ドラゴンとドラゴニュートと奴隷呪法

人物紹介と劇中用語 3章編

人物紹介



リリィ・シルバー


ハヤトと奴隷呪法スレイブ・マジックにて奉仕奴隷契約を行った竜人ドラゴニュートの少女。

黒に近い紺碧のロングヘアーに茶色い瞳、(ルリコには負けるが)たわわである。

普段は奉仕奴隷サーヴァントとして行動するためロングスカートのメイド服を愛用しているが戦闘時にはスカートのスリットがバックリ開き、得意の体術で敵を圧倒する。服の下には脱皮した際のドラゴンスケイルを利用したビキニアーマー風の鎧と篭手・脚甲を纏っている為彼女を傷つけるのは並大抵の攻撃では不可能。

その正体は稀人であり、ハヤト達とは別の世界から転生してきた青龍ブルードラゴンであった。

ハヤトにより奴隷呪法スレイブ・マジック限定解除リミット・レリーズされることで真の姿となって数倍の力を発揮する。

なぜか元の姿となった時に魔物を倒すと仮面レイダーのように爆発するようになる。



ヒナカ


ルリコを心配した両親が遠い大陸に旅立つ娘に付けた奉仕奴隷サーヴァントの少女。

普通の人族ではあるがアラクネのルリコやその両親に囲まれて幼い頃から彼女と共に育ったため亜人種の常識に影響されてしまっている節がある。

メイドとしては標準以上の能力があるがルリコ同様ほんわかしているためぼんやりお姉さんといった印象しかないのが玉に瑕。

実は戦ってもBランク冒険者相当の強さだったりする。



奴隷


この世界での奴隷とはまず

・犯罪奴隷 ・借金奴隷 ・生涯奴隷

の三つに大きく分けられる。

まず一つ目の犯罪奴隷は言葉のまま何かしらの犯罪に手を染めたものを指す。

先だって言うとこの世界には牢獄はあるが刑務所や収容所は無い。警察組織も無いがそれは騎士団というものがその任務にあたり、犯罪者を捕まえるのは騎士の役目となる。

従って騎士団と奴隷を扱う奴隷商は密接に関わる関係となるのだ。

二つ目の借金奴隷も同じくそのまま、借りたお金を返せずにその身を奴隷に落としてしまった者を指す。

三つ目の生涯奴隷とは前二つのものとは違い自ら、もしくは生まれた時から生活することが厳しくそれならばと奴隷身分に自らなった場合であり犯罪歴は無い者となる。


奴隷身分から開放されるには基本的に奴隷商が付けた値段分稼いで支払う事でようやく一般身分に戻ることが出来る。

犯罪奴隷はその罪の重さにより何年以上働きいくら騎士団に納めなければ奴隷から開放されることはない。借金奴隷は借金額に加えて自らの値段分必要とされるが生涯奴隷の場合は自らの値段のみと一番低リスク、しかし望んで開放されることが最も少ないとされる。

奉仕奴隷サーヴァントとは生涯奴隷となった者がある程度の期間、もしくは幼少時からメイド及び執事となる厳しい修行を重ねプロフェッショナルと呼ぶに遜色ない者たちを指す。


奴隷の値段は基本的にまず年齢で決められ働き盛りで見目麗しい時期のものが一番高いとされる。そこから男女差がつき、基本的には女性の方が高くなる傾向にある。

種族差であったり性交渉の経験の有無に値段は関係無く、戦闘経験など職種のエキスパートであるほど値段は上がる。

その付加価値によって自らを買い奴隷から開放される際に値引きされるシステムとなる。

しかし何時まで経っても売れない場合は街への奉仕奴隷となってしまい、給金も少ないため悲惨である。


そして勘違いされがちだが人攫いなどによって村や里などが襲われて希少な種族が奴隷として売られるなどというケースは無い。もしそのような事があれば攫って売り買いした者こそ犯罪奴隷となってしまう。並びに奴隷オークションという概念も無し、奴隷を扱えるのは国からライセンスを与えられた奴隷商のみである。


この世界タキオンでは奴隷を購入することは忌避される様なものではなくむしろ奴隷身分となった者を救う立場に見られ、人足の補充やお手伝いさんとして普通に一般家庭から貴族の邸宅まで幅広く浸透している。そのため法外な値段付けはされず、どんなに高くとも5~50万ゴルド程度。そして奴隷の主人は奴隷へ衣食住を提供しなければならない義務があり、主の方から害することも以ての外。非人道的な扱いをすれば最悪購入者が捉えられ奴隷落ちする羽目になる。


最後に奴隷となる者は【奴隷呪法】スレイブマジックにより奴隷紋を左手に刻まれ開放されるまで決して消えることは無い。この紋章を刻まれた者は基本的に購入者を含めた他人を害する行動を取れなくなり、反抗的な態度も人を害するという行動のため激しい頭痛によって一時的に行動不可能となる。犯罪奴隷のみ解放されても犯罪歴を示す紋様と数字が左の二の腕に刻まれたままとなり、消すにはその部分の皮膚を抉る・焼く以外の手段はない。

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