   るとの訴えがありまして。皆さんどうしたんですか?まさかとは思いますが、

   喧嘩はダメですよ。いくら商売敵とはいっても、暴力に訴えるのは間違ってま

   すからね」

糸 泉「金形君。みんな仲良しだよ。気にしないで」

金 形「それなら安心です。…あ!だから巡査と呼んでくださいよ」

沖 田「すまんな。金形くん。仕事を増やしてしまったようでなぁ。ほれ、これはほんの迷惑料じゃ。とっといてくれ」


-口止め料を握らせる沖田。


金 形「…いつもすいません。では、ちょっと休憩してまいりますので」


-敬礼して去る金形。


佐々斬「相変わらず、話の分かる警官で助かりますね」

本 田「まったくだな。それには同感だ」

沖 田「…待て。奴はどこじゃ!?」

ザ ン「あちゅぁぁ!!!」


-ザンの一撃により、佐々斬小次郎絶命。

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